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行きたくない日もある(※むしろいつだって)。 [遠距離介護(母。)]



今週末も台風が近づいている。


それを理由に 三週連続で通っていた母の病院を
お休みしたいとふと考える。

そんな時に限って
母の入院病棟看護士から

「近いうちにこちらに来られますか…?」

という連絡が来るのだ



いやもう

でももう

人間やってりゃ体力的に限界だ、という時は来る。


(…嫌です。)

心の声。

(…ワタシ そりゃ 実の娘ですけど)

(遠距離ながら
主介護者 ですけど)

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気軽に呼びつける。 [遠距離介護(母。)]

(※呼びつけたのは 母じゃないです)


携帯を見たら15分前に病院から電話が。

折り返しかけたら母の入院病棟のナースからで


「近々こちらに来られますか?」と。


(この『近々』って距離感が曲者だよねそもそも。)

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母、入院リバース。 [遠距離介護(母。)]



この夏のとある日。

ワタシはママ友と初めて友達同士で一泊旅行中。
(そもそもは二か月前に予定を組んでいた)
夏休みの一大イベント。これを長いとみるか短いとみるかはそれぞれの向き。

計画を立てるためにファミレスに入り浸っているときは楽しかったな。

母の入院もあってギリギリまでバタバタしたけれどなんとか出発にこぎつけ
大変ハッピー[黒ハート]な気持ちで一日目とその夜を過ごし

二日目の大半の予定をこなして実に
実にハッピー[黒ハート](しつこい)な気持ちで帰路につこうと…


好事魔多し

嫌なことは大体その「頃合い」を狙い定めてやってくる。



母の施設から旅先に電話があったのだ。
とあるアミューズメント?施設をでて記念撮影なんかしているタイミング、で。
「もしもし?」
遠い電話に大きな声で問いかけるワタシ。ちょっと声が遠いんですけど。…

お母さまの退院の予後が良くない。なので
早めに病院につれてて行って欲しい…


って


退院してまだ一週間経ってないんだよぉぉ[あせあせ(飛び散る汗)]

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母、ギリ退院。 [遠距離介護(母。)]



そりゃ

五日間くらい~一週間かな、

からの

十日間 が

二週間 になった頃にはさすがの鉄面皮の家族(※一人娘長女)も
焦りを感じずにはおられません


退院の期日に際し今回の家族(=ワタシ) の立場は

入院患者A(=母) の身柄に関し
その退院に関する見解を

施設と病院双方について
仲介する

という実に微妙かつ主従複雑な事態のどストライクであるからだ。



右往左往の中で焦りが高じ、病院に探り? を入れたりしてみる。

「あのー、退院なんですけど、いつごろになりそうですかね?」

「そうですね、先生に訊いてみないとなんとも…」

あぁ、そうですか、と 引き下がり三日くらい。

施設の方に 「連絡は来ましたか?」

まだです、と。

そしてまた病院の方に探りを入れる。
看護士さん曰く、まだのようですが、来週くらいには…と。

さらにさらに十日がたち…


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野戦病院か。 [遠距離介護(母。)]



母の病室で待っていたのは担当の看護士と入院に必要な書類の山だった。



ワタシが書類の山、と対峙している間に母の体は検査用のチューブに繋がれていく。
入院にありがちな不穏な風景ではある。
なるべく見ないふりをして書類書きに没頭する。

その間 母の目は
「すべての責任はアンタにある」 という目でずっと
ワタシを睨んでいる。


施設の看護士は自身の役目を終え、今まさに施設に戻るところ。


お疲れさまでした。
「お母さま、早く退院できるといいんだけど」


全くです。

ただしその後。

前と変わらず面倒見ていただけるんでしょうか…
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一方病棟担当の看護士は自身の名前、病棟での生活の簡単な説明などを伝え終えると
「まずまずご家族の方は無理せずに、休めるときは休んでください。」
とワタシに椅子を勧めてくれた。

そのあと母を覗き込むようにして前にかがんだ後、

そのまま彼女自身が斜めによろけた。

あ、大丈夫ですか[?]看護士さん

「あ、大丈夫です、すみません」

看護士さん、今、明らかに倒れかけた(-_-;)

自分の心臓のあたりを抑えて息を整えている。
[がく~(落胆した顔)]

不安だ……看護士さんの方こそ無理せずに休めるときは休んで欲しい。

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必用書類を書き終え、母をベッドに寝かせて
時間はかれこれ16時過ぎ。

「着替えやその他必要なものは別紙に書いてある通りです。」
と看護士さん。

「あとは担当医師の記入する書類を用意するのに多少お時間を頂くのですが
その間 入院に必要なものをご家族にご用意いただいて…」

と チラとワタシを見る。

ここはさすがに隙無く施設の看護士さんの云う通り
入院セット を用意してきたワタシ。

それに加えて二・三のものを売店で買い足せば不足はないようだ。
早速売店まで。

食事用エブロンやティッシュボックス、タオルにコップ、石鹸などを買い足す。
さすがに病院のコンビニだけあって入院に必要なものは一式手に入るようになっている。
下着などの充実度は素晴らしい。

ただコンビニなのに土日の営業が無いというのは残念だ。
平日に来れない家族の方が多いように思うのだが。

全部の支度を揃えて17:30分頃。

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母、入院。 [遠距離介護(母。)]



母の入院が決まりベッドを開けてもらう間、
血液検査とレントゲン検査を受けた。

待っている間 施設の看護士さん
(※まだ付き合って居てくれた)

とお話する。

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母、倒れる(2)。 [遠距離介護(母。)]



地元の病院の主治医から、隣町の総合病院へ紹介状を書いてもらい
入院するかもしれない母の状況を診察してもらうため
一路、急ぐワタシ達。

時間内に受付するように言われ慌てて車いすの母親を乗せて出発する施設の車と、そのあとを追いかけるワタシの車。

時間が無いのもあり、看護士さん、幹線道路ではなくその三本くらい山側の
いわゆる裏道を選択していく。
追いかけるワタシ。
どんどん山の方へと行く。


途中でだんだん不安になってくるワタシ。

そもそもこんな道走ったことない。
どんどん幹線道路から遠ざかって山道に入っていく。
だいたい、今ワタシが追っかけてる自動車のバック、あれは
最初から施設の車だったっけか?
もしかして
病院を出た時から知らない車のお尻をずっと追いかけているんじゃないのか?

どんどんどんどん不安になってくる。

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母、倒れる。 [遠距離介護(母。)]

仕事を終えて帰宅した頃合いの事。

よし、明日は非番だ。好きに過ごすぞ

休日前の余情を独りかこちながら
夕食支度前の幸せな時間を過ごしていた時

電話は鳴った。


母の施設の看護士さん

「お母さまが食事にいらっしゃらないから様子を見に伺ったら


お部屋のベッド脇で倒れられていて



彼女は速攻 「死んだ!!」 と 思ったらしい

取り合えずのAEDを大急ぎで持ってこさせている間に
なんと母、セルフで再生(リバース)。

本人曰く。

「…寝ていただけだし」

それでも口調のハッキリしない様子からそのまま救急車を手配し地元の病院へ。


あいにく内科の主治医は非番で替わりに検査の上 診てくれた
当直の医師曰く


「炎症反応が高く数値に表れている。入院させたいが認知障害も酷く見受けられ、
…。…

そうなると
当病院での入院は難しい」


認知症の患者は入院出来ない病院のシステムて フツーあるんですね。
(ワタシが無知?)



そこで家族を呼んで再度主治医に診てもらい判断を仰いでいただきたい…

とまあ要約するとそんな具合。


瞬く間に消えゆく非番の予定のあれやこれや。


当然ワタシだけの非番の平日だから対応できるのはワタシしかおらず。
「ハイ、伺わせていただきます」
の言葉とともに

久しぶりの 片道二時間半の道のりドライブto 施設とあいなりました。

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確実に壊れていく母。 [遠距離介護(母。)]

母の施設のご担当から定期連絡を受けた際

「お母さま、実はこの前」

母は自身で保管している通帳と印鑑の場所が分からなくなり
ひとしきり騒いだ挙句
ご担当さんがそれを見つけた先は

部屋のバスルームの 洗面器の中だったそうな



いよいよお金のこととか貴重品の保管もままならないということになり
あれこれすったもんだの末 



現在 母の通帳とカードはワタシの手元にある。


可能な限り施設での生活とそれにかかわる金銭授受は
口座振替で賄うよう手続きした。


貴重品の保管場所 どころか

時々朝食や夕食のことも失念している

もう初夏なのに

「どうして山には雪がないのか?」などと聞いたりする
分かりやすい形で認知症の特徴が出てきた。
今日は何日かなんてとっくに言えないが


季節も分らなくなっているようだ。



それでいて自分の誕生日は忘れないんだよこれがな
こういうところが介護判定時にはやっかいなリスクであると思う


もはや世話になっている施設の大看板である『自立支援』なんぞからは
何万光年
ほど遠い生活となっている

にかかわらず

今年度の母の介護度は 3 から 2 になった


どこが改善してるっちゅーねん
どういうこっちゃ

もしも 口頭で訪ねた時に速攻で言えたら◎、という
自身の生年月日が 判定の重要なキーであるなら

元気だったころサラリーマンだったじいさん連中は
死ぬまで名刺だけは非の打ちどころなく綺麗に出せるのがざらに居るのだが

それは 現役の頃に刷り込まれた条件反射だ。


自身の名前、という『記号』に反応しているに過ぎない
現に

ではそれを書類に書いてみてと差し出すと


そもそもその年月日が
いったい誰の誕生日であるのか途端に 覚束ない母なのであります。

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ねだる母。 [遠距離介護(母。)]

先日 施設から電話があり

「インフルエンザの蔓延に警戒して当分 面会を謝絶とさせて頂きます」
とのこと。
どれくらい?と 訊くと

「…春くらいまで、ですかね」 だと。

万歳

今年は次の病院まで(4月)
ゆっくり過ごせるな、と。

施設側の措置によって 面会が禁止されるのはここ何年か
この時期の定例になりつつある


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暮れの頃 母から

「洋服の一着も買ってよこしてよ。
他所の部屋の人は皆、腐るほど持ってるのよ」

買い物くらい施設の定例活動で出掛ける時にしてくればいいのに、と
云っても

腰が痛いの足が痛いの
職員の付き添いの態度がイヤだので参加しようとしない

結局 家族が送ってよこす荷物が欲しいのだろう


この母の「何か送ってよこせ」ほど

長きにわたってワタシを苦しめたイベントはない。


※参照 → 嫌な電話



想えば


誕生日
母の日
初・就職祝い

なにくれイベント毎に要求されて
その都度母の云う 「気の利いたもの」を 
半ばパニックを起こしながら探し回った


そして毎度
必死になって選んだものを渡すごとに

ボロカスに罵倒するのだ


お金の無駄遣いだ、と。
適当なところで周囲の同級生あたりと比較され

「早くに親元を離れたオマエじゃ 親の好みなんてわかりゃしないやね」
と云われ続けてきたが

だったら頼むなよ、と

一人娘は言えないんですよ。



そういえば 父親はワタシにもらったものについては箸の一本でも
喜んでくれたものだったが

その様子すら母には気に障るものだったらしく
後でそっと傍にきて

「…実は父さんはアレはそれほど気に入ってないけれど
オマエに気を遣って喜んでいるんだよ」

と耳打ちするくらいだったから

…もうずっと 電話で何か要求される、ということに恐怖を感じていた
それが
この年齢になっても残っているからか


暮れの電話にも 内心密かにパニックを起こしていた。
毎度恒例の感情とはいえ制御には途方もないエネルギーを消費する

対処法はただ一つ、
どうせ時間をかけたところで結果に変化はない以上
さっさと行程を済ませてしまうしかない、ということである。



翌日には彼女の要求する
病院に着ていけるような一式、を量販店で用意し
その帰りの足で 宅配便に寄って手続きした。


三日後 連絡があって

「全部サイズが合わずに 捨てた」とのこと。


「…ココ(施設)に来て 二回りも痩せたんだよ見ている癖に気が付かなかったんだろう。
どれもサイズが大きすぎて、ダメだったよ。」

サイズダウンしたなら教えてくれればいいものを、とは今更である。
捨てるためにワタシの財布から支払われた対価の哀れ。


以前との変化といえば 
昔 勝ち誇って言い放ったこのような台詞ですら
今は青息吐息で
「…どうしよう、こんな惨めな年寄で」 のテイスト一杯詰め込んでくる。

施設職員というギャラリーが大勢いる
可哀そうで弱い自分を見せつけるのに相応しい舞台を与えてしまったようなもんだと思う
そしてそれを
見せつけられギャラリーに憐れんでもらう様子すら
実は観客として見せつけるべき相手はワタシ一人だ という

「こんな場所に捨てられて、欲しい洋服の一着も自分じゃ買えなくて

(※買える状態にあるけれど面倒だから行かない)

早く父さんのとこに行ければいいんだけど」





…なる早で行って欲しい。



そのくせインフルエンザのワクチン接種はいの一番でやってもらうよなぁ

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近頃感じる異様な疲れも手伝って
なんだかコチラの方が早く逝きそうな気がしてユウウツである。

アタシも更年期。

生きてるだけの疲れの度合いが ちびっと上がってるんす。


karasumot2.gif





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