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バラエティー番組のお話。 [つれづれ将棋]

P1030667-001.JPG


夕べ旦那と2人で ぼんやりと見ていた

『マツコ&有吉の怒り新党』 に

なにげ

棋士の 豊川七段が 取り上げられてたというお話。 




新・3大「豊川孝弘七段の口滑らかすぎる解説」

放映後の反応を色々と検索していくと

「棋士の人って 変な人多いんですねーーっ」
「ナンなんですかアレは (笑)」
「楽しかった(~o~)  あーいうのが 許されるんですねー棋士って」

みたいな感想が多かったです。

ハイ、確かに 実際 ニコ生ではあんなものではなく
スレスレまで はじけておられます。

三秒に1回、出ます(ナニが…もはやオヤジの風上にも置けないギャグが)
解説相手の女性棋士は もう何をどうしてよいやらわからないレベルで
困惑の淵から這い上がって来れません

「二歩」も指されましたね…。(将棋の珍プレーでもはや一生語られてしまうレベルらしい)

実は豊川七段は 羽生善治・森内俊之・佐藤康光・郷田真隆など
現在トップクラスのA級在籍メンバーでも 「昭和57年組」と呼ばれる
そうそうたるメンバー達と 奨励会でも同期なのです。

『ニコ生』や その他の解説で 楽しそうにかましているこの方ですが

ドキュメンタリーNHK同期生「人生"中盤"の一手~奨励会 昭和57年組」を 
機会があったら見て欲しいと思います。



棋士は大変

プロを夢見て階段を登っても 途中で大半が夢破れる
豊川七段他 努力を重ねてプロ棋士になっても
踏みとどまるのに 尋常ではない努力をしなくてはなりません
個人的にはNHKの番組は ペーソスというよりも
容赦ない現実が7割で 見ていて辛かった

そこでは豊川七段は 必死でクラスに踏みとどまろうと
額に汗して地味にひたすら努力を重ねる苦労人です
どんな挫折や焦燥と折り合いをつけながらここまで明るく居られるのだろうと

……

「ニコ生」 見てて それを思ったらイケナイんだけどねーーーーーーっっっっっ


加藤一二三九段 といい 豊川孝弘七段といい
マツコ嬢は 近頃この方面に触手が向いておられるようで

いや、もう

もっとスポット当ててください。[グッド(上向き矢印)]どんな形でももうイイですから [ぴかぴか(新しい)]



(でもホントはもうニコ生の 『電王戦』 企画は止して欲しいなと思っています)



豊川先生・賛

A級戦最終局五局完全生中継 [つれづれ将棋]

将棋の話題をアップすると
面白いように アクセスが

・・・・減ります。

わははははは。

まっ 負けるもんか。[あせあせ(飛び散る汗)]

こうして将棋キッズの母さん達は

世のトレンドの荒波を かいくぐって
細々と でも逞しく生き残っているのだ


と 自分を鼓舞しないと折れそうなcassisの日常です。

夕べ、 am 8:30 に CS系列 5チャンネルを同時に使って
スタートした 将棋A級戦最終戦五局同時生中継

インターネットでは 『 ニコニコ生放送 』 でも五局同時生中継

以って我が家に逃げ場無し[ふらふら]

ぎりっぎり で 連続ドラマ 『ごちそうさん。』 を観た後は
有無をいわさず

『囲碁・将棋チャンネル』 です。

さっそく 中継しょっぱなから映るのは 会場たる 老舗旅館
毎年
千駄ヶ谷にある将棋会館で行われるこの棋戦
このたびは 初の試みとして 静岡県の 老舗旅館を会場として行われる
運びとなりました。

そのことがオーディエンスにもたらすサジェスチョンへの
影響の有無についてははなはだ疑問があるのですがさておき


放送開始以前に既に席についているのは
屋敷九段 お1人
9:00からのスタートに向けて三々五々 棋士達が集合するところから
スタートするのは例年の中継と同様です

記録係と立会いか゛早々に集合している席あり
記録係のみが 座っている席あり

誰もまだ付いてない席あり

スタート時の本解説は 現名人 森内俊之名人・竜王
既に席に座っている棋士 あれば 本放送に備えて
カメラアングルを図っている名人とアシスタント女流棋士 の姿あり


それから
いまだ 旅館の玄関をくぐっていない
いわゆる 「ぎりぎり」 に入場するであろう棋士もあり

このあたりは あまりに例年同様過ぎて 
一瞬 千駄ヶ谷? と思えてしまう


本放送の将棋チャンネルでは 約30分おきに棋士がとっかえひっかえ
大盤解説を行いますが

他5チャンネルでは ひたすら 固定カメラによる ロングショットと
盤面の アップが交互に画面に映し出されるのみ


昼食休憩

座布団と 将棋盤だけが残された対局室が
ひたすらに 大写し



ここで間違ってチャンネルをぽちしてしまった人があれば

「すわ、放送事故」 と色めき立つわけですが

この状態が 五局あると思えば



・・・さすがに 馴れるわ

(太っ腹スカチャン & CS) (今日は見放題じゃ)



A級順位戦の特殊さは

たとえば必ず訪れる卒業式のような晴れの舞台とは違うけれども

逃れられない期末試験の如きものか

棋士がこれほどカジュアルな いでたちで対局に望むというのも
実はとっても珍しい(将棋の場合)
この老舗旅館は 寒いのか知らんが

午後も遅くなってくると 1人・2人と
ひざ掛けを所望する棋士が増えたようだ

自前でセーターを着込む棋士もいたり
これが通常七大タイトルなどの対局だったらおよそ考えられない

カジュアルさと 明日を占う真剣さとが ないまぜになる
不思議な 順位戦。

我等が地元棋士の三浦九段は
今回この対局に負けると 降級の憂き目となる可能性のある大一番

だったが

屋敷伸之九段が 早々に行方九段に破れたので
残留は決定した
同じく
久保九段 郷田九段も残留決定

しかし対局中にそのようなことが棋士に知らされることもないので
ひたすら自身の勝利を信じて淡々と。

淡々と。

淡々・・・・・・

1つ、2つと結局する中
am 1:30

三浦 vs 久保線 いまだ結局せず

・・・・延長へ~~~~  

cassis 録画に沈む

後は旦那に任せて 布団の波になだれ込むのであった
かーさんは頑張ったよ、朝から今まで・・・

パトラッシュ・・・ボクもう、眠いんだ・・・・・・[ぴかぴか(新しい)]



良く朝 目覚めた旦那が開口一発 「三浦さん 勝ったよ。」 と。
271手(!)

結果 (左が勝ち棋士)

行方八段(6勝3敗) 73手 屋敷九段(3勝6敗)

羽生王位(8勝1敗)118手 郷田九段(3勝6敗)

佐藤九段(5勝4敗)105手 渡辺王将(5勝4敗)

谷川九段(2勝7敗)132手 深浦九段(5勝4敗)

三浦九段(4勝5敗)271手 久保九段(4勝5敗)

271手・・・・

am2時半だよ、結局は」

どしぇーー。 


ぎりっぎり HDが もったようです。

名人挑戦権は 昨年同様 羽生善治三冠が 既に決定しているのですが

それゆえに
サドンデスの様相 もの凄いものがあります。

観ている方も グッタリなのよ。


ちなみにBSプレミアムで 3月後半に ダイジェストで放映するのですが
こちらの方がよりドキュメンタリータッチで構成されていると思われるので

ご加入されている方は是非、チェックしてみてください。 ちぇけらっ


ちなみに翌日は 丸一日「 囲碁の日 」 ということで
CSでは朝から晩まで
囲碁番組の放映になっているという手筈が 面白いなぁ、と。

今年は 囲碁も 「電王戦」 があるんですよ。

屋敷九段はちなみに 今年の将棋『電王戦』 に主将として対局されるので

・・・惜しくもA級からは陥落しましたが
追いかけます。

興味の薄い人にはなんのこっちゃ判らず

興味のある人には
はなはだ 中身の薄い記事となったであろう内容をまず
深くお詫びしつつ

親馬鹿ブログに端を発した  順位戦録画編  これにてひとまず
大団円、とするものであります。


(次回は大相撲春場所を狙うらしいぞっ)





ムック本やら生中継やら。 [つれづれ将棋]

今年も全五局完全生中継!!

・・・将棋公式棋戦「第72期名人戦」七番勝負の
すなはち現「名人位」である森内俊之名人への挑戦者を決めるA級順位戦リーグ

最終全5対局を史上最強5チャンネルにて 完全生中継しちゃう、という
昨年初導入されたスタイルを 今年もやりますよっ
・・・
という企画ですね。


スカパーのお試し2週間に申し込めば タダで見られます。

あ、そこの奥さん、スルーしないでっ[あせあせ(飛び散る汗)]



奥さん、待って。ようつべでも見られるんですってば・・・ (あぁ~~行ってしまうぅぅぅ・・・[あせあせ(飛び散る汗)])



[クリスマス][クリスマス][クリスマス]




今朝ほど 久方ぶりに平日の書店に行きました

(今日は 『将棋世界』 の発売日 )(※息子の本です)

雑誌に伸ばした手の先

ひときわ少ない将棋情報誌のテリトリーに燦然と輝く

このような雑誌が

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つい夕べのこと 宅の愚夫が 

有料で契約したからにはと 朝に晩に
暇があればスカパーの「囲碁・将棋チャンネル」を視聴している
実に真面目なワタシに向かって

「かーさんのように 将棋を見るのが大好きだ、って云う人のこと
なんていうか知ってる?
「観る将棋好き」 = 『観る将』 って云うんだよふふふふ・・・・」


みるしょー。・・・「はましょー」か。   (浜田省吾にあやまれっ)


頭にこびりついたその言葉に反応してしまった この ぴあ の雑誌の表紙。

将棋を見ろと。見れってか。げぇが出るほど毎日見てるのに。

(かつて日中ワタシほど囲碁将棋チャンネルを視聴している主婦があっただろうか)

ぱらっ と中身を。[目]

おぉ、『電王戦』 が載っておる。 (買っとんかーーーーーーぃ)

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しかしまぁ・・・これはもしかして将棋ブームの兆しなのかもしれない[ぴかぴか(新しい)]

かつてメジャーになれぬまま苦杯を呑んで将棋から遠ざかって行った
将棋教室の母たちよ友たちよ

ついに来るべき日が・・・
サッカーみたいに
将棋にもこんなムック本が出ましたよっ・・・

(泪で前が見えないよ・・・[ぴかぴか(新しい)])


感慨深いかどうかは今後の展開によるのだと思われ。
雑誌の企画としては全体的になんだか斜め上と感じるのは
ワタシだけかもしれないけれど。(だいたいヒトが見るトコ見てないしね)(自虐)



さて完全生中継5対局 だ。
少なくとも昨年 これを大真面目に朝から視聴していたワタシの
個人的な見解を申し上げれば

視聴した主婦は語る:

 
 『放送事故かと思いました。』
 



5局どのチャンネルをひねっても ピクリとも動かずに盤上を睨む棋士のアップ(ならまだいい)

ロングに構えた定位置のカメラは動かない

持ち時間は双方6時間 (!!

う、
動かない・・・・
10分以経過・・・

20分経過・・・・

「パチッ」  
へ、今なんか音した?????


・・・・・。

せめて解説をくれ、と。



[猫][犬][猫]



つくづく思う。将棋は解説あってのものですね

結局5局完全生、と云っても
視聴者が頼りにするのは 大盤で解説してくれる1局のみだ、というのは
解説する方にしても視聴側にとっても

忙しいことこの上ないのです[ふらふら]

「観る将」 でもなんでもよろしいが

見るのが好き とはいえ
ワタシなどは少なくとも
解説の妙を堪能している1人なのだ

「あの先生の解説」 だから 見ようかな、という対局も
無いこともないワケだ。

ギャラリーは常に無責任に茶々を入れたり野次ったり
自分で指しもしないのに

「あぁ、アレはもう終わってる」 (※素人にわかるハズも無いが)

好きなように がやがややって楽しむ
(画面のこちら側だから聴こえるべくも無くて それでよい)

1人で見ていても うんうん、はぁ・・・、ほぅほーぅ と
心は解説のお相手の女流棋士になっていたりする

それを上手いこと誘導し煽り 盛り立ててくれるのが
カリスマ解説棋士[揺れるハート](と勝手に名づける)

ワタシの心の中では数人のカリスマ解説棋士がいるが
上手いなぁと感じる解説に当たると

矛盾するようだが
ドラマより面白い
非常にライブなドラマ を感じます

(あくまで個人的な感想であることを付け加えるものです。)


今年は谷川浩司 現連盟会長のA級陥落には衝撃が走りましたよね
(走ったんですよ奥さん 極限られたエリアながら)(奥さんて誰)

ご本人はB1からまた復帰に向けて頑張る、ということで
来期以降、A級復帰を期待するファンも沢山いるでしょうね。
会長職との兼務ということで 大変な中ですが

是非帰ってきて欲しい と願わずにいられません。


それにしても必ず2名は陥落する順位戦

A級戦は ホントに苛烈です。




 
雑誌に興味のある方はどうぞ。








ニコ生観戦。(in 竜王戦) [つれづれ将棋]

第26期竜王戦は4勝1敗で森内新竜王が誕生して幕を閉じました。

竜王戦ブログ中継plus

夕食前、「これは」 とニコ生を見ながら急いで結局前に終えねばと
息子のマグロ丼を作りながらつまみながら

ふと鼻をかみにリビングへとティッシュを取りに行った息子の

「あれー、なんか画面が変ってるよぉぉん」
の声で

結局を知ったのだった。
あぁ、新竜王誕生の瞬間を
渡辺元竜王の10連覇夢破れるの瞬間を

マグロ丼で観れなかったとわ(泣)

いずれのファンというわけでもないワタシですが
結局(←※これは将棋用語だ   ・・・って知ってましたか?) は見届けたかったのにぃ 

どんなに偉大な軌跡であろうと一歩踏み出した先の確たる道は無いので
どんなものを失い 失った先に 人はどんな風で居るのか
出来得るならヘラリと笑っていて欲しい

・・・と思ったら やっぱり渡辺二冠は 笑っておられました。
「たかが将棋ですからねェ」 とはさすがに今日は言わなかったけれどw

ちなみに渡辺さんは自他共に認める ※ 「魔太郎」似 だそうですが



ここはちょっと譲れないくらい ウチの息子の方がクリソツです。えぇ。
(いつのまにソコが自慢になったのか)(しかもなにその微妙過ぎる親馬鹿って)

森内俊之 新・竜王(名人)誕生。
しばらくすればA級戦も結果が出る。 十中八九名人挑戦権は羽生三冠が得るだろうと思う

おちゃらかホイの如く勝ったり負けたり  いっつも同じ人でやったはる
40代が厚い壁で居る世界が嬉しいよね。

v( ̄∇ ̄)v


第2回電王戦 終了。 [つれづれ将棋]

第2回電王戦 も終わりました。(『第2回将棋 電王戦』)

終局・第5局 三浦弘行八段 vs GPS将棋 は 中盤以降の圧倒的な強さでGPSが勝利。
指し手の正確無比さ が それまでの4局に出てきたソフトと
(結果はさておき)
全く 段違いでした。さすがコンピュータソフト選手権の覇者です。
プロの中でもトッププロ集団 A級棋士。 
中でも素晴らしい成績を今期おさめている三浦八段でしたが・・・。



人間ドラマを作る前に
COM側のあまりの早い、そして正確な手指し手の前に なすすべなく終わった、印象でした。

続きを読む


電王戦第4局。 [つれづれ将棋]

電王戦 第2局 (スポニチアネックス)
電王戦 第3局 (スポニチアネックス)

電王戦、第2局、第3局とも人間側(プロ棋士)の負け、でした。

そして迎えた第4局。
塚田九段 vs puella α(プエラ アルファ)。

ソフト開発者の伊藤さんは敢えてヒール役を買って出ている感じの巧い廻しぶりで
(ホントはいいヒトに違いない。そーいう臭いがする。)w


人間側の塚田九段はタイトル獲得歴もある油のノったベテラン域の棋士ですが
亡き米長会長に誓って自ら立候補しただけ有り他の若い棋士に負けない話題性を提供していました。

週末という悪条件にも関わらず?
ニコ生正規会員様でないワタクシどもでも、追い出されたりせずPCの立見席でじっくり観覧できました。

そもそもお行儀のよろしいオーディエンスばかりですが?
第1局からここまで、さほどいやらしい煽りもなく、現地会場とネット観戦者一体となって盛り上がることが出来ました。子供が一緒に見ていてもほぼ問題ない発言ばかりで、このあたりさすが?の将棋界。地味ですな。
(だからといってセーフモードは必須です。)


結果。

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『電王戦』見ました。 [つれづれ将棋]

開幕しましたね。『電王戦』。
しっかり第1局、拝見しました。ニコ生で。立ち見で。

(詳細コチラ→電王戦

第2回 将棋電王戦 第1局 阿部光瑠四段 vs 習甦。
最初一度だけ追い出されましたが
その後は最後まで(六時間あるっつの) 見ました。しつこいようですが「立ち見」で。
200,000人くらい、居ましたねぇ。

阿部君 可愛らしいです。初めて見たときは今よりもっと子供っぽさがあって

「わー・・・ほっかりした子だなぁー。」 (仮にもプロに「子」って 失礼ですが ほんとにそんな雰囲気)
という印象でしたが


今回見た阿部君はもう大人でしたね。
(いつも見てる『将棋チャンネル』のデータが どんだけ古いの・・・って話ではありません。)

プロ棋士が解説「第2回将棋電王戦」初戦で人間が勝てた理由 (yahooニュース)

コンピュータ vs 人間。

まぁ、お祭りです。多少なり煽りが無いとつまらないですね。

正直ワタシとしては 
実戦の機会を幾度か与えてやれば、精度のブレないコンピュータがいずれ勝つだろう・・・・
とは思っているのですが・・・

一生懸命練習させて、幾度も実戦稽古をつませてあげて
いつの日か師匠を超える日がやってくる。
子供を見てると同じ感じがします。当然、精度の高い脳が 先生の思考パターンを諳んじる様になれば
必ずいつかは追い越します。
現段階では

人間 vs ソフトの製作者(・・・が製作する上で発動させる思考ルーチン)

という感じです。
もっと優しい目で見れば、プロジェクトとして共同でソフトを育てている第1感 ですかねぇ。

たとえば特定の名人的思考ルーチンをコピーした将棋ソフトと戦う日、がいつかくれば

面白いとは思うのですが。それはそれで、あくまでヒトの為のソフト。


以前、
渡辺竜王 vs ボナンザ 戦は
NHKアーカイブスにも入っていて 何度かテレビで拝見しているのですが

要は プロ棋士が ダチョウ倶楽部並みのことをさせられているわけですよ。
「熱湯風呂に裸で」並みの、ね。 そうまでしないと人寄せで気無いのか
この業界は・・・(というのはまた別の機会の話。)

人間は古来からこういう無茶振りを 見物するのが 好きな生き物なんですよ。
美辞麗句を飾りつつね。

ワタシ? 

もちろん好きですよ。大好きです。
古来、特に生物学的にフィメール、F、女性、雌 はね。しょうがない、本能だもの。
優性遺伝子を そやって見つけるのでし。

          ※とっくの昔に対象外だ、という突っ込みを当局は受け付けません。

『5局生』。 [つれづれ将棋]

金曜日。

CSでどエラい試みが。

5チャンネル同時生放送。・・・それは

『将棋界の一番長い日』 と云われるA級順位戦最終日  Wik→A級順位戦 の対局。

この最終対局で、名人への挑戦権を得る棋士、そして
B級へ陥落する2名の棋士 が決まります。

昨年までNHKのBS放送で 特番で放映されており、その対局の風景をカメラ切り替えしながら
解説するのですが そのライブ感とドラマチックさが好きで 割と楽しみに例年拝見していました。

それを今年はCSが独占生放送しかも、5チャンネル同時中継、ということで
例年に増して(なにせウチには『囲碁・将棋チャンネル』が入っている)(・・・これ自慢になるの?)
ときめいて楽しみにしておりました。

(※【BSスカパー!】(無料放送) BS241ch(マルチ画面等で各対局を放送)
          【スカチャン】   (無料放送) スカチャン0(羽生vs橋本)、スカチャン1(渡辺vs郷田)、
                              スカチャン2(三浦vs高橋)、スカチャン3(谷川vs屋敷) プロモ100 (佐藤vs深浦)
          【囲碁将棋チャンネル】     CS363ch(各対局を切り替えながらの解説付き総合放送)


午前10時に始まり・・・
本線の将棋チャンネルでは大盤解説。そして スカチャンと呼ばれる他の4局で A級棋士四組の対局を一局ずつ 中継しております。

試しに羽生・橋本戦に切り替えてみる。

・・・・盤上を移すカメラ。動きません。それはそうです。序盤定石はとうに終わり、ここから一手一手が
棋士渾身のオリジナル手となる。そう簡単には指さないです。
1人持ち時間4時間。

・・・・・4時間[たらーっ(汗)]

カメラ、盤上から対局の2人へとカメラパーン。 ・・・・ 動きません。前のめりになったまま、
かれこれ二十分・・・に、にじっぷん。画面動かず。

渡辺竜王・郷田棋王戦に切り替える。
一時間の長考。・・・・ 昼食突入。カメラが切り替わると誰もいない部屋に盤のみが。

たまらず本局の将棋チャンネルに戻すワタクシ。
結局誰か喋ってないと間が持たない、というのは見る側にとってもテレビの宿命ですね。
しかし自らの降級のかかった勝負で 棋士に絵ヅラを意識した動きを要求することも無理。

去年まで、ある程度内容を作っていたNHKのほうが見やすかった。
まあ、見ましたけど。 夜11時まで 見ましたけど。
例えて云うなら 「着替えシーンの無い覗き部屋」。 ・・いや、違う。
座ってテレビをみている人をただ見ている、かのようなシュールな現実感。

正直な感想: 1局で・・・いいです。

そして・・・・無料で見れる、のは対局の生中継。肝心の、それを解説している『囲碁・将棋チャンネル』は
有料だ、と。
昨年までBSで見られたけれど、今年は新たにCSを契約しないと解説が聞けない・・・・ということです。


そんなことやってると(只でさえ少ない)ファンが離れるでしょ。



funa.png

ナンじゃこの画像。(※借り物です)



他所の棋士のアップ画面に見切れた渡辺竜王のデコが からんじゃってるのが唯一の笑いどころでした・・・・・って所詮その程度。 ワタシだからか。すまんこって。


ネクタイ。 [つれづれ将棋]

寒いので出かけないで日中テレビを見る。 

  ・・・余談ですが 冬眠中の熊も、時々起きてはエサを食べたり散歩したりするらしいです。(→ヒグマの生態と習性 )


民放があまりに、あまりに(※ココ大事→) つまらない ものだから

あ、あと
囲碁・将棋チャンネルなんて入れてるものだから・・・(ダイナミックに飛躍)



今、囲碁の『棋聖戦』 やってますね。

(・・・閲覧者には少ないとは思いますが興味のある方へ)→ 『棋聖戦』    張棋聖 タイプ[ハートたち(複数ハート)] 素敵ですよね。


で、さっぱりわからないけど 観戦していると  (しつこいけど民放がつまらないから)

解説者のネクタイに目が行く。


「ぉっ、あれ、いーーーーじゃん!!!!」 たまたま息子と2人。

大判解説者がしているというクドい事実はおいといて


あとでネット検索したら、あるのね。あーいうの。


igo.jpg

囲碁柄。これと同じものを解説者が締めていました。


いいじゃないですか。 囲碁オタの愛というものをクドいくらいに具現化している。

・・・ついでだから「将棋柄」 というのも検索してみよう、ということになり。以下。



shog.jpg

・・・アパレル界ではこれを単なるチェック柄という。




ヒドいぞ。

・・・ワタシと息子の検索中のワクワクを返せ。[たらーっ(汗)]





将棋本つれづれ。 [つれづれ将棋]

息子が通う市内の将棋教室は、先生宅、が賃貸と書店の経営をやっていて、1階が書店とお教室になっている。
書店は将棋関連と子供向け良書が揃っている、ここいらではちょっと珍しい類の趣味的書店。
当然R指定の本などは置いていない。エラい。(その代わり立ち読みしずらい) (^_^;)

そんなわけで隣のお教室の片隅にはカジュアルに将棋関連本のコーナーがあるのだが、
将棋指しのコーラン、とでも言うべき歴代『月刊・将棋世界』が、大変エクセレントなチョイスを受けて
僅かひとつの本棚に、ファンなら「ぉぉっ」とか「ぁあっ」 とか うなりそうな

「羽生、七冠まであと一勝!」 とか 「米長、ついに三冠に!」

とか、好きな人には、当時の雰囲気そのままの黄金の時代の風、が吹き抜けるラインナップで
置いてある。
(興味の無い人にはたまたま立ち寄った図書館の寄稀本コーナーを覘いたときのあの違和感を与えます。)

・・・このうちの概ねはもう絶版だろうなぁ・・・(この世界、絶版、早いですなぁ。)
と思しき指南書等もたくさんある。

さすがにいかに将棋っ子の母のワタシといえ

「名人に香車を引いた男  升田の将棋」

とかの背表紙を見て 「あら、これなんかイんじゃない。ちょっと読んでみようかしら ♪」 ・・・・とはなりにくいのです。
(いまだミーハーの神、降臨せず)

とはいえ、
「置かれた場所で咲きなさい」 という有り難いお言葉もあり。
他に読む本とてありませんし・・・・ぺらぺら、先生がやってくるホンのちょっとの待ち時間に
めくったり眺めたりしておりましたが・・・

昨日、古い『将棋世界』の中から ある表紙を見て
お教室に入ってきた先生に

「あの、先生、コレ、ワタシ借りてもいいですか。」

・・・お教室用の図書を手に、いきなり堂々と先生に要求するこの母。息子は

「母ちゃんが読みたかったら母ちゃんが聞いてね」 と云うものですから。・・・
(日頃の教育が生きている、と実感する・閑話休題。)

先生はこころよく  「いいよ。来週返してくれれば」。 v(。・ω・。)ィェィ♪

それがこれ。

P1050606.JPG

表紙のめくれ加減も無造作です。・・・けっこう気を使って裏表紙も撮ってますが。

表紙の人は 村山 聖 九段。29歳の若さで夭折した 当時、「東の羽生」に対し
「西の村山」 と称された棋士。 (村山 聖 Wik →http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%91%E5%B1%B1%E8%81%96 )

随分前、旦那様が買ってきた文庫本のドキュメントを読んで、ずっと心に残っていたのだが
本文に載っていた当時の「特別追悼号」が そっくり 本棚の一番下に無造作に置かれていたわけで。


ドキュメント、なんて

「これが実際に起きたことなら神様なんて居ないか、もしくは残酷」

としか思えないようなことが題材になるのだと思ってるけど、それにしても・・・・
あんまり苛烈で痛々しくて、切ない内容だった。
で、「泣かせよう、泣かせようって書いてるんじゃないの?」 などと
エセ読書家がどこかで一言物申すような事をワタクシもつい。

そんなわけでその「追悼号」を思わず手に取ったというわけです。

家に帰って読みました。できるかぎり隅々まで。
ワタシの結論。

『聖の青春』 は 克明なドキュメント。大変精緻にリポートされた内容のノンフィクションである。

「将棋世界」 には当時のトップ棋士が沢山の追悼文を載せていますが、それらを全般目を通すだけで、
一遍の青春小説が出来上がりそうなくらい、村山九段の人柄や生き方が熱く、鮮明に見えてきます。 


『聡の青春』 の作者、大崎 善生さんは当時『将棋世界』の編集をなされていました。
極力個人的な思いを控えドキュメンタリーに徹して書いておられるけど、それでも故人への思いはそこかしこに
溢れていて、「ああ、大好きだったんだなぁ、」 と・・・村山 九段が多くの棋士仲間にとても 「愛された」
人だったんだ、というのが伝わります。


追悼号の中でも、高橋道雄 九段 の追悼文の一節が心に滲みましたので引用します。
かけがえの無い仲間を失った棋士の 切々たる哀しみが胸を打ちます。



『 ・・・・・・控室での検討風景にはいつも村山君の姿があった。
 周囲に人懐っこい笑顔を振りまき、明るく、思い病を背負っている様子は微塵も見せなかった。
 
            (中略)

 明日、連盟へ行ったら、どっしりと盤の前に陣取り、棋譜でも並べていそうである。


 最後に村山君に 一言、言いたい。

  
  「そんなに早く人生を詰ませては 駄目。  駄目だよ、村山君。」  』  (1998 将棋世界10月号より)


 
 
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<雑記>

・・・『聖の青春』 は・・・あくまで個人的ですが男の子の母にはおススめしずらいです。
どんな夢を追っているにしてもこれが我が子と重なった瞬間に
子供の手を離すことが怖くなります。( ワタシがそうです。)

一方で、こんな青春を過ごした男の子、がいた事を
なんでもない一児の母親のワタシが覚えておいてあげたいなぁ、と思わせる内容だとも思います。
家族のあり方・師弟愛・友情・希望と絶望 あらゆる要素が詰まってます。

涙腺の弱いお父さんも、電車の中で読むのはおススメしません。案外、男の方のほうが
号泣してしまうかもしれませんし。


ちなみに、お教室のあるお母さんは、同作者のノンフィクション 『将棋の子』 を読んで
やはり自分の息子が棋士を目指すのを 「体を張ってでもでも止める」 と本気で思った、と云うてました。
おそるべし。


・・・(つまりこの作者の著書は普及には役立っていないということですか?) Σ( ̄ロ ̄lll) エエッ 

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