近場で小旅行。 [家族のこと]
一泊二日のショートトリップで
温泉旅館に行ってきた。
とはいえ
ごくごく近場の温泉街(地元)。知る人ぞ知る 『四万温泉』郷。
四万温泉について知りたい方は自己責任でググって下さい。近場の温泉に出かけたかった理由は
●ワタシ(=cassis)のパート勤務は土曜日勤務推奨
近場なら仕事終わってから出かけても余裕でその日の夕食にありつける
●近場で交通費を浮かせた分・食費に回して美味しいものを食べたい
●近場・再発見
てなわけで
いろいろ調べました結果
食と近場と温泉・我々家族の頑張りとナノマックスな経済力とを色々鑑みて
四万温泉が良い、となった所以であります。
見慣れた地元の風景をえっちら登っていくんだけれども
仕事終わりの解放感とこれから他人のおさんどんで食事をするぞしかも温泉付きだ
っていう得体のしれない期待感で盛り上がる。
さはあれ地元。
あっという間に現地到着。
なかなか女子ゴコロと温泉情緒をゼイタクに満足させる風情の温泉宿であります。
実は直前に某国営放送にて
お独り様満足の宿 として紹介されていたという縁もあり(?
足を踏み入れた初っ端 全身を覆う解放感…!!
外国人客にウケの良いと評判も聞き及んでおりましたが
かといってチープに工夫を凝らす、というソレではなくて
掃除は隅々まで行き届いているし山地の隠れ宿の風情も存分だし
よくよく目を凝らすと隅々リノベーションの後が見える
長い間密かな隠れ宿として家族だけでなくおひとりさまのお宿としても人気を博してきた
だけのことはあります。
お部屋のトイレにはお宿オリジナルの掛け香なるものが下がっていてこれまた赴き良し
(※お土産に買いました)
そして今回のお宿の目的の目玉だった三種の露天風呂 も良し。
内二種類を堪能致しましたがお湯も熱過ぎずぬる過ぎず良し。
さてさて
普段主婦っぽいこともしているcassisにとって今回の隠れ脳内爆メインである
期待のお宿の夕食
事前に旦那がなんとか「グルメコース」たらいうちょっと盛りを多くした内容で予約を入れていたのだがそこはそれ多少事前と云うこともあり気が緩んで?いることもあり
「せっかくなんだからお肉だけじゃなくて思い切って別皿の魚も頼んじゃおうよー」
と訳の分からないアドレナリンを放出させたcassis
川魚三種盛り合わせ も追加させてみた
のだが
さていざ 食事が運ばれて「ヒャッホーィ」状態な我々家族の前に運ばれてくる皿の
出るわ出るわ
もともと各人別に大きな脚付きお膳が三つ並べられた部屋に 次々と置かれていく皿また皿
置ききれなくなった皿がメインの牛肉だと聞いた頃から
運んでくれている旅館の方の表情がちょっと困った風になり
案の定
載せきれないので、と畳に置いた皿ですら行動半径の障害になる頃
(※ついにメインが運び終わる前に食事のスタートダッシュに踏み切ったcassis家)
「置ききれないなんて…」と一同が顔色騒然となった頃
ようやっとメインのお膳を置き終えたお宿の方が
「…食べきれなかったら残してもらって良いんですよ」
と心優しくも心配げな声を掛けてくれたという…
cassis家ファイアー!!
…山は高いほど登る価値がある
メインの牛肉を片付けようやく麓が見えたぜ…という頃
もはや片付けか?と 見えたふすまの向こうから
「川魚 三種盛りお持ちしました~」
の声が。
………
神様お願い タッパーウエアを下さい……(;´・ω・)
宿の人の一人が 綺麗になった皿を見て驚愕の表情をしたのを見逃さなかった
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翌朝
早めのお会計で下に降りた私たち家族に宿の主人と思しき方が声を掛けてくれ
開口一発
「昨夜はあれから…ええ大変な量でしたね…ウチでは今 例のコースが大変好評でして…ええ…
あれを…全部食べられたんですか…(っ!!)」
……
なんだろう微妙に恥ずかしくなった。
ともあれ四万温泉
イイですよ。ああ良かった北関東住みで。
『千と千尋の…』で知られるようになった例のお宿にはすぐに足を延ばせるし撮影スポットも入湯スポットも豊富です。
中心部からさほど遠くなくしかし周辺数キロ辺りから いきなりの秘湯どハマり感を得られます。
おひとりさまで予約入れてあのボリュームとあの風情で温泉場ノスタルジーのツボを攻められたら
リピーターにもなろうってもんです(あのレベルでリーズナブルだもんだから外国の方にもウケますること必定)
但し嬉しい悲鳴とともにご注進
通常の季節料理のボリュームが既に十分にありますので
我が家の様に欲をかいてお腹がはちきれ状態にならないようそこは少食派のユーザーは十二分にご注意願いたし。
SNS映えを狙って…なんて真似ももったいないので
(各メニューそれぞれが美味しいので食べきれないと後悔すること必定)
くれぐれも各自自前の胃袋とご相談の上…
でもねぇ… 肉と云い魚と云い…
食欲の鬼と化してでも 食べ切りたいと思う
細やかなもてなしの工夫に 泣けてきますよ
あぁ、来年の春もまた行きたいな
(※そして一度はお独り様でとも)