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裏山を散策。 [折々に]

例年心待ちにしている密かな楽しみ。
家族揃って裏山散策。

アーバンでありつつも閑静な住宅街は、丘の上から地続きで豊富な自然を有しており、ひっそりと自衛隊の弾薬庫も存在するワイルドかつ繊細な山道が伸びております。
玄関から五分も歩かないうちにぽっかりと賛同の入り口が開かれ、足を踏み入れるといきなりうっそうとした大自然。(目を凝らすと有刺鉄線の向こうに自衛隊の弾薬庫があります)(しつこい)

小一時間ほど散策。

本来ワタシは無駄に歩くのはキライです。旦那様にたまには近所を散歩しようか、などと誘われてもしぶしぶ出かける、かハッキリ断るタイプですが、この日ばかりは違います。
なぜなら目的があるから。

家から五分の場所、で『山菜狩り』、です。息子とワタシがもう、夢中。
ド田舎野育ちのワタシは幼少の頃からこの季節、野山駆け巡って遊んでもタダで帰る、なんてことは許されません。雪国の山あいで春一番に食卓に上がる山菜の数々は貴重なビタミン源。
ハンターとして特殊な教育をさんざん受けました。カジュアルな平服とピッケルではない草刈ガマで崖をよじ登り籠一杯に採り続けたものです(遠い目)

そんなハンターの血をまんま息子が受け継いだのか、やはり普段あまりアクティブに行動することの無い息子が今日という日はやはり夢中です。母の後ろから「取りこぼしが無いか」と目を皿のように地を這うごとくにかがんで歩きます。略奪班・若干二名。
旦那様もほそぼそながら参加しているのですが、こちらはカメラを片手に自然を愛でながらの「乙女な」行幸。

P1030862.jpg
旦那に撮らせたツチグリ。

P1030867.jpg
ハンティングの成果。手前がシオデ(しかし細い・・・)。 奥がミツバアケビ。(実家では通称『木の芽』)
積むほどに新芽が次から出てくるありがたい山菜です。

どちらも茹でて食しますが、『木の芽』のほうはアクが強いので、一旦茹でて水で半日以上さらします。
帰ってお昼に食べたのはシオデのほう。
P1030871.jpg

マヨネーズなどで食べると美味です。

昼前のことでしたので、途中で引き返して帰ったのですが、ことさらに帰路でも「ハンター目線」になっている息子が可笑しかったです。その息子曰く:

「母ちゃん、オレにもっと食べられる山菜のこと、おしえて!」

なんという殊勝な息子なのでしょう。よし、わかった、いまやすっかりアーバンで洗練されてしまった母だけど、知っていることはすべて伝授しよう。

「・・・そしたら・・・なにか大変なことがあってお家に住めなくなって、オレ一人になっても、生きていけるかもしれないから!」

息子よ。いったい何が視えているのだ。ノアの洪水でも来るのか。[がく~(落胆した顔)]
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