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そこに戻る。 [アクアな話]

今更ですが
我が家の水槽及び淡水魚たちの話。


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そもそも 息子が夏の催しの際に頂いてきた金魚に端を発する。

よくあるパターンで
とりあえず水槽っぽいものを用意し、息子と旦那とでそこに成体をぶち込んで

2・3日でダメにして 「アレレ?」 …というストーリーである。
そこから

淡水魚及び熱帯魚にハマる、というパターンが1つ、である。



我が家も見事にそのパターンを踏襲し、旦那がハマッた。
そして
知る人ぞ知るマニアな県であるわが地元には
水草ならココ、水槽ならココ、という知る人ぞ知るお店と主(ぬし)みたいな店主が鎮座している
ショップが結構ある。

その1つに、アクアリウムで有名なお店があり
(しつこいが知る人ぞ知る、だ)




旦那はエビと水草を求めて(アクアリウムの導入部です) その店を訪うことを強く希望し
ワタシと未だ幼い息子がそれに従う。
いっとくが当時ワタシは 水槽なんぞ「金だけ食らうゼイタク品」だと思っていた。
金魚なんてどんぶり鉢に水くれとけばいいんだし
水草なんぞいらん、なんそアクアリウムか
とむしろ敵対していたクチ。

ショップでは旦那は流木を愛でエビを愛で、大きな水槽に時折ぬぉっ とひるがえる熱帯産淡水魚を愛で

ワタシはと云えば 暗い店内のどこかしこと置かれた得体の知れない木だの草だのに正直
辟易としながら
一刻も早くこの暗くて枯葉臭い(水槽の水の匂いですね) 狭い店内から出たい思いで一杯だった。
水草だかなんだか知らんがコケとも区別のつきがたい何かを購入して嬉々とする旦那。

マニアっぽい。だが さっぱり共感できん。


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あれから何年経ったのだろう。
案の定というかすべからく



旦那はアクアリウムに厭きた。
というよりも 備品1つそろえるにもワタシの顔色を伺わなくてはならないことと、
伺ったところで色の良い返事がもらえないことに疲れてしまったのだろうと思う。



残された水槽2つは、ただ水替えの世話のみのサイクルとなり、
それは専ら、家に居るワタシの仕事となった。
大雑把にざばざば水替えをする素人だから、
半年の間にいくつの成体が★ になったことだろうか……


きっかけなんてもはや忘れてしまったが
ある日突然ワタシの中にスイッチが入った、としか言いようが無い。

魚を育てること、自体に いつの間にワタシがハマッたのだった。



馴れてくれば金魚はかしこく グッピーは1匹1匹が個性的で
しかもエビは生きることにとても健気である。
いつの間に

天眼鏡(ルーペ)片手に(※目が悪いので)
水槽を飽くことなく二時間でも三時間でも眺めていられることに 我ながら呆れる。

初めて水槽が我が家に入った日から5年

あちこち調べながら自己流で「ああでもない、こうでもない」と水槽をいじくり
水替えに精を出す(そして腰を痛めている)日々である。


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先日、息子の同級生の母親の家に御邪魔した。
ウチと同じパターンで お祭り金魚を飼育しているのは知っていたが
近頃グッピーを飼い始めた、と聞きつけたので 見せてもらいに行ったのだ。


見慣れたリビングに入るや驚く。
そこには アクアリストなら1度は憧れるだろうお洒落なリビング用台付き90cm水槽に
敷き詰められ 水槽に半ばの量の澄んだ水とソイル、そしてショートヘアグラスやグロッソスティグマが
一面に敷き詰められて立派なお洒落なアクアリウムがそこに鎮座ましましてあったのだ。


「…今年の夏、金魚が亡くなってから急にハマッちゃって」


そして彼女は夏から とあるショップに通い詰め 店主と親しくなり
アクアリウムの手法についてさまざま伝授願っているのだそう


わずか半年にしてこの成果は凄い、と目を見張っていたら
彼女はワタシが水槽を持っていることを知り
(多分初めて知ったのだろう)
とても喜んでくれ

「今度、ショップに一緒に行こう」 と云う



そのショップが……

(既にお判りの向きもあろうと思われますが)



先述の ウチの旦那が流木を購入した例の
「知る人ぞ知る」 ショップ、

なんですね。わはははは。


「そのうち」 とか云っていたら
時を経ずして
先日彼女から

「今度連れて行く、って云ったらお店のオヤジさんが喜んでたよーーー」

それで来週、予定を組みましたんで 行って来ます。


5年の歳月を経て、全く別のスタンスであそこに行くんだなぁ…


感慨深い この頃なのです。


ご静聴 有り難うございました。



P1080856-1.jpg

ワタシなんかほとんど人工水草、なんだけどね。




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コメント 7

獏

アクアリウム^^)♬
マダムの素敵なご趣味じゃないですか☆
獏も 過去何度かハマりまして・・・
しかし少し前に単身生活の間に
最後のプレコが逝ってしまってから
彼に義理立てして水槽未亡人を
貫いております(涙)

by 獏 (2014-12-05 07:05) 

Chobi.H.YAOITA

憧れはあるんですよね
いえ、アクアリウムとかそんなリッチなのじゃなくて
質素に屋外で
睡蓮の鉢、ホテイアオイ、金魚とメダカ
そのくらいでいいんですが
黒星が続き…諦めましたorz
チラチラ泳ぐ小魚の影、あこがれます(;_;)

by Chobi.H.YAOITA (2014-12-05 08:45) 

ryang

うーん、アクアリウム。私も憧れはあります。
だがしかし、多分面倒見きれない...
大きな火鉢を庭において金魚を飼い、気づいたら増え、
そして「藻に絡まって死んどった」という祖母の
血を引くこのツケモノ、触れてはならない世界と
思っております(^^;

それにしても縁とは不思議なものというか世間は狭いというか
やはりマニアの集う場所は絞られてくるのでしょうか(笑。
by ryang (2014-12-05 13:46) 

Chiffon

家の中にアクアリウムがあったら素敵です…
しかし水の世話が大変そう。
私だったら、いつの間にかお魚さんがいなくなって、水草鑑賞用になってしまいそうです。
cassisさん、素敵な水の世界を思う存分楽しんで下さいね。
by Chiffon (2014-12-05 21:22) 

cassis

●獏 さま 有り難うございます^-^。

念のため申し添えておくと、件(くだん)の奥様はブルジョワジーです。ワタシとは住む世界が違います、が
没頭する方向性が似ています。水槽だけを眺めて半日(!) 潰せるそうです。例のショップへも通い詰め、水槽だけを眺めて癒されてくるそうです。「上には上」、です。
獏さんもベタでも飼育して夜な夜な話しかけてニャッてしましょう。(怖い


●Chobi.H.YAOITAさま 有り難うございます^-^。

自宅の二軒隣にそのような睡蓮鉢を玄関先に置いてある
家があります。
決め手は貝、だそうですよ。ホテイアオイとニシマキ貝、貝が増えば魚も増える、とのことでした。
睡蓮鉢、ワタシもちょっぴり憧れます。
ワキンのほっそりしたラインも素敵ですよね。

蚊の養成鉢になりそうで手が出せないでいます。


●ryangさま 有り難うございます^-^。

祖母さまの育て方が、むしろイチバン自然ではないかと思います。
というか、あたら慈悲心で育てているとあっという間に
収拾がつかなくなって24時間魚の奴隷、です(泪。
一応旦那と息子の手前、
「ワタシはマニアじゃない!」 と言い張ってます。


●Chiffonさま 有り難うございます^-^。

水草水槽、水草だけというのがまた素敵なんです。
成体のフン、などで汚れることなく
日中、酸素の水玉を全草にまとってきらきら
光にゆらめく水草たちはタメイキが出るほど美しいです…
もっともお世話は魚以上にかかりそうですね。
(エアーの代わりに二酸化炭素のボンベ入れるそうな)


by cassis (2014-12-05 23:11) 

さきしなのてるりん

うちは金魚鉢の後、一時だけそれがでっかくなったものだから水槽買ったけど、★になってから綺麗になくなりました。当時猫がいたから余計駄目ね。
by さきしなのてるりん (2014-12-11 13:57) 

cassis

●さきしなのてるりん さま 有り難うございます^-^。

昔近所のおばあちゃんが、池の金魚が★になる度
焚き火でこんがり焼いて、飼い猫に与えてました。
あれこそ「グレート・ネイチャー」だ、と思います。

(イイ匂いしてるんだまた)
by cassis (2014-12-11 22:45) 

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