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梅しごと。 [折々に]

今年はなんだか梅がお安くない。

生協で取り寄せる南紅梅も、今年はとりあえず1㌔g頼んでお茶を濁そう・・・と考えていたら
ママ友達のHちゃん(40過ぎて「ちゃん」づけなのがママ友の世界ですか)より、切迫した内容のメール来る。

『〇ちゃん、もしよかったらでいいんだけどさ、・・・[たらーっ(汗)]ダメもとなんだけどさ、青梅、使う? よかったらもらってくれない?』

梅、遠方より来たる。亦愉しからずや♪

「取りに行く」と申し出たのだが、「もらってもらえるんだから」と、わざわざ車で届けに来てくれた。
背負った梅の袋。・・・「四キロくらいあるかも」 
P1040376.jpg


「使わなかったらもう、捨ててもいいからね。」
・・・旦那様のご実家のお義父さま、のご友人、から回りまわってきたらしい。
オホホ。
早速梅仕事ですわ。
塩(全体量の18~20パーセントを用意)  梅を洗ってへたを取り、いっこずつ丁寧に乾いたふきんで水分を拭き 全体に使う塩の半分量を梅にごろごろとまぶし、全体が湿るくらいに焼酎をふきかけ 上から塩でふたをするようにして残りの塩を入れ
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全体量の2倍の重しをして ふたをして梅酢がひたひたと上がってくるのを待つ。・・・詳しく書いても仕方が無い。やる人によって仕様が微妙に違う。
ただ、ポイントはあるのだ。

とにかく容器は清潔なものを。
熱湯消毒、天日干し、両方やっといたらハズレがない。
そして水分を徹底的に嫌ってください。梅は良く拭く。
その上で、しつこいようだが消毒の為に 30度以上の焼酎をガーゼにでも染ませて
容器全体を拭く。
この念入りにして執念深い処置もすべては

カビの発生を防ぐため。これが梅干を作るうえでの合否を分けるポイントです。
以上のことに気をつけて、重石をした後は梅酢が上がるのを待つだけ。
梅酢も様々な利用法があり、新鮮なものをゲットできるのは自分で漬ける人の特典。

その後、土用の頃に干して「梅干」にするのも、そのまま「梅漬け」にするのも個人の嗜好。
シソを入れれば塩分量は上がるがシソを利用できるという特典が付く。

梅干を自分で作ろうと考えたのは十年位前になる。
アルコール摂取の翌朝、胃に優しい梅干昆布茶を愛用していたが、
実家から調達していた梅干が切れたため、あるとき何気なく市販の梅干を使って昆布茶を作ったところ・・・

激マズ。なにやら薬品の味[がく~(落胆した顔)]

必要に迫られ、料理本とインターネットと(当時も個人のホームページ上にほそぼそとデータを載せてくれている小数のクッカーがいた)格闘しつつそれらしきものを作ったのが始まりだったと思う。

梅干はミネストローネにも使う。意外なことにトマト味と相性が良い。
夏は炒め物などに忍ばせると食が進む。
我が家の食卓には絶対に欠かせない調味料だ。

今年の梅しごとも無事に終わり・・・・

ホントウ云うとぜんぜん無事ではなかったのだ。
足りない容器をホームセンターに買いに云ったワタクシは
ハンドルを誤って石垣に車をぶつけ

この梅干はひと樽七万円、の超高級品となりました、とさ。(滂沱の泪) [バッド(下向き矢印)]


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