検索キーワードのこと。

めったに開かないブログの「アクセス解析」の
これまた1年に一回も見ないだろう検索キーワードを確認してみたりする

すると

「オプツーサ」や「多肉植物」だのの単体キーワードが並んでいたりして
なるほどなぁと
まだ見ぬ
そして今後も決してお近づきになることは無いだろう
ネットの向こうの同好の士に思いを馳せたりする

もちろん記事にはいっさいキーワード指定は行っていないので
エンジンの方で勝手に引っ張ってくるのだろうと思う
だからか　もっぱら紋切り型の一文や単語が並ぶわけだが

昨日
その中で1つ　異彩を放って長いテールのキーワードがあった

鵮「遠距離介護　思いつめて辛い」　

というものだった


あくまで個人の事情で検索したヒトがいたと仮定して、だが
(…あぁ、自分のこういうとこ　ホントイヤ。)　　　　　　　　　　　


この検索ワードを打ち込んでいるヒトを　想像して
切なくなった　


実際ワタシは幾度も思いつめた
反吐が出そうにリアルに
「辛い」　という感情に押しつぶされそうになったから

ずっと　気になっている。
解決にならないブログで御免。


息ができなくなるくらい思いつめたなら
本能に従って
とにかく「浮上」することにのみ邁進して欲しい

一旦何処かで息をすれば
またわずかな時間は　潜れるから


うーん　違うか


思いつめるくらいならいっそ　自分を笑いましょう
『遠距離介護あるある』　でネタにしてしまいましょう
全ての厄介が　ブログネタに思えてきたら占めたもの


駄目か・・・・・。
説得力の無いブログで御免。

ワタシがこれまで周囲に云われた中で
「コレは結構ヒドい部類に入るだろう」　と思った台詞ランキング
堂々の1位

『親の面倒もロクに見れない娘は　あの世に行っても地獄に落ちる』

(わー、アナクロい)

……

アンタは「あの世」を　見たんかい　


生き物の摂理として　子供がギリギリ単独で生活していける、と云う時期がくれば
どんな野生動物も
子供を自分のテリトリーからは少なくとも追い出す

「子供が親の面倒を見るのは当たり前」　

なんてのが金科玉条でまかり通るのは
サル目ヒト科ヒト属　アフリカ類人猿の末裔　たる我々だけじゃないのか

親の面倒を見ることで
もしも子供が不幸になってしまうとしたら
それこそが間違っていると　強く思う

(それを肝心の親に面と向って云えないから
色々と姑息な手段を嵩じて挙句
自己嫌悪に陥っている哀れな自分)



ああ・・・
ワタシは　息子が自分のくびきを離れたその時
自分のカタをつけられる自分でありたいな


それとも
哀しく追いすがるのだろうか
その時分には自己愛の権化と成り果てて


｢オマエにはワタシをいたわり慈しむ義務がある」　とのたまう
モンスターに変貌するのだろうか



色々物思いいたす　春。

コメント 2

難しい問題です。
核家族がほとんどとなった現代、親とは遠く離れて
暮らす子供たちが多くなります。必然的に遠距離になりますね。
本当に、どうなってしまうのかなぁと思います。
近く自分の身にも起こることは必至で他人事ではなく、
暗澹たる気持ちになります。
by ryang (2014-04-27 20:17) 

● ryang　さま　お疲れ様です。

怖れずに云ってしまえば　『捨てる勇気』、なんでしょうか。
但し、コレが僅かのウチに当たり前に成り
多数派になった遠距離介護者達のコミュティーが
世間にどのような立ち居地を占めているのか
また自らの意に反して己を失う高齢者の
自立、をこの国がどう支援していくのか
せめて結末を見てから是非を判断したいのです。



by cassis (2014-04-27 22:08)