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遠距離介護・嫁心得編。 [介護・番外編]

遠距離介護を闘う嫁の皆さんへ :

今回は特に嫁・もしくはソレに準ずる立場の方限定でお送りいたします。
含毒 120パーセント
よって毒吐きがキライな方はスルーで。



夫婦だから、とか
私たち、パートナーだからとか
あまつさえ
ソウルメイトだとかどっちかがぬかす程度の 
生活の足並みを共にするパートナーの居る皆さーーん



一心同体だから

ワタシの哀しみはアナタの哀しみ
ワタシの試練はアナタの試練 
そんな風に考えていたアナタ


目を覚ましましょう。

こと
介護の必要な親の存在の有りに至っては。



問題はごくシンプルにして モノトーン
しかもダークサイドですよ


どんなに頼りになる連れ合いでしょうとも
どんなにアナタに尽くしてくれるベター・ハーフであろうとも


こと介護に関しては  アナタのダーリンは


これっぽっちも頼りになるパートナーには 


断言しますが

成り得ません。


ココ大事。



裏を返せば
どんなにアナタのパートナーがこの問題について困っても
アナタは所詮 他人です。


力になってあげられません。


だって

もしもアナタが 遠距離介護の出口の見えない無間地獄に
(もっとも自宅でガチに介護に携わるヒトと比較したら入り口程度なものかもしれませんわ)
(比較するだけ無意味です)

堕ちているのだとしたら


実の親にですら呪詛にまみれた思念を送り続ける日々だのに


ましてや
元もと他人の親なんて  どう転んだところで
他人の親・以上のものにはなり得ないんだから



もっとも 介護の見返り(お金)をもらえるのなら 別だけれどね


そんなわけで
こと介護に関していえば
パートナーと二人三脚、とか はなから考えない方がイイですよ


どんなにマメな自慢の亭主であろうと
せいぜい 白タクの運転手です
アナタの文字通り 足くらいにはなってくれるだろうけれど
痒いところに届く手には なり得ませんから


こんなハズではなかったのに、などと思ってはいけません
コチラの云うとおりに動いてくれる(但し司令塔にはならない) 旦那なら
ラッキーです 御の字です

もしも

極最低限の頭を使わなくても済むような子供の使いですら
嫌がる旦那であれば
それはそれで結構 というか そのようなのが大部分


ハイ、 でもそこで恨んだりしたらダメですよ。


自分が相手に期待できないのと同じだけ
相手にその目が出たとき

キッチリ
自分も役に  立たなきゃイイ だけよ。


[やや欠け月][半月][三日月]



介護なんて所詮
時期は違えど 全員に何かの役どころがやってくる
どんなに兄弟姉妹がいたって


人数が多い分だけ
きっちり 役回りが分担されて廻って来るから


誰もが
予防接種の列から逃げることが出来ないのと 似ている気がする。


結局自分の立場を哀れんだり 他人と比較して 悲しんだり
恨んだりするのも アホくさいですから


アナタの思ったとおりにやりましょう。
世間を畏れるだけ無駄です。



たとえアナタの身内であろうと
直接携わらないヒトであれば
口は出しても手は出さない外野に過ぎません。


自分以外は頼れない


けれどもそれは何もかもを自分でやるということとは違います。(ココも大事)


親の介護に関する 「べき論」 は1度
全部きれいにとっぱらったところに

答えがある

そんな風に近頃思える cassisです。




もうね

いい嫁・いい娘とか

「常識的に考えて」、とか

そんなの事件が起こっている現場では通用しないわ


夫婦で助け合うとか 家族で支えあうとか そうじゃなくて
ソレを願うならもう 如何に相手を巻き込むか・ですよ。

それを酷だと思うのなら はなから期待なぞせず
むしろ家族を守ることを一義に考えるしかない
そして

とっとと とり得る最上の手段について 手を講じる

しつこいかもしれないけど
世間体の美しい方法ではなく 自分にとってラクな施策を考え 実行する

ホント、しつこいかもしれないけど 
世間の目と切り離すことで 見えて来るモノがあるハズです。



さて この際の 「世間の目」 には
当然ながら 親・兄弟・時には自分の夫やパートナーも含まれます。


さらには 福祉関連の方や 医者やケアマネ も ソコに含まれる場合があります。
最終的に 責任がアナタに覆いかぶさってくる以上は
方針を決めるリーダーは アナタであるべき。


ワタシは そう思う。


アナタがなるべく遠く離れた実家へ幾度も通う必要が無いような方法をメインに考えて
マメな嫁ほど娘ほど周囲は褒めるけど


褒めてくれるだけで なーんにもしてくれないよ。
「こなきじじい」 みたいに 背負った荷物が重くなるだけだよ。



がんばれ 遠くに嫁いだ嫁。 
国の施策や福祉の充実を待っていたら 人生の日が暮れてしまう。




かつてはアナタが幸せになれと (そして今でもきっと) 願って育てた親のために
あなたが不幸になるのは 親にとってもきっときっと 本意ではないよ。 


育ててもらった恩、というなら それはアナタの子供に夫に返せばいいのだと
ワタシは思う。 だから

だから



『親を施設に捨ててきた』 とか云うのは やめようね。




※ある日の検索ワード 『親を施設に捨ててきた』 『夫が介護に協力しない』 に密かにインスパイアされて書いた記事内容です。…切ないなぁ
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ryang

せつない...。

こういうの、考えるのと考えないのとでは
全然違います。当事者として一生懸命考えて
悩んで、大人になってもまだまだ伸びていく人もいれば
当事者なことにも気づかないまま
成り行きで向き合ってる風になってる人もいて
または同じ立場の家族でも、全く関与しない、
もはや部外者で考えるなんて思いつきもしない人も。
意思決定をしていくのに、他人に責任を
転嫁して楽にはなれないんですよね。
特に、老人の問題は一筋縄ではいかなくて
家族への負担が大きくなりすぎます。
ハタで見ているだけでもツライです。
自分で決めたことが「その時の」ベストな判断か、
転嫁することなく、あれで良かったのだ、と思えるだけの
家族であって欲しい。と思います。
フレーフレー、介護。なのです。

by ryang (2014-08-15 11:42) 

cassis

●ryang さま ありがとうございます^-^。

ツケモノさんの現場は緊急性の高い患者さんを
扱うところだったかと (記憶違いだったらスマソ)
それでも時折はワタシや他の皆さんのように親の介護に戸惑う人々を見る機会も沢山あると想像します。
今にも枯れそうな命を前にぐだぐだ、ビクビク、おどおどしている
そんな家族を目にする機会も多いと思われます。
(ワタシみたいな)
イライラするかもしれませんが
それでもどうか お見捨てなきよう
家族の心に寄り添っていたたければ幸いです。
立場が変ればワタシなどは イライラし 「ヒトの命をなんだと思ってるんだ」 とか
自分の都合しか考えない家族、に怒りを露にするかもしれないのですが…
ひたすらに 親と自分の環境の激変に萎縮してしまうのが
家族なのかもしれません。ナサケなくて不甲斐なく。
それでも
どうかどうか、お見捨てなきよう。
ワタシたちには「正しさ」の 中心にすっくと立つ看護師さんが
とても 眩しく 求めて止まない「希望」 なのだと思います。
応援一声・百万馬力 !


by cassis (2014-08-15 23:46) 

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