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父の緊急避難先。 [遠距離介護]

夕方、ETVの『ハートネット』 で 辛い番組をやっていた。
地方局で作ったんだろう。「成年後見人」 の不足を取り上げていた内容。
ワタシの私的感想。

・・・あんなになっても、自宅で暮らしていたいのよね?
・・・「・・・していたい」 のなら 素敵な話だけど。
現実は
・・・「暮らさざるを得ない」 
んじゃないの?

どちらがそれ、を望んでいるのだか
はっきりさせて欲しいわ。
ご本人なの?  行政なの?

・・・・・・。

卑屈、になっております。ハイ。
多くの真面目に福祉に関わる皆様、お許しを・・・。

[クリスマス][クリスマス][クリスマス]


一昨日、先日と ご実家の「お祭礼」、でお留守だった
Kケアマネより連絡が有った。

先週から回答を待たれていた件、ケアマネの提案の通りに
「お願いします。」と お返事した。
その際、先週末実家に戻り、その時母の現在の施設のケアマネにすれ違ったことを聴かれるままに話すと

「えぇーー[たらーっ(汗)] どうしてそのときにRマネと契約してくれないかなぁー・・・」

と言外に 『気の利かないヒトね』 と云うニュアンスをたっぷり含んで云った。

・・・なら、先週の段階で何故にそれを云わないかアンタは・・・・[むかっ(怒り)][爆弾]

心の中でプチ・切れたが、今週末まで体力温存したいがため抑えておく。

「あ、そうそう。」 云い忘れたように付け加えるケアマネ。

「ソチラさんで契約したら、もう来月からそちらのケアマネと直接やり取りしてくださって結構です。・・・
私もたまには・・・月に一度くらいは 行って見るつもりですが、
ま、なにかありましたらまた連絡ください。」

なに気を抜いちゃってるんですか、アナタ。

なにかありまくっている んじゃないんですか[exclamation&question]


ウチを取りまくこの一連の出来事、業界では フツーのことらしい・・・。
しかもなんだか、ほっとしてるような様子が見え見えなんですけど、・・・。

「・・・もしまた一ヶ月、退所を延ばすようなら契約のこととかあるので、あくまで一日から、の書類更新となることだけは頭に入れておいてね。」


・・・父の退院は一日延びる。それは新しくお世話になる先のRケアマネ、のご都合なのだが、

「3日はね、Rケアマネのご実家が、『お祭り』 だって。」

・・・・
・・・・なんなんだぁぁああああああ!!![むかっ(怒り)][むかっ(怒り)][むかっ(怒り)]

・・・平日、高速二時間半。
息子が下校する時間までに 帰宅できるか。
ケアマネのご祭礼の日程に翻弄される祖父・そしてワタシの運命や如何に。

DSC_0106.JPG

おもてにあることのほうが実は怖い。

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父・難民。 [遠距離介護]

昼前、ケアマネから連絡があった。
「大事なことを、うっかりしていた」 と。・・・

母は、月末付けで今のデイを退所になり、
元に居たところへ一日付けで戻ることになるのだが
その狭間の 月末~一日までの一泊が『空白』になる、とのこと。
書類上どうしてもそうせざるを得ないので、
この金曜日、娘のアタシ、そして旦那ともども
一泊のつもりで実家に帰ってくれないか(母を実家に一泊預かる、の意) 」 と・・・。

結論から言えば、ダメなのだった。
翌一日から息子と旦那様は、息子のかねてよりのスケジュール、将棋合宿
(・・・そんなものが存在するんですねぇ) に 
万障繰り合わせてスケジューリングしてあるのだ。
書類上、ダメならこちらだって現実、無理だ。
曲げてお願いするしかない。
実費が発生するならそれで良いから、一日施設がダブっても良いから
(お役所、って面倒です。「サービス開始は必ず一日付けで、」・・・・融通って言うものが全く利きません)
どうか一泊、お願いします。と 
血走る目(きっとそうなってたと思う)  で電話口でまくしたてるワタクシ。

「・・・・・いいですか?二万円くらいかかりますよ。」

あのですね、
旦那とワタシと 高速と ・・・・ ガソリン代と食事代で

軽いっすよ。二万超えますね(泪)

その二日後に ワタシが再度出かけていく予定になっているのだから

アホくさい往復を徒労するならその時間をお金で買います。・・・

ややあってケアマネから折り返し電話。

「わかりました。そのように手配しますね。」

・・・初めて勝った気がします・・・・(ぅぅぅ) (泣)

[やや欠け月][半月][三日月]


夕方、出かけている間に何度か連絡をもらったらしい。
なんとなくさえない予感にかられつつ、夕食をとっていると携帯が。
ケアマネより、やはりさえない感じの声色で・・・・。

「あのね、お父様のことについてなんだけど・・・」


周りのスタッフと、退院後のシュミレーションをしてみたところ、幾人かのスタッフに
(看護師・含む)

父の在宅での生活に難色を示す人が 複数、いるらしい。

ミキサー食を完食するのに二時間かかる現状。 
徘徊センサーは最近外れたが、
不安な状態・・・転んでしまった場合自力で起き上がれる保証はない。

「ワタシはお父様は退院さえすれば自力で生活できそうな気がしたんだけど
どうも楽観視、だったみたいで・・・。」

母についても、31日の夜に宿泊はできるとして

「・・・、一旦は
『施設を出る形』、をとってもらわないといけないの、書類上、ね。
・・・
それでね。ひとつ新しい提案なんだけど

お父様も、今、お母様がステイしていらっしゃる施設に、1ヶ月、2人で世話になる、っていうのは
どうかしら?」

今の施設、実費を払えば2人、
とりあえず1ヶ月は預かれる、という見込みを、
今の母のケアマネから得ている、ということだ。

「そこでね、ホントウに在宅で2人でやれるか様子を見るって言うのも・・・ひとつの方法よね?」

・・・で、その後は。
2人でやれそうになかった、という結論がもしも、出たとき。
どうなるのでしょうか。

「・・・そうなのよね・・・そこがね・・・。」

2人して、黙るしかない。

本人は、「食べられる。」 し、帰宅後の生活も 「大丈夫。」 
ケアマネは最大限、父の希望を尊重するつもりだったが、

現場スタッフとの意識のギャップに正直、孤立状態になっている。

唐突に浮かんだ疑問符、「そして、それでその後は?」 
のワタシの言葉に

しばらく詰まった後、


「・・・ごめんなさい。ワタシの見込みが甘かったわ。・・・」 
と 絶句するケアマネ。

遠くて見えない向こう岸。なのに「介護船」というこの船は


中州まで行き着くかかどうかもわからないのに、
「出向します。」 というのだ。


「とりあえずご主人と相談して、・・・週明けに、決めてくださいますか?」
「・・・はい。」


明日、帰省する。


手持ちのカードが無い状態、で。



DSC_0107.JPG

「ヒグラシ」。・・・お外に出たいね。・・・


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父・退院(予定) [遠距離介護]

ケアマネより連絡有り。

「・・・おじいちゃん、『いつでも退院してくださっていいですよ。』 と病院から申し入れがあったので・・・。
予定通り、9月3日、で 準備しましょう。いいですね?」

いいも悪いも、そこまで置いてもらわなくてはならないのだから。
「了解しました。」

「おばあちゃん、と向こうの施設のケアマネ、には私のほうから打ち合わせ、しておきます。」

・・・ぉぉー・・・。

Kケアマネ、なんだか今回は動きが鋭いんじゃないすか。

ところで大事なこと.

・・・月末までに結果が出る、という、父の介護度・・・って


やはりまだ、判明していないのでしょうか。

・・・・・・。

こーいう大事なことが


案外 さらっと聞けない仲、なんであります。


ところで 退院=入院の原因となった症状の緩和 、 です。
したがって

父親は 『 脱水 それにともなう虚脱状態 』 で入院 ・・・治りました。

入院前には自力で歩けましたが
「退院して良い」、といわれた今

自力では 歩けません。

食事は ミキサー食のまま。

リハビリは 肺炎を起こして以来、ストップしたまま。


1人では歩けない、1人では食べれない。

抑鬱状態のまま、父は退院します。

『全快』、で。

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またしても同級生の・・・。 [遠距離介護]

二度訪ねる。
近所の、小学校の同級生の家。
こんなドがつく田舎に三階建て・エレベータ付きの 一見して「豪華」っ[目][ぴかぴか(新しい)] な家。

この家の当主が ウチの実家の畑を 「借りてもいい」 と云ったそうだ。
ここのうちのお父さんとお話するのは何十年ぶりなのかな。

『やぁ、〇〇さん、懐かしい!何年ぶりになるかね』 
夕食の終わりごろの時間。満面の笑みをたたえて迎えてくれる。「さあ、どうぞあがって。」

『・・大変だったね。ご両親。毎週頻繁に帰って来てエライじゃないですか。[わーい(嬉しい顔)] 
さ、お茶でも上がってください・・何にも無いけど』

さっそくですが、と和やかな笑顔の隙を突いて、くだんの畑の話をする。
つまり、ウチの母親とのやり取りを一度白紙に戻していただいて、再度こちらの条件で考え直して欲しい、
その旨、なるべく簡潔に伝わるように心がけて話をした。
我々の「窮状」も、あまり露骨でない程度にそれと伝わらなくてはいけない。

『いやぁ、・・・』 ニコニコ
母とのやり取りの経緯を逐一説明される。 判ってはいるのだ。 母親から既に聞いている。
ようするに、あちら側の用意した完璧に要項の整った契約書式に
 
ウチの母親がビビっただけ。・・そんなめんどくさいもん、いらん、と。
「だいいち、何でウチの畑の面積まで知ってるの?? どこかで調べたに違いない!」 と。
・・・・自分で測っても解るよねそれは。)

『いやぁ、ウチもね、御宅の向かいのご主人から、オタクが困っている、と云う話を聞いたからね
・・・(口調丁寧・温厚な語り)
・・・ウチは頼んでまで借りる必要はなかったんだけど、そちらが困っているという話を聞きましたからね・・・。
そこまで困っているなら借りてやってもいいかなと、ねぇ。このよう考えました。』
ニコニコ。[わーい(嬉しい顔)]

・・・・あぁ、ここのお父さん

・・変わってないなーーーー。

あくまでピースフルに、しかし相手のウイークポイントはしっかりと白日のもとにさらして
油断無く鋭く突っ込んでくる。素晴らしい。

・・こうなれば結局、渉外折衝に他ならないわけで。
頑張れアタシ。
お仕事当時を思い出して。・・・モノの数秒。仕事と割り切ればイイんだ。

アタシとココのうちの娘との、お泪頂戴の同級生時代なんて語るべきではない。
それはビジネスの素材、では合ってもメソッドではない。
ひたすらに今ある物件の移動で生ずるメリットとデメリットを駆け引きして 双方に有利な
コタエを導こう。片寄った有利を目論まぬよう・利害関係を生じさせないよう。

一度は 『ウチはもう遅いくらいだから、今更必要は無いんだけど・・。』 とおっしゃった。

ここで「ソコを何とか」 と食い下がってはいけない、と いう営業教育を私は受けた。
「そうですか、・・では仕方が無いですね。こちらの話をし直すのも遅すぎたようですから。・・・」
一度黙る。
ヒトは有利・不利どちらの立場に居るせよ、流れるような会話の後のこういう沈黙がニガテなのだ。

勝負。・・・・

『う~ん。まぁ、・・そういうことであれば』 と先方。

しめたっ。

『ウチの方でも、もう一度考え直してみようかなぁ・・・。』 

迷わず先方が作った契約書式の、賃貸料、の箇所に ゼロ、とする旨 書き加える。
あくまでさりげなく、だ。
「・・・これでいいんです。ウチはお願いするほうですから、願ったり適ったりなんですよ」
ニコッ・・・。 [わーい(嬉しい顔)]

『甲・乙それぞれ一通の本契約書を作成・捺印し、これを保有する。』


「・・・・・それでは、二通に押印した上で、送り返しますね。」

『ああ、お願いします。これからは直接連絡を取っていく、ということでいいんですね。』
「ええ、そういうことで。」ニコニコニコニコ[わーい(嬉しい顔)]

帰り際、沢山たくさん、首の後ろを見せる。

さ、片付いた。
なんのこたぁない。現役時代を思い出せば
他所様に下げる頭の十や二十は持ってるから・・・・

仕事なのに。
キッチリ

四時間後には夢の中で 号泣 して居る自分が居るのだ。 [もうやだ~(悲しい顔)]

同級生のお父さん、と ビジネスライクな話をするのは
正直しんどい。


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お盆帰省。(2) [遠距離介護]

入院中の父は、ワタシたちに
「どうして 約束の日に来なかったのか」 と立腹の様子。
・・・・・・

続けて もごもご口を動かしながら

「どうして土曜日に来なかったか、言い訳を言って見ろ」 と いう(らしい)言葉が聴こえる。
父がこんな風に一人娘のワタシに向かって居丈高になることは、かつて記憶に無い。

「じいちゃん、この前、今日(13日)に 来るよ、って、 云ったじゃない・・・。」

忘れちゃった? ・・・ しばらく呆然としたあと、しきりに首をひねる様子の父。
ケアマネ曰く
「・・こんな風に、はっきりボケたかそうでないかわからない状態だと、介護認定は難しいのよね。」

アナタ、さらっと云いますね・・毎度のことながら。[たらーっ(汗)]

とにかく、この状態で退院できるかどうかも問題だけど、・・つぶやきながらケアマネは父の耳元で

「・・おじいちゃん、歩ける? 」 
聞きながら布団をめくって父の足を見る。

腫れている。

「・・・あぁ・・病院はちっともリハビリをしてくれていないのね。」 

「病院と云うところはね、」 と ケアマネはワタシに向き直り

「・・・病気が治ったあとのことまでは考えてくれないのよ。・・・そうなのよ・・・」。

このケアマネとのやり取りはNGだらけ・・・だけど、でも、
このヒトだってちゃんと自らの仕事に向き合って、葛藤している、・・・そう思った。

「とにかく、3日がめど。9月3日。ソコを予定しましょう。お母様のほうも、同じ日に今のステイ先から
元のこちらにスイッチできるように・・・」

父の介護認定が降りるのが八月末。それまでは総て予定でしかないのだが
それでもケアマネは具体的な日程と活動をスケジューリングしなくてはならないし

ワタシたちもそれに向かって走るが・・・確定は出来ないから、
なにもかもが 『根回し』 からスタートする『綱渡り』だ。

もし、介護認定が予定通りおりなかったら・・・・

「とにかくやるしかないわね。」 とケアマネ。
否が応でも、一緒にタイトロープを渡るしかないのだ。このヒトと。
腹をくくるしかない。[パンチ]

「・・・はい。・・どうかお願いします。」

一蓮托生。

ケアマネ、どうあれ離さないわよ。 
わらでも泥縄(どろなわ)でも、 アタシには掴むしかないんだから。
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お盆帰省。 [遠距離介護]

13日  朝5時に 起床。 (・・・もちろん息子に起こしてもらった)
朝食はとらずに家を出る。

本日~翌日のスケジュール:

1. 二時間半の行程を高速に乗って実家へ。
2. 近所に預けていた鍵をもらって実家にを開け、お墓参り(迎え)に行く。
3.父親の入院先の病院へ。ココでケアマネと父親と私たちで今後の予定を相談。
4.3の結果を踏まえ、母のステイ先へ打ち合わせに。
5.昼食・買い物・実家一泊
6.畑の収穫
7.ご近所への挨拶
8.お墓参り(送り)
・・・・その後自宅へ帰宅

実はお盆真っ只中に移動するのは初めて。
例年 実家の祭礼にあわせて16日前後に動いていた。
今回帰省にあたって予め、ケアマネから 「お父様の退院に向けての具体的な打ち合わせをしたい。」
と打診をもらっていた。
実感近辺の絡みに関しては 
「とりあえず墓参りはやっとこう。・・・」 の程度。
生きている人間重視、のワタクシは、取り立ててお盆への思い入れが無く例年
父母の後ろからせいぜい生花をたずさえて付いて行く程度、でしたが
今年はワタシたちしか居ないし、何しろお墓について
「草むしりをキチンとしておかないと」 というアドバイスをくらっているので
気合を入れないわけにはいかないのだった。(あーぁ)

実家に着いて、
裏の家に預けてあった鍵を頂に伺い、最近のよしなし事をお喋りして居ると、
旦那様が後からきて
「・・・向かいの家の旦那さんが、緊急のお話があるそうだよ」と。ゲ・・・[たらーっ(汗)]
そこはそうそうにおいとまして向かいの家に。

「ちょっと話しておきたいことがあってね」 と向かいのお父さん。
ワープロ打ちで作った用紙を持ち出してきた。

本文:

「この度のことについて、今後の村・隣組との付き合い方をどうするのか
ご相談くださいますよう」
「畑や草取りのことについて今後どうして行くのか父上・母上とご相談の上」 [目]

はぁ。・・・・
この一枚のぺら紙を手にあっけにとられながら出されたお茶をつい
すすってしまうワタシ。
それから
「この前、ウチのほうで話をつけた、お宅の畑を借りてくれるヒトが、オタクのお母さん(ワタシの母親)
のところへ契約書をわざわざ作って持参したが その場で話が反古になった。
どういうことなのか、アンタ等で確認して欲しい。」
と お父さん、語気も荒く (おそらく前回のお葬式に不参加事件、が尾を引いているらしい)
詰め寄るのです。
とりあえずは近いところで 「明後日の祭礼の準備にはアンタ等は出ないのか」と。
・・・祭礼の準備、なんて ウチの父親はもう何年も出ては居ないはず。
「・・そうは云ってもあんた等がこうしてこっちに帰れるのだから、出られることも考えていいだろう。」
・・・えーーと、無理、です。
「・・・無理、っていったって、今年はまぁしょうがないとして、今後それで済むかどうかという話をお父さんとお母さんと相談してもらいたいのだ。
・・・アンタの家が今までどおりこの地区の一員としてやっていくか、それとも一切この地区とは関係を切って」

「関係を切って、ですかぁっ!!!!???」

ここ、[位置情報]
思わずワタクシが大声を出したので、ウチの旦那様が隣で袖を引いて
「なにもそんな感情的にならなくてもさ・・・。」 と 援護射撃・・・ならぬ諌(いさ)め、をやっていたのですが。・・・

ワタクシはただ、あっけにとられて大きな声を出しただけです。
(専門用語で 「アッチョンブリケ状態。」 とも云います)

・・・さもなかったら 声に出してゲラゲラ笑っていたかもしれません。
・・・宇宙人と戦争でもするおつもりなのかしら。ナンなんだろうこの臨戦態勢。


土地の賃借については先方と直接お話をしたい旨(なるたけ丁寧に)お伝えした。

「これ以上迷惑をかけられませんから・・」
・・・(忙しさにかまけてほっといたけれど
ソチラに任せているとかえってお話がややこしくなりそうなので・・・)

ニコッ (^u^)  

さ、時間があまり無いわ。
お茶、お線香、生花(予め早朝のコンビニで買ったもの(・・・なんでもあるんですね・・・)
に実家の庭に咲いていたものを足して) を用意し、
山陰に張り付いた場所にある墓所まで、おっきな長靴をはいて、歩いていく。
ぶっかぶっか、と長靴が鳴る。息子はかろやかにサンダルを履いて。
ヤブ蚊に刺されるぞぉ。 

ゴミを茂みに放り込んで、お墓をきれいにして花を飾る・・・・のとき
ゴミをほおった息子のタイミングが悪かったのか 一匹の偵察スズメバチの目に止まるところとなって
ヴーーンンンン  ・・・
しばらく偵察係の威嚇に追い回され 遠方待機。
そのままでお待ちください。・・・

ご先祖さま、ワタクシは上手くやってますか? 正直疲れていますぅ(泣)。・・・ナムナムナム。

どうにかおまいりを終え、急ぎ打ち合わせに病院へ。
既にケアマネは来ており、何事か看護師さんと打ち合わせている様子。
「それでね、時々床にしてしまうこともあるんですよ・・。」
そういうf\話こそは出来れば身内にして欲しいな・・・聞きたい話じゃないけどさ・・・。

「それでね、・・・」
:ケアマネ曰く、ケアマネも私も知らないうちに、町役場から父のところへ
介護度認定調査の担当者が来ていた、ということだ。
 ∠( ゚д゚)/ 「え」  ・・・初耳です、もちろん。

ケアマネ、いつになく憤慨の様子。「これだから・・・」

それと、今日は父親の様子も何処と無くおかしい。生気が無い、というか
目に知性の光がない。死んだ魚のような瞳でこちらを見て、何かを怒っている。 

「・・・お父様がね、どうして一昨日の約束の日、迎えに来なかったか、って 云ってるらしいのよね」

はぁぁ??  なんなの?



(次回に続く)




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父・肺炎。 [遠距離介護]

プール当番を終えて、気だるい午後を息子と共にのんべんだらりん・と過ごしていた
夏休みの午後。
携帯が鳴り、見覚えのない番号表示。
『〇〇病院です。今、お父様の先生に替わりますね。』

(近頃では病室から直接ホットラインが繋がる身分になりました、ワタシ・・・)

ワタシ「ハイ。」
『あーー、はじめまして。ワタシ、今お父様の主治医の先生が夏休みなもんで替わりに診ている
××と申します。初めてお話します。』

(この声は・・聞き覚えがあるなぁ・・・母親の内科の担当医じゃないか。)
『実はお父様のことなんですが、どうも痰が咽喉(のど)に絡む様子が気になったので検査をしてみたところ
右肺が炎症を起こしていました。』

ワタシ『・・肺炎、ということ、でしょうか?』
先生『数値ははっきりと右肺が肺炎だ、ということを示しています。』

・・・えーーーと・・・。

『それで、本来肺炎の患者さんには、安静第一、栄養補給も絶食の上、点滴のみを施すのが
基本なのでそのように処置したのですが・・・』

本人の落胆・つよい希望があり、流動食の食事を取らせても良いか、家族に確認を取りたい、ということだった。

・・・えーーと・・・・・。

・・・そういうこと、って、家族が決めるものなの?????

ワタシ「先生・・・食べさせても大丈夫なんですか・・・??」
先生『・・うーーん・・・まぁ、様子を診ながら、なんですが・・・先ほども言いましたように、
本来なら点滴オンリーで様子を伺わないといけない状況なんです。
年齢も高いし、予断は許さない状況なので。」
ワタシ「・・・・。」

途中、見かねた(聞きかねた?) 看護師さんが入ってくれて、

「・・・食事中は気をつけて見ていますから。」 と云ってくれたので


ワタシ 「わかりました。了承します。食事を取らせてやってください。」

先生『了解しました。始めてお話しするのに色々面倒な話でゴメンなさいね。』


そうそう、先生、ワタシの母親も先生のお世話になっているのですよ。
・・云い忘れないうちに伝えておこう、と。・・・

先生『・・・こんな小さな病院だと、沢山の患者さんがダブって見えることになるので
いちいちこっちも1人ずつは覚えていられませんしねぇ』

・・・・・・・誰が覚えていることを要求したかっっっっっ!!!!!! ゴルァ 

ただ、初対面じゃありませんよ、ということを伝えるためだけにこんなに消耗するとは。
もういい。忙しい医者相手に江戸きづかい、の会話が成り立つと考えるほうがヘンなんだきっと。

そんな訳で、気を取り直してナーヴァスな事柄の検証をよした
ワタクシこと不肖の一人娘、
予断の許さない父親を病院に(超・地元~) 預け

気だるい夏休み(息子の)を謳歌する午後のリアクションに

身を委ねるのでありました。
こんな高くて青くて暑い空の下

・・・・・・

いちいち深刻になれるかいっっってんだべらぼうめぃ。
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退院狂想曲。 [遠距離介護]

単身、実家へ。
父の主治医で内科の先生によるカンファレンスを聴く為、平日の金曜日の
息子の夏休み前にして最後の登校日、である。

(ごめんよ息子。そしてその為に半日休業を取ってくれた旦那様にも謝っとこう。スマン)

先生、お願いです

「とりあえず当初心配された嚥下障害も少しは改善されているようですし・・・・
胃ろうの心配も無いかと。
入院の原因となった脱水症状もなくなりましたし・・・・体力も少しは回復されたようですので、
そろそろ退院のことも考えていいのかなーーと・・・・・」

キタコレーー!!!!

恐れていたご通達。「退院」の二文字。
困る。今、帰宅されても困るのだ。
母のことはどーする。
父が今退院してしまったら・・・

「せ、せんせい。 食事のことはどーしたらよろしいのでしょう?
父はまだミキサー食のままです。このまま退院したら・・・・いやいや
第一、ヘルパーさんの算段も何もしていませんし、・・・」

あせってまくし立てるワタクシの様子を見て先生、
「ケアマネとは相談はされていないのですか?」

・・いやだから、まだ介護認定も降りていないのです。
「せっ、せんぜい。もしもですよ。もしも最長、退院の時期を延ばすとして、ぶっちゃけ最長どこまで
可能なんでしょうか?」・・・ぶっちゃけるワタシ。

窮鳥懐に入らば、猟師も此れを撃たず。・・か、どうかはわからないが

この先生は、比較的優しい、家族に親身になってくれる先生、だとケアマネに訊いている。
使えるものは親でも先生でも。溺れるものは藁をも・・・このさい何だっていい。
「せんせい、どうなんでしょうか??」
詰め寄るワタクシ。

「・・・うーーん・・・二階の療養病棟が空くのを待てば・・・・最大・・・ゴニョゴニョ・・・一ヶ月程度は・・・」
という言葉を引き出した。

父の病室に寄ると、待ちかねたように父親が
「24日に退院できると先生が言った。」 
とたどたどしくサインペンでボードに書く。
(実は字を書くのも近頃はおぼつかない父。字を認識は出来るけれども書くのが困難、という部分的な欠け、が大きくなっているように思う)

「・・・ごめんね。今、準備しているけど、もうちょっとかかりそうだから待ってて。」とワタシ。

「入れ歯が治れば、もっと沢山食べれる。食事、心配無い。」
「・・うん。もうちょっと太ってから退院しよう。」

それから自分の言葉で口で父は
「・・・俺はもう疲れたよ。」とうっすら笑った。「もう、ばあさんの面倒は見れないよ。」
ワタシ「うん、何とか色々考えてみる。」

「悪いな。頼む」 と眉間に手をかざす。また、「近所中に迷惑かけて辛い。」と。

とにかくケアマネと相談、の先生のお言葉通り、病院を出て
早速その足でケアマネのところへ行く。
コレコレこういうワケなんです。・・・・難しい表情をするケアマネ。(・・・どうでもいいけど、たまには笑えよ。)
曰く、父の場合、介護の認定に必要な具体的な障害、が見受けられない、という。

ハッキリした認知の症状も見えない。足もよろよろながら歩ける。
脳梗塞の後遺症、という診断がどうやら、認定においてはハッキリとした基準の対象にならないらしい。
・・・たしかにあいまいではあるが、逆に考えればあらゆるところに細かい障害がある、ということなのに。
散発だが見当識障害=高次機能障害がある。

ふらつきながら歩くのが精一杯。
いまだミキサー食より固いものが食べられない。
・・・・これでどうやって自立した生活を送れるというのか。
しかも、父の退院によってもう1人、退所せざるを得ない存在が・・・

「お母様こそ、ヘルパーを利用すれば、自宅で自立できるんじゃない?」

・・できるでしょうよ。だがしかし、金輪際自立を「したくない」 という強い意志で居る母は
父の退院をてぐすね引いて待っている。
「お母様にきちんとお話をしないといけないわね。アナタからね。お母様がどうしたいのか、確認する意味でね。」
結局、他人の推し量れない領域と云うのはある。ケアマネにそこまでのぞむべくもないし。
ケアマネに介護認定の期日を早めてもらう旨 お願いして頭を下げ、その足で母のいる施設へ。


現状理解、拒否

平日にワタシが来ることなどすっかりアタマから消え去っている母はワタシを見て

「何か悪い知らせを持ってきたんだろう。あぁー、いやだいやだ。泣きたくなる。アタシは今日は具合が悪くてお風呂にも入っていないんだよ。夕べも寝汗がひどかったし、一睡も出来てなくて」

堰を切ったように「自分」を語る母である。なんとかさえぎって
これまでの経過、父の退院の話が出たこと、これ以上父に無理をさせる生活は出来ないこと、など話した。
出来るだけ平易な言葉で話したつもり・・・・だったが。

「アタシはね、前のように父さんが台所を出来るようになってくれればそれでいいんだけどね。」
・・・・
ナノ単位で現状を理解してくれない。あぁーーもうっっ!!
 アタマをかきむしりたい衝動に駆られる。

「だから、それはムリッ! これからは自分の世話はヘルパーさんに任せていかなくちゃイケナイんだよ。」

母の痛めた腰は外科的には既に治っているらしい。本人が訴える足の痛みは、外科の診察では今、治療も行われていない。つまり、本人がその気になれば
「歩けないことは無い」 状態らしいのだが・・・本人は頑として歩けない・痛くて立てない、という。

「車椅子がね、ラクなんだよ。そうそう、ここの職員はね、アタシが1人で車椅子を動かしているのを見ても
後ろから押してくれないんだよ。前のところはよかったねぇ・・・気が付く人ばっかりで。」

自分で出来るから押さないのだ。

「とにかく自分の面倒は自分=ヘルパー利用で見ていかなくちゃイケナイんだよ。」
「あぁー、いやだいやだ。考えたくないよ。そんなこと今は。」
鼻を啜りながら云う。だがしかし、・・・

「今考えなくていつ、考えるの??」

スミマセンが年寄り相手にまたしてもキレてますワタシ。
果てしなく不毛な時間が消費され・・・・

「とにかく、アタシがここを出ればいいんでしょう。あとはお前達の判断に任せるから。」
ついに観念してくれた・・・のか。

「でもねぇ、じいちゃんが退院してもねぇ、同じデイとかに通うのはイヤだよねぇ。他に夫婦で居るヒトあんまり
 見ないし。みっともないし。喋れないし頭もハッキリしないんじゃいてもつまんないよねぇ。」

ハッキリしないからといって、
「・・・アタマがおかしくなった、ていうのは止めてね。」
と、脳梗塞予後の話をどう判りやすく説明したら良いのか、毎度あぐねているワタシがそう云うと、

「・・・アンタは知らないだろうケド、アタシだけが知っているんだけど。
だいたいあアの人の家は、アタマのおかしい人が出るスジ、なんだから。家系だよ。優秀だからって、
陰でおかしくなった人が沢山居るんだから。」

何を言い出すのかこの母親は。
娘のワタシにも父方の血は流れているというのに。

「ソンナ話を聞きに来たんじゃないからアタシ。」
遮(さえぎ)ると、憎憎しげにワタシを睨みながらもやっと口をつぐんだ。

これが、アタシの母親。

昔から、父とアタシが結託して自分を責めている、と思い込み、
とんでもないところからとんでもない最終兵器を引っ張り出す。年齢がそれをさらに露骨にさせるのか。

その時ドアからスタッフの女性が顔を覗かせた。
「あら、この方(ワタシ)誰ですか? ご紹介くださる?(笑顔)」
母・・・「あー、娘ですよ。わざわざ荷物を持って平日に来てくれたんですよ(笑顔)」
スタッフが広間に行ってしまうと自分も行くので
「さっさと車椅子を押せ。人が見てるから。」
身内が押さないと 「恥ずかしい」 のだそうな。気の利かない娘だと思われるだろう、と。

・・・もう、どう思われてもいいっす。・・・ 

母の貴重品を事務局に預けて(所長と目が会うたび胃が痛いのは、いつまで居させてもらえるのか、という現状に突っ込まれのが怖いからだ)
施設を後にした。
木々に囲まれた高台にあるこじんまりしたこ綺麗な施設。
小さな庭に、スタッフに付き添われて散歩しているおばあさんが「いい空気だねぇ」と 微笑んでいる。
・・・どうしてアレがアタシの母親じゃないのだろう。
外の空気を感じて、お花を綺麗だといいながら穏やかに笑ってくれるあのヒトが。

考えたら泣けそうになったので、車に入って「あーーーー。」 と吐き出してみる。

あほくさ。アタシ1人に起こっていることじゃないや。

感傷に浸っているヒマがあったら出来ることをせねば。
とりあえず実家に戻ってご近所に様子を聞こう。無人で突っ立っている「家」のことも色々
しなくてはいけないから。・・・・・・

ソコが実は、一番ハードな部分だったりするのだが。



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避難先確保狂走曲。 [遠距離介護]

今日現在、父は当分の間入院生活。
どのくらいの間かは判らず。

当初、「一週間くらいかかるかしらね」、というケアマネの見越しの元、
母のショートステイは4日間確保されていた。

そして一週間以上は確実にかかる、という入院2日目の見越しで、ショートステイも一週間の延長。

「どうやらそこまでは部屋の確保ができそうです。」
以後は他のヒトのショートステイのキャンセル待ち、という状態だった・・・

「こうなったらいよいよ自宅での生活は諦めて・・・どこか良い場所を・・。」

ほんのちょっと前、ケアマネ曰く、「お金さえ出せればいくらでもあるのよ。」  (←ハッキリイウヒトダヨナァ・・・)

この際受け入れてくれる施設なら・・・。両親が納得してくれさえすれば・・・・。

何もかもtが甘かった。
実際には、出せるお金・条件 云々ではなく、入所できる場所、自体が無いのです。

病床の父に話して、入所先を (この先の生活含め)  検討していく、ということで
納得してもらい
実際にグループホーム、特老、デイケアを回るも
既にして何十人ものヒトがそれぞれの施設にふたまた・みまたの希望を出して待ち、の状態。
気の遠くなるほど待って、空いた場所にそれっと飛び込む形らしい。
選べるような余裕などなし。
眩暈がするワタクシ。

父が入院した病院に併設された特老は
(母も今お世話になっているし、町の中心地であるし、本来ならココが一番良い条件なのでしょう)

要介護度3 にして 四年待ち  !!!

・・・・ えーーっと・・・ 待ってる間に・・・・・ [たらーっ(汗)]

それでも、希望を出し続ければ半年に一遍だか、の審査が行われ、徐々に緊急性の高いヒト順に?
入所の許可が下りる場合がある・・・・って、
利用を続ければポイントが増えていって・・・って

なんなの その・・・あいまいな規定っ! なんなのそのポイントって、スーパーのカード?????[exclamation]

<母をどうする>

母のショートステイはあと何日可能か、特老の受付でチェックしてもらう。
本来ケアマネに確認すべき事柄なのだと思うがあいにく、

ケアマネ、本日休暇。

「お母さまは・・・あさってまでは確保できていますが、その後はまだ空きがありません。
一度退所していただいて家に帰っていただいて・・・・。」

∠( ゚д゚)/ 「え」 アタクシどもは明日、自宅に戻らなくてはならないのですが。

「困りましたねえ」

前日ケアマネに、「緊急事態があったら事務所付けで連絡を下さい」、と云われていたので
その旨、受付に告げる。
ケアマネの携帯に連絡を取ってくれる旨確認して施設を後にする。

さて困った。ワタシ達はどうすべき?
・・・とりあえず、今後のことも考えて、今、父や母のようなヒトが入所できる施設の状況を調査しなくては。
情報が少しでも欲しい。
この期に及んで遅きに失するのだろうが。・・・何か、せねば。
今後のことを・・・。
いやいや、その前に、あさってからの母のことはどうするのだ。
・・・ケアマネからの連絡を待つしかないか。

暗澹たる思いのまま、旦那様・息子を伴って施設廻り。
ホームケアハウス。 待ち。
老人保健施設。待ち。とにかく待ち。
とりあえずの母のステイが出来るかどうか・・・それも空き待ち。
夕方になりタイムアウト。とりあえず入所の申し込み用紙をもらう。

外は大雨。車を待つ中、息子の頭に雨が降りかかる様子をふと、不憫だなぁ、と思う。
息子も一日中ワタシ達と一緒に動いている。疲れてたり、おなかを減らしたり。

結局この日、ケアマネからの連絡は無かった。


<多機能居宅介護施設>

「〇子ちゃん(ワタシのこと)、〇〇園が別の場所に新しい施設を作ってね、そこがまだ空いてるって話を
〇さんから聞いたのよ、さっそく連絡を入れなさい!」


・・・その朝、私たちは真新しい施設の応接間に腰掛けて居た。

収穫無く実家に帰ったワタシたちに、近所のMさんが連絡をくれた。それで藁にもすがる思いで
連絡を取ったところ、あらためて今日の朝、来るように云われたのだ。

四年待ち、だという特老の系列で、今年新たに出来た施設。
特老の機能も持ち合わせているが、
多機能居宅、という介護の新しいシステム、を取り入れているようだ。

しかし我々利用サイドからは何が特老で、何がデイホームで何が多機能なのか さーーっっぱりだ。

その真新しい施設に行ってみる。これまでの経緯をお話しする。
やはり特老部分は何十人待ち、なのだそう。(それでも四年待ち、よりはましか。)

そして今、ショートステイ部分において、ベッドに空き、はあるそうで、七月の中ば程度までなら

「ステイは可能です。」

とにかく時間が要る。ワタシたちが考えるための時間、が。
早速契約の運び。
このとき、施設側の所長さんが、母のケアマネと連絡を取ってくれて・・・

「では、お母様のケアマネと連絡が取れましたので、一時間半後に契約の手続きにいらして下さい。」

∠( ゚д゚)/ 「え」  ケアマネ、居たの???

一時間半後

ケアマネ、来る。何故このような事態になっているのかケアマネ自体理解できておらず
怪訝そうな表情。

「連絡をくれればよかったのに・・・・」 上目遣いでワタシを見る。

・・・・・・・・「しましたって!!!!!」[むかっ(怒り)][パンチ]

どうやら行き違っていたらしい。・・・・・・・間の悪い時には間の悪いことしか起きないのか。

とにもかくにもこうなっては、だ。ケアマネも父の現状を知らない。雑駁(ざっぱく)に説明し、
母のステイ先確保の為に動いた結果であることも説明。

現状の認識について、各人のズレが大きいことで混乱が生じているのかもしれない。
ワタシの気持ちとしては、父が、燃え尽きる寸前まで誰も気がつけなかったことを思えば
全面的にケアマネの判断にゆだねる、という気持ちには今、なれなかった、というしか無い。
それにしても同じ施設が母体であるのに関わらず、

「こちらの施設にお願いする、となると、ケアマネは変わります。それと今まで利用していた
デイも利用できなくなります。ヘルパーもです。全部新たにこちらのサービスを利用することになりますが」

「・・・それでもいいんですか?」

いいか悪いか、この状況で身内に何が判断できるというのだろうか。
今や、母こそが介護難民の身の上となったのだ。

「(それしかないんだし) ・・・当面こちらに、お任せします。」

新たなケアマネとの引継ぎ、その後のケアの計画については 「相談しながら」
行ってくれるそうだ。
当面数日単位ではあるが猶予はできた。

「おなかが空いた」と いう息子と、遅い昼食を取り、その後実家の近所の家を廻り
状況説明と今後家を空けることで生じる不都合についてお詫び。
ひたすらお詫び。

その後親戚の家に向かい、状況説明
(※ここには、母親が「余計な心配をかけるのはイヤだ」という理由でギリギリまで説明していなかった)

今後のことについても相談。父のことも、緊急連絡先、をお願いし、引き受けていただく。
次回の父の診察についても、付き添い、先生の説明を聞いてくださること快諾してくださった。

今日できることは・・やりきった・・・わけもないか。

なんだかボロボロな両親・自分達だ。
心身ともにボロボロ、とかいうつもりは無い。
そんなことを考えられるのはずっと後のことなのだろう。

今はやっていることそのものがボロボロ。
つまり、先に先にと動こうとしても

ボロ、が出まくる。立ちふさがるのは大きな、大きな『介護』、という名の福祉の壁。
わからないことが多すぎる。そして事態は一分だって待ってくれない。

今回感じた大きな矛盾がある。

いざコトが起こって、老いた父母の行く先を探しても 現実どこにもない。
では、元気なうちに探したらどうなのよ。

今現在、元気なヒトは後回しってこと?
審査されて、「緊急性がある」 ヒトが先・・・って そういうことじゃない?

あらかじめ・・・何が出来るの?

あぁー・・・・そうそう、とりあえず
予め、通帳と印鑑の場所くらい、聞いて置いた方が良かったです。
ウチの母は、家のこと総て父にまかせっきりで現金が何処から出てくるのかすら
知りませんでした。
家捜しで半日以上費やすハメに。
そうして父はあまりの衰弱ぶりで、入院後すぐは事態を把握できていませんでした。
そして今も、半分くらいは把握できていないようで・・・。

この後、父の介護認定を取り直す予定。

トラブりませんように。




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畑。~望郷編~ [遠距離介護]

田舎という地域コミュニティーに属する人々は、日頃 自らの善意で行動することについては
すばやく手厚く、またさりげない。

反面、正式に依頼される頼みごと、について、過剰なプレッシャーと責任感に翻弄されるせいか
依頼する側の意向とどこかズレて、ちぐはぐな事態に陥ったりするのかもしれないと考える。

父が入院した翌日、依頼していたシルバー人材の草刈り隊・計四名が翌日、配置される予定となっていた。
父とすれば、ただ配置の確認だけ、行ってくれればよい、と考えていたのだろう。
しかし、このシンプルな事項を予め依頼されたお向かいは

「畑に関する全権委任」

と受け取ったようだ。・・・・

今、まさに父・母の入院・入所の手続きに先に向かった車を追おうとHondaのエンジンをかけたワタシに

「そうそう、今、シルバー人材の所長さんが見えていて、ウチの知り合いでもあるものだから、今後の畑の管理についてひとつ、相談をしてはどうだろうか。あと、草取りと草刈、では値段もかなり違うようだし、今後のことを考えると、草刈、だとご近所の畑に迷惑をかけてしまうらしい・・・しかし、草取り、は根まで抜くので倍の金額がかかるらしくてそんなにお宅のウチも払っていたらこの先大変だしどうしようかと・・・・」

(大きなお世話、の部分もあるが地域コミュニティーにひびを入れてはいけない)

「どうかひとつ、よしなに。・・・」(ワタシ)

所長登場。

「防草シートをかければいいんじゃないかな、一度かければ今後二度三度と草を刈る手間が」

「・・・だからよしなにっっっ」(ワタシ)

「いやぁ、それじゃ予算がかかりすぎるからねぇぇ・・・」

(・・・「いいからよしなにぃいぃぃっっっっっ」 ワタシの心の声)(泣)

時間が無いんだよぉぉぉーーーーぅぅぅぅぅぅ

教訓: 地域コミュニティーのヒトに包括的な物事は頼まない。
こちらの手間が増えます。面倒でも直・契約。

ちなみにこの前日の夜、息子がなにやらメモをチョキチョキ。
「ぼく、占いつくるんだ♪」
学校図書の本で何か読んだらしい。今日の占い、やったげる、と工作。

「はい♪ 母ちゃんの明日の占い、あげるね。」

P1040456.jpg


はた・・・・[たらーっ(汗)]

・・・息子よっ・・・暗示なのかっっっっ!!! (汗)

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