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帰省・金融機関へ。 [介護施設]


息子を連れて実家へ帰省。
春休みだからか知らないけれど道路は混んでいた。
混んでいる上に平日だから
びゅんびゅん飛ばすトラックが多い
ソコを縫って更に飛ばす乗用車が多い。

もう10年若い頃は
こちらも上気してトラックや乗用車について行ったと思うと
今更ながらに冷や汗が出る

こちとらもう自分以外の命の責任を抱えてしまっている身だから
生きていて何もかもが怖く 臆病になっている
特に運転中はイヤだ
リアルに想像を思い巡らして冷や汗が出る
コレが嵩じて人はパニックを起こすのだな
いやいや
運転中はとりあえず一切の
不穏な考えはシャットアウトするに限ります。

過日 金融機関に問い合わせアレコレをして
結局現状では 母親名義の通帳については
家族カードはおろか 本人のカード1枚も作れないことが判明
理由あって住所を移さないで居ること
そして郵便物一切の届け先が ワタシの現住所となっていること
これらの理由により作成は不可能とのことです。

調べてみればけっこう事例の多い案件であった
ふーん、ならしょうがない
成年後見人になる、という手もあるにはあるが
山のように高いハードルをいちいちクリアしていかないとならない

ワタシは当初 某金融機関に伺う理由を
「母親の通帳の中身を本人に把握させて欲しい(娘のワタシでは確認できないから)」
そのために
母親を連れて行く、と告げたところ

「お母さんを連れてきていただく必要はありませんよ。中身であれば定期の通帳の後ろにも記載されていますし娘さん1人でも」と
わざわざ切った後折り返し電話をかけてきてそう云った
「大変ですから、お母様も」
「なんなら娘さん(ワシ)も 帰省なぞせずともお近くの当社機関で・・・」

それでも 強引に 「とにかく行きます」 と云ったのには理由がある。




本人の手を引いて(昨年来二度目となる母の手をずっと握って
案の定鳥肌立ち放題。
(こればっかりは仕方が無い)

金融機関の担当がぴかぴかの窓口で笑顔で待っていてくれたが、
母親の姿を見た途端 顔色が変った。

さて、その後母親に現在の預け額と定期への落とし額などについて
予定通り本人に直接丁寧に説明していただいた。

担当が母親に都度確認していたらしいが
適当に生返事しているうちに通常預金が全て定期扱いとなっていた
母親はその金額すら把握していなかったという始末


(丁寧に説明された直後、
「けっきょくなんだかさっぱりアタシゃわかんないよっ」 と一括されていた不幸なご担当)

それでワタシは

「結局、カードは作れないんだってさ。
何かあってもおばあちゃんが自分で手続きに来なくちゃ引き出せないんだよーー」
と母に向って大きな声で云うと (耳が遠い)

「いえ、只今定期預金として扱わせていただいていますので
実際には普通口座はゼロ円となっております」 とご担当。

で、このマイナスはどういう扱いですか_?

今もって確認したというのはお笑い種だが
実際最近になって通帳を見て
額面にマイナス●00,000 と記載されているのに気がついた


これは・・・前回お父様のお亡くなりになった折に
当機関から「貸し付けた」という扱いとなっております。

・・・・・・それさぁ・・・・・

早く云ってよーーーーーーーーーー  [むかっ(怒り)] (※松重豊 風に)

あの時母親の預金から融通してくれたわけではなく
当局の温情で貸し付けてもらっていたのか 
気がつかなかったな~

云われたとおりにあれこれ記入していたのはコレだったかと
今更ながら自身の愚かさをも反省 (ちくそっ)

とにかく只でさえ色々とモノ要り状況なのに
この上借金まで抱えてたまるかと
母親の定期の一部を解約し
相殺する旨 要求

最初は 「そんなことできません。」 と。
「お客様の不利になることを(この場合はウチの母親)するのは本意ではございません」 と
きた

隣では
「そんなめんどくさい貯金なら全部引き下ろしちまえ」 と
のたまう 母親。 …うほほー[あせあせ(飛び散る汗)]

顔色が変るご担当。
・・・そんなに青くなるほどの金額ではないとは思うが
なにせ数少ない限界集落を任されているご担当だ
この刹那胸中何を思ったかは容易に知れて 
ちょっぴり可哀相でもあり愉快でもあり

そうして母親を間に挟んですったもんだ 
あれこれ
説得に次ぐ泣き落とし&拝み倒し

で、倒されに倒された末
母親の定期を一部引き出し そこから貸付金を支払い
残りでワタシ名義の定期預金通帳を一通作った

もちろん母親本人がそこに居たからこそ
本人の通帳から動かすことが可能だったわけで
父親の時には本人がそこにこれなかったから不都合が生じていたのだ

こ、こんなこともあろうかと・・・・・・(汗)(瀕死)

アチラさんにしては してやられたりなんだろうが
コチラとしては 至極当然の要求をしたまでなんだっっっっっ


もっともその金額たるや  
せいぜい入院して1ヵ月程度の対価費用です 
ビビたるものだがないよりゃーマ、シという
これでもお互い最大譲歩だったのだから 笑ってしまうな

手の内を全部晒して 「困ってるんです」 と頭を下げて
せいぜいこの程度かとも思うが
ま、今現在困っているわけではない以上 仕方が無いか

少なくとも父親の時は あちらから 「貸し付けていただいた」 身の上なんだからね


イザという日のワタシの 小さなお守りになってくれるのは間違いない
なにしろ自分名義なのだから
(もう二十年もすれば自然発生的にアテにはならないシロモノとなるのだろうが)


父親の入院の頃から あらゆる機会に遭遇してつくづく感じたこと
・・・イザとなったら便れるのは現金[ぴかぴか(新しい)]なのだ


まったく こんな形で 「オレ詐欺」 に憤懣を表明するのもつまらない話だが
ああいう詐欺が横行しだしてから
必要なお金も回りづらくなっている
一人娘としては まったくもって迷惑だ。


母親が入院して1ヵ月程度はもつかなぁという金額だった。
そんなもんだな。
どうせカードなんか作ったって 1度に引き出せる金額なんてタカが知れていることを思えば
これでも トントンだと思うこととした。
そもそもカードだって本人名義なのだから本人以外が使うのはルールには反している
(それでも多くの金融機関が事情を話す前は「カードの作成をおススメします」と云っていた)

父親が病院で動けない状態となったとき そしてあっけなくサヨナラしてしまったとき
母親が健在で家にいたために 

それでもすったもんだはあったが

母親の預金からいくばくか都合することはできた(※今回の金融機関以外)

だから母親は「いざとなったらカードなんか無くてもアタシがいれば大丈夫」
と大放言だ
でも、その自分に「イザ」 が来た場合のことについて

「そんな演技でもないことを考えさせないどくれっ」 と云う。

論旨がずれるのは致し方ないが
そのイザが起こったとき カードも通帳も文字通り
単なる物理法則に従って存在するモノでしかなくなるのです

今にして 数え切れないくらいある後悔の1つ
ワタシは父親の亡くなった時 残された通帳名義一切を母親に変更したが

最低限のものは押さえておいたほうが良かった
(これからの人にワタシの切なるアドバイス)

特に 残された親の番になったときの 面倒一切
取り仕切る責任を追う人は ぶっちゃけ
「ころっ」 [バッド(下向き矢印)]と 往生する場合を除いて
一番費用がかかるのは毎月の病院のベッド代だと思う。
そして万が一が起こった際の葬儀までの費用
年齢の高い親の場合 万が一などと甘い確立ではなく
かなりの高率で 発生しますから

生前贈与も検討の中に入っていたんだけれども
今回は金融機関が母親に泣きついて (…ちっ)
無しになった

コトが起これば こちらが泣く羽目になるというのはお構い無しか[むかっ(怒り)]

金融機関が個人の預け金を守る最大限の使命があるというのは判るが
どうにか事情を含んで欲しい・・・・と云うのが無理ならば
その事情を判定できる何かが欲しいと思う

帰省の保険制度やカードその他世の中のシステムの便宜に
一切関わってこなかったお年寄りは
まだまだゴマンといるに違いないのだ。

当初の目的 私たちの現状が少しでもラクになる、というのは
お預けを食らった格好となった

母親は 私に要求した品物について
代金を支払うということに 今や全く意識は及んでいない
及べなくなっているのだ
およそ数字面に関する限り 明らかな知覚の欠損が生じ、進行している
前回 ワタシが資金の要求もせずに父親の一周忌法要を済ませたことについて
何らの疑問も抱かない
本人は近頃筆算ができなくなったので
電卓を買って寄こせと 云っているが

今回は 孫に昼食をおごる、という気持の良い名目を用意して
ワタシの昼食代もチャラにしてもらいました

ラーメン美味かった。
店中にあった猫柳の木を認めて 「あれ、欲しい」とのたまったので
おかみさんに交渉したところ気持ちよく下さった。

それを施設に帰って 「自分が要求したからくれた」 とスタッフに誇り
孫が携えていた数枝を全部 スタッフに「あげて頂戴。」 と云う母。
喜ぶスタッフと 「どや顔」 の母。

部屋に帰って、
「残りの枝はどこへやった?」 と孫に尋ねる。
・・・さっき スタッフにあげたじゃん。・・・・・・[たらーっ(汗)]

忘れている。  

大勢の人に囲まれると興奮するらしく
興奮して放言した挙げ句 忘れている

こうやって欠けていくのだな。

適当な花瓶が無いというので 今から車で花瓶を買いに連れて行けと云われたが
「帰りの時間だから」 と断ったらあからさまに不機嫌になった

ばびゅっ[ダッシュ(走り出すさま)] と退散。

怒らせたところで数日も立てば忘れてしまうだろうと
半年前はそうだったが

近頃はそれが数分後になったということだ。

母親と施設と環境
色々変化はあるが

それはまた別の機会に
自分への忘備録として綴る

アップされるかどうかは 神のみぞ知る v( ̄∇ ̄)v



DCIM0242.JPG

ハクモクレン近影。奇術師の手袋。



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コメント 2

ryang

金融機関の融通の利かなさにもほとほと
ため息が出ますね~。向こうは向こうで詐欺とか
家族間での不正な引き出しとか、いろいろ思うところが
あってのこととは思いますが、
どうにもこうにも、「イザ」となったときの場面を考えると
やはりタンス預金よね~。となってしまうようでは
困りますよねえ。
by ryang (2014-03-31 01:42) 

cassis

●ryang さま ありがとうございます^-^。

つくづく困ります。以前も困りましたけど
解決策がそこにあるというのに
少しは何とかしてくれたって…
いや、我々だってこうですから 年齢が往ったら
ワタシでなくともタンス貯金に走ります。

欧米の如く自分のお金は自分で守る
かくなる上は狩猟許可証とライフル所持か
(それなら金融機関をナニしたほうが早いという不穏なオチ)

by cassis (2014-03-31 16:38) 

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