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母、倒れる。 [遠距離介護(母。)]

仕事を終えて帰宅した頃合いの事。

よし、明日は非番だ。好きに過ごすぞ

休日前の余情を独りかこちながら
夕食支度前の幸せな時間を過ごしていた時

電話は鳴った。


母の施設の看護士さん

「お母さまが食事にいらっしゃらないから様子を見に伺ったら


お部屋のベッド脇で倒れられていて



彼女は速攻 「死んだ!!」 と 思ったらしい

取り合えずのAEDを大急ぎで持ってこさせている間に
なんと母、セルフで再生(リバース)。

本人曰く。

「…寝ていただけだし」

それでも口調のハッキリしない様子からそのまま救急車を手配し地元の病院へ。


あいにく内科の主治医は非番で替わりに検査の上 診てくれた
当直の医師曰く


「炎症反応が高く数値に表れている。入院させたいが認知障害も酷く見受けられ、
…。…

そうなると
当病院での入院は難しい」


認知症の患者は入院出来ない病院のシステムて フツーあるんですね。
(ワタシが無知?)



そこで家族を呼んで再度主治医に診てもらい判断を仰いでいただきたい…

とまあ要約するとそんな具合。


瞬く間に消えゆく非番の予定のあれやこれや。


当然ワタシだけの非番の平日だから対応できるのはワタシしかおらず。
「ハイ、伺わせていただきます」
の言葉とともに

久しぶりの 片道二時間半の道のりドライブto 施設とあいなりました。
嗚呼 この感じ久しぶり…

母の行き先に困るこの感じ。


そんなこんなで施設経由で母親の主治医の元へ。
(施設の看護士さんもついてきてくださった。)


こちらもめちゃくちゃお久しぶりの邂逅 "死ぬ死ぬドクター"

腎臓に炎症反応が強くみられるようですね
ほぼ倒れた日の当直担当の先生と同じ見解の後
恐れていた一言が。

「…一か月ほど入院してもらえれば治るんじゃないかな。
大丈夫、この状態程度ならウチ、断らないから。

…ほかの病院だと今、ちょっと受け入れてくれないと思う。
何処も忙しいしね。この辺り、あんまり他に病院無いしね。」


一か月。


そもそも、
この病院は無くなった父親もしばらく入院し、結果思わしくなく退院した…
と思ったら即入院(そしてとっとと虹の橋を渡って逝ってしまった。)

思い出すほどに色々と引き気味なメモリーのあれやこれやが浮かんでくる。

ここに来る前、施設で
「もしもお母さまが入院となったらどうしますか?
…あるいはどうしてもイヤ、となれば、通院して点滴を受けるという手も無いことも…」

なんとなく水を向けられ、父の時の経緯を話していた。

走馬燈の如くめぐる嫌ぁな思い出に翻弄され、でも言葉一つ言い出せずにいるワタシ。

と、突然 施設の看護士

「ご家族の方はこちらでの入院にあまり良い感情を持っていません。以前ご家族の方が入院された経緯もありましてこちらでの入院はさせたくない、と。」

云ったーーーーーーーー!!!!!!!
云っちゃったよこの人。だ、だ大丈夫なのか(;^_^A

センセ、一瞬眉根曇る。
でも多分ポーカーフェイスを自称するタイプにありがちな
すぐ張り付けたような笑顔が復活。

「あ、イヤなご経験がおありになる?」そのまんま復唱。

看護士
「ええ、ですので、先生に隣町の総合病院への紹介状を書いていただきくて。
そちらの入院なら こちらと違い完全看護なので
遠方のご家族の方も安心して預けられるかと」

い、云ったーーーーまたしても!!!

先生、ひきつる笑顔で

「イイでしょう。書けというなら書きましょう。

なんでしたらこのまま他の患者さんの診察を止めて書きますから、
外でしばらくお待ちくださって。(※原文ママ)」

云うや我々表に出され小一時間。
(廊下に立ってなさい」と云われた生徒のよう)

====================================================

紹介状を持った看護士に促され説明を受けていた施設の看護士さん曰く

「…あと15分しかありませんけど、今(11時15分)から
11時30分までに隣町の病院の受付へ行って紹介状を渡してください、と。」

隣町まで約車で30分の道のりである。
色々と無茶である(-_-;)

この病院に朝っぱら受付してから二時間待って診察にこぎつけて更に待って今ここにいるんだぞ(泣



とはいえ行くしかないんである。

いったいこの『保養の里』と謳った見た目牧歌的な田舎町の
肝心要の住民に優しいはずの保養システムはどうなっているんだ。



とはいえ 他に代替病院も無い以上行くしか…(以下繰り返し同文)


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