お祭り。

地域のお祭りが年内最大のイベント、というのん気な地域に住んでおります。

か細い自治の糸、をかろうじてつないで面目を保つコミュニティー
…って　何処も同じようなものね。



地域にあって余所者ばかりで構成されているこの界隈は
バブル期に　某造成スキー場成金が買い取って切り開いたが
泡のはじけたあとは　とっととトンズラした。
色々な建物が入る予定であった　敷地のたたきであるレンガを残して。


後に残った　土地と住宅とそして移住者。


当時はきっと　お金一杯　夢一杯　だったのでしょうね。
(その当時ならワタシらみたいなそれこそ新興貧乏家族なんて付け入る隙もないです)



色々　思うところはあれ
「祭り」　よ。

なにせ新参なので　今年はひたすら　「やれ」、と云われた役に徹しました。



上腕二等筋が断裂しそうなイキオイでひたすら
焼きそばを焼き倒しました～♪　祭りだ祭りだ～～ぃ　♪

(テントの外は　土砂降りの雨)　(雨天決行ですじゃ。)


さぞかし　つまらない時間を過ごしたとお思いでしょうが


テリトリーが狭まれば狭まるほど　燃える女の「ソコぢから」　とでも申しましょうか

「ソコぢから」。
(二度云うな)



全体の中の自分を一旦俯瞰(ふかん)で見たら、それ以上の視点を広げないことが
幸福への第１歩ですわ。ｵﾎﾎ


焼いた焼いたり。
「焼き方」　８人でローテーションを組みつつ

1,400食。 たっせいか～～ん!!!
(るねっさ～～んす!!! )



自分史上　生まれて初めて　立ちっぱなしで足がむくんだという
そう、動かないとむくむんですね。オドロイタ。


おまけに腰痛。そう、焼きそばを鉄板で焼いているうちに
腰と背中までが鉄板になった、というオチですか
やっぱり動かさないと　固まるんですね

普段は顔を見たことも無い　何処かのおとーさんおかーさんと　
あたかもランナーズ・ハイの如き時間を過ごす
鉄板に焼かれた顔と腕が熱い　


この熱狂って　ナンでしょうねって


ハッ　いかんいかん、　祭りに持っていかれてる……

って　もう　ラストの打ち上げ花火の頃には
程よく深海にある生物の如くひしゃげた身体で

「蛍の光」　でも歌いたくなっちゃってた心境　(爆)


屋台の内側から眺める　祭り客　は　金魚の群れのように
ひらひら　ひらひらしてて　綺麗なものでした。
ちょうちんのカンテラの灯りで見る　着物の柄とか

水風船　の浮かんでる様子とか
さまざまなフラッシュバック　不思議なことに

屋台の内側に入って初めて　ちっさい当時の
「お祭り」　の記憶が甦ってきました。

でこぼこ　淡水パールを長くつなげて
今で云う３連ネックレス
合間に挟まる　仄暗い血の色みたいなガラスビーズ

あれが二束三文で　少女たちのために売られていた時代の
テキヤさんは　優しかったなぁ
実はいたいけな少女達が覗いていると　思っていた屋台から
覗かれていたのが少女達だったりしたのかもなぁ
生きた金魚が値踏みされるみたいに

真っ赤なカンテラの走馬灯が廻りはじめる

祭りか。
ヤバいな　コレ　(笑)


だから　みんな続けてるのかもなぁ
案外　至極個人的な思いの集積がモンスター化

それが


「自治」　なんかもしんない


(いや、これは　お祭りだけどねぇ)

※写真は本文とは無関係です。

翌々…日の筋肉痛を　嗤（わら）え。

コメント 2

ご無沙汰してました（＠＠；））
「ケ」の日々から一瞬抜け出す
「ハレ」の時間・・・それが祭りですね☆
獏も実家界隈の祭りを手伝って筋肉痛に
なった過去を思い出しました（＠ｗ＠；））

by 獏 (2014-08-19 07:12) 

●　獏　さま　ありがとうございます^-^。

|´・ω･｀)ﾉ~ｵｶｴﾘﾅｻｲ♪
ご無沙汰、結構な話しですよ。
田舎に帰ったらアナログ生活が良いです。
休めましたか?
アチラは雨が多くて大変だったのでは。

筋肉痛、年々出るのが遅くなります…ｾﾂﾅｲ(´；ω；`)

by cassis (2014-08-19 08:53)