父。 [遠距離介護]
父が痩せて行く。
近頃は病院へ二週間にいっぺんくらい 点滴を受けに行くようだ。
舌癌で力の無くなった口調が、更に弱く、聞き取りにくいものになっている。
食事の時にこぼすのを母親にとがめられ、よだれかけ、をかけさせられている姿が、ツラい。
歩くのがやっとなくらいヨレヨレになっている。
夕べは夜中の一時くらいに起きた、といって母にやはり咎められていた。
「ボケた。」と母親は言うが、ワタシは、
眠れないのじゃないか、と思う。
どんなことがあっても、夜は眠る父、だった。
舌を切除してからめったによこさなかった電話、を
この頃 かけて寄越すことがある。
前より更に、云ってることがわからなくて、
お互いにツラい。
きっと
ワタシに話したいことが
話さなくてはいけない、と思うことがあるから
かけて寄越すのだと思うけど
やがてお互いにアキラメてしまうのだ。
父が痩せて行く。
母親をハッキリ憎んでいる自分が
イヤになる。
近頃は病院へ二週間にいっぺんくらい 点滴を受けに行くようだ。
舌癌で力の無くなった口調が、更に弱く、聞き取りにくいものになっている。
食事の時にこぼすのを母親にとがめられ、よだれかけ、をかけさせられている姿が、ツラい。
歩くのがやっとなくらいヨレヨレになっている。
夕べは夜中の一時くらいに起きた、といって母にやはり咎められていた。
「ボケた。」と母親は言うが、ワタシは、
眠れないのじゃないか、と思う。
どんなことがあっても、夜は眠る父、だった。
舌を切除してからめったによこさなかった電話、を
この頃 かけて寄越すことがある。
前より更に、云ってることがわからなくて、
お互いにツラい。
きっと
ワタシに話したいことが
話さなくてはいけない、と思うことがあるから
かけて寄越すのだと思うけど
やがてお互いにアキラメてしまうのだ。
父が痩せて行く。
母親をハッキリ憎んでいる自分が
イヤになる。
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