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母のパニック。 [介護施設]

年末から年始にかけて

母の要求を上回る貢物? 作戦を展開したのが功を奏して

(財布は痛んだが[バッド(下向き矢印)])

精神的にも大変落ち着いて
傍目にはにこやかな ばあさん・然とした 
軽費老人ホームでの 生活を満喫している(らしい)  母。

それでも 目覚めてから再び眠くなるまでの間
ただ何もなすべきことも無く 単調に過ぎていく日々の中で

当たり前のように 加速度的な 「老い」 がかぶさり
やがて 追いついてくる


夏ごろ
施設の職員に呼び止められ

「・・・認知障害の検査に連れて行ったほうがいいかもしれません。・・・こちらで
お連れしますよ」

(と 当人の割と目の前で言うのは多少配慮に欠けるかもしれないぞ)

・・・ふーーん。


夕食の時間を忘れていたり
書類の場所が 判らなくなったり

保険証を失くしたり


そんなことなのだが。


それにしても
80代もド後半
90に手が届こうかという the.老人に


「最近 物忘れがひどいみたいで・・・認知症の疑い があるので・・・」

って どうよ。



まぁ90代がかくしゃくと活躍する時代ではありますが

それにしても 人はおいそれと 安寧に歳は取れないな

(ワタシみたいな不肖の娘にも邪険にされってか)





さておき

そんな近頃の様子の母から 夕方連絡があった。

近所の人が 頼まれた生活品を持って訪ねてきてくれたこと。
それから

自宅のポストに入っていたあれこれチラシの類を
ついでに持ってきてくれたらしいが

それを見て やれ水道代の明細だ 広報だ 町役場の通知だ etc...

(※ 実際には郵送物はワタシ宛に転送されているので 公共料金や
税金などの小難しい書類が入っているはずも無い )



・・・・
なにがなんだか判らなくなり
パニックを起こしたらしい
そうなると アレだ。決まりの台詞、

「アンタ、ちょっと  こっちに来られない?」

・・・ちょっとこの 真冬に越えられる峠ではないっっっっっ  (断言)



ワタシだってもうこの年齢で真冬にスタックしながら 峠道を攻める(何語)
元気のある時代はとうに過ぎちゃってるんだい



・・・てなことを 上手いことオブラートに包んで伝えればいいものを



母親と話すとなると とにかく早く云いたいことをいってしまわないと
相手がいいようにまくし立てて挙句

受話器をたたきつけられるという屈辱を 味わうハメになる、という
過去のトラウマの数々がやりきれなく噴出し
ワタシにも強い強迫観念が芽生え



早い話、どういうわけかコチラもハナから喧嘩腰、になる。

そういうわけで
・・・今回は 泣きの涙で ・・・ 結局

またしても叩きつけられるのだが。 
(かわいそうな施設の部屋付きの受話器)

・・・単に 届いた書類をこっちに送って~ [るんるん] を
極めて牧歌的に云ったつもりだったが
「そんな言い方しなくたってっっっっっっ」 と 


ハイテイーンかおまえは、みたいな顛末となるのだった



・・・どんな言い方なら納得するのかね


施設の担当に頼んで封筒をもらうくらい

「・・・そんなめんどくさいことをアタシがすんのかいっっ[むかっ(怒り)]

・・・アナタ 別に忙しいこと無いじゃないの
ばさっ と渡して

「娘に送りたいんだけど。」 で 済むんじゃないの



・・・おそらく、できないことが増えていることを周囲に悟られるのを
嫌がっているのだ、と思う。

「アタシは、この施設じゃかなりマシなほう」 という

プライドは健在だから
現実と折り合いがつけずらくなると

パニックを起こすらしい。

マシなほう、がしろしめす もろもろのことを想像すると

嘘寒いけどな



世の中、なかなか誰かれより マシな人も コトだって
・・・見たこと無いけどな

アタシが まだ生き足りないからなのかもしんないけどな



受話器を握ったまま会話が途切れたのを見た息子が


「母ちゃん、バトルはいきなり終わったね」。 v( ̄∇ ̄)ニヤッ


バトルか。わはははは。

自分じゃない 娘と母親のやり取りを見たら
いかにもありげな 日常風景だと思って見れるだろう

こと身内となると   ・・・なんなのだろうこの
不健全な 甘さと 猥雑さ

歪みと許容
それから 嫌悪


虫歯になると判っていて
皆 『ミルキー』 を 貪るように舐める 
間違い方もちぐはぐな時代だったんだなって思う



「それは 実の親子だからよぅw」 って




笑って


自分も他所の誰かに 言ってしまいそうで怖くなる。



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ryang

あー。 おつかれさまです(>人<;

私もつい先日半年振りに電話した母とケンカになりました。
なにも覚えていないんですよねぇ私のこと。小さい頃から
そうですが、大人になっても全然。大事なことはメールに
していますが「そんなメール着た? あーあった。ちゃんと言ってよ。」
言ったよ。で、忘れるだろうからってメールした。と言っても
「えー?あんたいつもママに伝わらないのよ。だいたいママ、
あんたのことなんか覚えてないわよ。」...なんですかね、
グサッとくるんですよね、その無関心に。
何言っても許されるとカンチガイしているあたり...

「親子なんだもん」とまさに母も思っているんだろうな。
でも、親子だからこそ、血は水よりも濃く、感情が絡みます。
で、肝心の用件はどこへやら...

アルコールの多飲で萎縮した母の脳にアルツハイマーが
加わる日は相当近く、お先真っ暗なツケモノです。どんより。
by ryang (2014-02-12 00:59) 

cassis

●ryang さま ありがとーです(ノД`)。

情けないことに、相手はおそらく電話を切った途端
忘れているということです。昔からそうでした。
今更ボケてもボケなくても変らないんですね(^^;

一方こちらは 最低でも一週間は引きずるんです。
コレも昔からで、目に見えないハズの世間の目に
「非常識な娘」としてズームされている自分
・・・勝手に胃を痛めます。誰も見ちゃいない、と
言い聞かせるんですが・・・これは一人娘あるある、ですかね。

ワタシの従姉妹は 「姉ばかりが可愛がられ」 る環境に育ち
色々と問題を心理的に抱えているようです。
(なんなんでしょうウチの一族)
次女の辛さを吐き出されたときは 恐ろしさに胸が震えました。
姉妹で凄まじい差別があるようです。
「火の山」と「針のムシロ」だと 嗤うオンナ2人の
凄まじさ。

けっこー ステレオタイプの母親像であるはずなのに
対策の無さに 泣けますね。
アルコール萎縮かぁ。・・・ワタシは自分がそうなりそうでオソロシイです。
「認知がないからイイわよね」と云われますが
この上がまだあるのかい、とメンタルが悲鳴を上げる。

ツケモノさーん、それでも
あんな時代もあったねー♪ といつか笑える日が来るまで
すっくと 立っているアナタであってくださいねっ
笑って長生きした方の勝ちです。

(あ、cassisの屍は踏み越えてってください・・・)


by cassis (2014-02-12 08:50) 

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