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退去。 [介護施設]

早朝から車を飛ばし、二時間半。

毎度のことだが 実家まではきっかりそれだけかかる。

母の施設から引っ越す前に Rケアマネは

「お母様に・・・実家に一度戻らせてあげたいんです。・・・ご本人は、仏壇を見るのもイヤだ、
おっしゃるけど
けじめとして・・・当分自宅にも戻れないハズだから
お仏壇にご挨拶とご焼香をして、亡くなったおじいちゃんと少し、お話をさせてあげたいかなぁ、と。」

・・・そんなことを云うて下さるケアマネ。ちくしょうヤバイぜ グッと来た。[ふらふら]

(でもそういう浪花節は 1ビットも理解しない母ですし 娘も嫌いです。)

そゆわけで、ワタクシらは施設に立ち寄り、荷物を作った後、実家の鍵を開けて、母とケアマネの車を待つ。
そういう段取り。

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急転。 [介護施設]

Rケアマネより

「軽費老人ホームの方から連絡がありました。
部屋が空きましたので、ついてはお母様の面談を行いたい、と。・・・・それで問題なければ
今月中に体験入所・入居の手続きまで 

(※月をまたいでしまうと手続きがややこしい、というのはこれまでの経験則でかなり学んだつもり・・・
それにしても月末まであと五日しかない。慌ただしい)

・・・やってしまいましょう、というお話です。」

「・・。実は同日に、別のGH(グループ・ホーム) さんからも連絡がありました。四月に空きが出そうなので良ければ、とのこと。
・・・ウチとしては前者の軽費老人ホームを、先のお話の通り、是非、進めたいので・・・

GHのほうは断りましたが、それで良かったですよね?」

「はい。良かったです。」


先走っていただいてむしろ有り難うございます。

母も、ケアマネの説得を受け入れ、前向きに考えている、という。

一時、GHのほうを選択していたようだ。24時間介護、が自分には絶対的に必須条件だ、と思い込んでいるらしい。

(実は要介護1の母には現実、24時間の介護はちっとも必須ではない。
たまたまお世話になっていた居宅介護施設、のお泊りシステムが、24時間お世話をするシステムになっているのだ。それを8ヶ月間に渡ってサービスされ続けた母。) (汗)

Rケアマネ曰く

「軽費老人ホームでも充分にやっていける能力はあるはず」 の母。

ここは家族も周りも、本人をこれ以上甘やかしては本人の為にならない、と思うしかない。


それから翌日。
先方の(軽費老人ホーム)担当の女性より連絡があった。

「お母様の状態としては、ウチの施設で充分にやっていける状態かと思われますので
・・・早速ですが今週末、つまり月末に体験入居~契約の流れで・・・いかがでしょうか?」

というわけで、
先週も行きましたが

今週末も行きますよ、ってなもんで。



金曜日が入るので 旦那様には有給を取っていただいた。すまんこって。
息子は 「僕がひとり居ればいいんじゃないの?」 と 男手として自分が全面信用されないことに不満の様子だったが
ばあさんの溜め込んだ荷物は 「おじいちゃんのときとは比べ物にならないんだよ~」 と脅してやった。

※ 実際母は、「捨てる」ことに強迫観念を抱いており、またどれほど身の周りに物があふれていても
常に不安にさいなまれている。
タンスに置ききれないほど洋服を溜め込んでいても、常に「着る服が無い」と悩んでいる。
これはれっきとした症例であるが、介護認定にはひっかからない類のものなのだ。


通常よりも肉体的にも精神的にもスローペースないわゆる「老人」を
通常よりもハイスピードでアクロバチックに扱わざるを得ない 「無茶ブリ満載状況劇場」 の 


スタートである。






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予兆。 [介護施設]

 
ケアマネから連絡があり

「グループホームをあたっていたら、一件、『空きが出そうだ』 という情報が。・・如何ですか?」

ついては・・・

近日見学に(ウチの母を連れて) 行こうと思うが
話によってはその後、家族から改めて 「入居希望」 の申込書を出して欲しい。
そのため近日、こちらに来る予定は取れるか、との旨。

タイミング良く?  「・・・来週 そちらに行く予定です。」 とワタシ。


携帯の解約だの煩雑な手続きがそろそろ溜まりつつあり、家の管理だのあれやこれ
ご挨拶に伺わなくてはならないゴ近所もまた 溜まっている。

(「ゴキンジョ」 と全部カタカナにしてみるとなにやら厭らしさがいや増すばかり・・・閑話休題)

そういうわけでケアマネに任せて数日。


「今回はちょっとタイミングが合わなかったようで・・・。

ですがもしかすると又空きが出る可能性も無いことも。ついては
ご家族が今のタイミングで申し込みを出されるのは良い事だと思いますので
予定通りいらしてくださると有難いのですが。」

あ やっぱり。

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年内に打ち合わせ。 [介護施設]

我々が母の施設に出かけていく時は大概が土日。

土日というと 施設は24時間だが 事務職員はお休みのパターンが多いらしい。
母のケアマネももちろん 土日はお休みのことが多い。
そしてタイミングもあるだろうが かれこれ一ヶ月以上 お顔は拝見していない。

それで今回。電話をいただいた。

「年内に一度、打ち合わせといいますか。・・・・今後のこともご相談したいですし。
なかなかお会いできないですしね。」

確かに。なんだか話題を避けている・・ワケで決してないのですが
つい、いちいち「今日行きますけど何かありますか」 っていうのも

介護士さんに訊けば、母の様子は判りますし、ねぇ・・・。
(ケアマネという種類のヒトと折り合いの悪いワタクシです)

で、年内に伺います、と云った手前、予定を告げて行かねばなるまい。

気が重い感じで、その日を決めて日を待つワタクシでしたが

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羨望。 [介護施設]

なんだかんだ、母も今の施設に来てから四ヶ月になるのだった。
来年の三月いっぱいまでは確約してくれた。
今まで一ヶ月刻みだったのだから、かなり落ち着いたレンジで猶予をいただけた。
有り難いことです。
あいかわらずこっちは実家とその周辺事情で忙しい(四十九日の法事準備もあり) が・・・。

母にとってラッキーだったのは
その居宅施設が 近年開所されたばかりのなにもかもが真新しい施設で
設備もそうだが
仲の介護職員も「真新しい」 というか 若い職員が多く
しかも若い男性介護士が多く
その中の一人が 本家に関係の深い知人であったことから 介護士当人が(勝手に)

「このヒト(母)の面倒は僕がしっかり見なくちゃいけないんだ」 と(勘違い) 思ってくれたらしく

とってもとっても好くしてくれる[揺れるハート](母・談) ・・・そうである。

着替えから夜のトイレからお風呂から
24時間体制で面倒を見るのは当然らしいが
ちょっとした日常の買い物や困りごとの相談など

「オマエよりよほど親切」 だそうだ。 へぇぇ。 
その上職員のリーダーが ワタシのたまたま同級生だったため
かなりの土地勘?が 沸いているらしい母。 

そうでなくとも ここの職員は(施設管理側はどうかしらないが) 入居者に過剰なくらい
親切である。かゆいところにもそうでないところにも手が届くくらいの世話っぷりだ。

母の車椅子に手をかけながら 若い男性職員が
(※少なくともワタシよりだいぶ、という意味です。当社比)

「〇〇さん、そろそろ歩行訓練しなくちゃ、ね。」

「いやだよぅ、今日はめんどくさいんだもん」(※注: 母)

「こらっ(笑) そんなこと云ってたら駄目だぞぉっ。ほんのちょっとだけだから頑張ろうっ♪ ねっ[黒ハート]

ぽかん。

別の男性職員が通りすがりに

「あ、〇〇さん、ほっぺにおべんと、ついてるよっ♪」


母の顔についていたご飯粒を パクリ。

・・・・・・。

ぽかーーーーーーーーん。 ( ゚д゚)



笑顔で見交わす目と目・・・。いったい・・・・。

(あそこで車椅子に座ってのほほほんと談笑に興ずるばあさんが何でアタシじゃないんだよ)

心底羨ましくなった。
1歩外に出たら 「身を切られるような」現実が待っているというのに。なのになのになのにぃぃぃっ・・・

ワタシだって若い職員に ちやほやされたいぞっっっっっ

いやさておき。
身を だ


「切られて」るのは ワタシらばっかし。ちぇ。




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相克。 [介護施設]

父の葬儀に際し、注目されない自分にヤケを起こしたらしい母親は
周囲の心配を他所に1人、ハンスト&血糖値上昇体制を築いていた。

ベッドに入ってからもひたすらブツブツと毒を吐き続けているので

「いいかげんにしなよ。食べないなら食べないでいいよ。
明日もあるんだしさっさと寝たら」

と云ったのはワタシ。

「他所事みたいに言うんだアンタは。アンタの父親が死んだっていうのに」

ワタシの父親である前に自分の夫である。
何をかいわんや。


ワタシの表情を見て

怒りの様相凄まじく母は叫んだ。

「アンタはそんなにワタシが憎いかっ」

そこで初めて
ワタシは気持の何処かに
こうなったのは母親のせいだと転嫁して責めている自分が居ることに気が付いたのだ

これはいい。
父親は母親にいびり殺された。
ストンと身の置場が定まった感じだ。

同時に自分と母親と息子がシンクロした。

まるで自身が息子に云われているような気になり
胃袋と心臓を同時に捉まれた心地がして吐き気を覚える

ワタシの心を母親は読んでいる
現実に投げ出されたイビツなおふたりさまが

お互いを擦り合ったところで 仕方が無いのだ
一方で私が父親にシンクロするのも失礼な話たろう

母は嫌いだ。
だけれども 憎むほどの理由をもつことは
色んな意味でおこがましいのかもしれない。




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実情。 [介護施設]


(※カテゴリー「遠距離介護」の続編です。)



父が亡くなり   「こういうことになったからには」 と
一時的な待避所だった居宅支援施設は

春まではきちんとお母様を預からせていただきます。」

と確約してくれた。


それまで (父の存命中) 実のところ 今日か明日か
いつになったら出て行ってくれるのかという 柔らかではあるがかなりあからさまな催促も
見え隠れする 身内にとっては心理的に切迫した状況だったのだ。

私達が施設に到着し、ロビーの自動ドアが開くタイミングで明らかに (ドラマじゃないんだから)
母の今のケアマネRさんが父のケアマネKさんらしきヒトと電話中だったりして

「・・・そうはいってもこちらとしても・・・・ええ、状況は判りますが・・・いまからご家族の方と面会して
打ち合わせはさせていただきますが、ウチとしてもこれ以上は・・・・あ、もうお見えになってるみたいなので、一旦切りますね。」

あー、気まずいったら[あせあせ(飛び散る汗)]

だが父はその死によって母に確かな居場所を作ったとも云える。
そんなこんなのいわゆる同情票で なんとかなるものなのか・・・。

前後するが、父が存命中の ちょっとヒリヒリした状況下では担当もかなりぶっちゃけトークを
身内に対してするようになるみたい。
ある時

「・・・どうしてアナタのお母様が、こういう状況で今の居宅施設にすんなり入れたのか
アナタ、ご存知?」

ご存知・・・もなにも、その顛末は以前に書いたとおりで、見るに見かねた施設側が温情で。・・・(→「避難先確保狂想曲」)
いやまてよ。

「・・・アナタね、世の中そんなに都合のよい話、無いわよ。

(この頃になるとケアマネもすっかりワタシとタメ口です)・・・

あくまでココの施設は居宅介護、であって アナタのお家のヒトを連泊で(しかも2人も)面倒見る
なんてことは出来ないのよ。

アナタのお母様が今ここに連泊していられるのは、・・・アレはね、ちょっとした勘違いなの。」

ココだけの話、と前置きをして 

当時、居宅施設側に 町のお偉いさんから 「知人がソチラの施設入居希望しているからよしなに」
という連絡が入ったそう。そのタイミングでウチから今すぐなんとか、って話があったから

「・・・アナタのとこを そのお偉いさんの身内、だと勘違いして とんとん拍子に決まった、というわけなのよ。」

何ですとーーーーーーーーーーーっっっ!!![がく~(落胆した顔)]

・・・知らなかった(知りたくなかった) この実情。
Kケアマネから訊いたその日以来、まともにRケアマネのカオを見られなくなったcassis です。
ヒクツで惨めな気持ちが離れない。
勘違い、だったのか。
冗談みたいな話、そこにもぐりこんでなんとか、現状を乗り切っている丸木舟のcassis家。

旦那に話したら、勘違いしたのは向こうの勝手なんだから、気にしなくても、と。
そう
それにキチンと宿泊費だって規定で支払っている。
居宅介護の一時宿泊サービスが連日続いている、という扱いだから 安くは無いのだ。

なのになんだ、このヒクツな気持ち。・・・

知らずラッキーなタイミングに乗っかってたってだけのウチと

そうでない大勢のヒトがいるという現実と。
だが身内の複雑な胸のうちなどお構い無しにリアルは流れ、アレよと云う間に
父は逝ってしまい
母の面倒は

「・・・三月一杯まで、責任を持ってウチで預かりますから。」

と出棺の見送りの際 涙目で云ってくれたRケアマネ (実際には権限が彼にあるわけではないだろうが) と


「ウチとしてもこれ以上は・・・」 と云って電話を切ったケアマネとは 同じ人。



筋書きはあるけど誰も善玉・悪玉  キャストになりきれてないという
  
なんともつまらんドラマではある。





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