静岡に行きました。 [息子と将棋]
・・・静岡で開催される将棋大会に息子が参加するというのを
かなり間近になって聞いた母
夏休み これ・といって旅行だの行事だの無いので同行を決める。
いやもう、不遜であろうとなかろうと 「観光がてら」。
日本人にはいい言葉だなぁぁ
(※この前もこのパターンで岡山に行ってきました)
本当なら例年どおり息子は東京大会にエントリーするはずでしたが
今年はなんと 例の? 小学校の 地域住民の皆様との めっちゃふぁみりあーな
『地域コンサート』と重なり
(※お世話になってる教室主催の子供大会とも重なって昨年大ダメージを受けたが今年は
更に激甚災害となって降って来たワケで)((涙))
苦肉の策で 静岡大会にエントリーしました(泣)
聞いた当初は旦那と息子だけ行かせるつもりだった。・・・日帰りで。 ｹﾞｯ
だけど
「誰かプロ棋士来んの～?」
「羽生三冠と佐藤九段だって。公式戦あるんだよ。」
・・・・・・「行かいでかっ」
はい。母も勝手に同行エントリーと相なった次第です。ほほほ。ミーハー神降臨。
出発前日の天気予報はおりしも全国的に雨･雨･雨。これから出るトコも雨ならいくトコも雨。
早朝というより真夜中出かける、という案は急遽早帰りした旦那様との目論見で撤回。
前日の午後に空いてる宿取って、バタバタバタと支度して
ゲームに興じる息子の尻を叩いて
もんのすごくカジュアルな感じで 静岡に出発～♪ 到着は5時間後の予定でございます・・・
(自家用車移動はこのカジュアルさがよろし。)
仕方のないことですが、首都圏は混みますねぇぇ(*´Д｀)=3
ホンの通りすがりでもover1hour 夕方の通常渋滞にしっかりハマりつつ
東名へ。
19時ごろには静岡は清水ICを降りました。
夕食とって 宿へ。
急遽どこでも、と云うビジネス宿ですが
「あと600円足すと 6畳から8畳へ変更できますよー」という微妙なラインナップあり。
いや、でもいいです。
3人これで十分です。家族風呂でいいです。
ビジネス旅館も大好きなcassisです。ましてや道を挟んだ向かいで割烹料理もやってる宿だし
明日の朝食が楽しみだ～♪
しかも明日の朝もゆっくり朝寝が出来るv(￣∇￣)ﾆﾔｯ
さて一夜明けて
予想通り宿の朝食は美味しかった(´；ω；`)ｳｯ
いつも思う。
我が家の住まうG県も観光立国ならぬ県なのになぁ
なんだいこの差はっっっ
安上がり家族はこの朝食にすっかりご満悦で、･･･あ、何しに来たんだ。
そうそう、将棋大会。
会場へgoです。
東京大会と比べれば幾分は規模は小さいものの
子供と親御さんの列が 累々と。JTの大会は、やはり大きい。
一昨年からテーブルマーク(もと加ト吉)さんも参入なさって
冷凍食品の試食ブースなぞも提供するようになり、いやぁ 主婦だって色んな意味でワクワクします。
受付を済ませると、とてもカジュアルな感じで
女流の矢内四段や早水三段 そして連盟からは木村八段がニコニコしながら
来場者を出迎えてくれてました。豪華だなぁ。
このたびの解説は矢内女流四段と木村八段ということで、もうそれだけでワクワクします。
個人的にはお2人の解説が大好き。やり取りも楽しいですし、判り易いです。
開会式がはじまると、賓客のエラい人が次々とご挨拶。
どうでもいい話ですが、 開会前のご挨拶と云うだけでもう条件反射的に貧血を起こしたくなってしまう
cassisです。
沢山の子供達は幾度と無く「おはよーーございまーす、ハイ、元気がないみたいだぞ、も～1回!!」
毎回全力でご挨拶させられて、さすがに3回目目には肩で息をしている子供がいたことを
主催者は知ったほうが良い。只でさえ対局前の緊張で張り詰めている子供達の横隔膜を
いたづらに刺激するのは避けませう。いつだって子供は全力投球なのです。
自分の息子はこの辺り最初の試練を口パクで乗り切って欲しい、というPTA総会で
問い詰められそうな不謹慎なことを考えつつ母はだらだら手を叩いておりました。
(ちなみに「拍手は最大七回まで」と教わった世代です)
低学年は190とちょい余りの人数だとか。高学年はその倍以上。
子供の坩堝(るつぼ)です。同時に付き添い者の坩堝でもあります。
でも会場整備が行き届いているので、不自由は感じません。
会場も広々と使っています。動きやすいっていいことです。
スタッフと非常口の確認をしたら、「どぉん」という太鼓の音を合図に予選対局開始です。
3局全勝して通過だって。
あ、母ですか。
時間をつぶすためにあらかじめ持参した文庫本を読みふけっていました。
岩井志摩子の「百物語シリーズ 殺意」 です。
こんな母親です。いや正直言いまして母親たるワタクシですが
息子の対局なんか 予選から見ていたら身が持ちません。
自分の肉の一部が意志を持って動いて喋って飯食ってあろうことか知らない誰かと戦ってるなんて
そんな脳内パニックなスプラッタな光景を平常心で見てられない、というのが母たるワタクシの解釈です。
旦那が結果だけマメに知らせに来るのでそれでよし。
とんとんとんと三勝して、お昼の時間。
時間がタイトなのでコンビニで買ったおにぎりをパクついて午後のトーナメント。ベスト16でのスタートです。
今回も見ません。息子だって負けるトコは母親には見られたくないに違いないと勝手に解釈。
ベスト4です。・・・見ません。
「次、準決勝だって」
見ません。荷物を持っての移動はしんどいです。
「決勝だって。」
ここで移動を強いられます。付き添いの親もバックヤードへ移動です。
JTの大会で楽しみなのがこの決勝の子供たちの戦い。・・・羽織袴なんですね～♪
ステージ裏でパンツ一枚で着替える息子たち。今から対局する相手ももはやお友だち。
楽しそうにおしゃべりしてます。子供っていいよなぁ。
一方対局に当たってプロフィールやらなにやら書かされている双方の父親たち、
慣れない場所でアセアセしながら「おい、ｵﾏｴの身長って、いくつだ?足のサイズなんてオレ知らんぞっ」とか
なんとかやってます。
一方、なんにもすることのないワタクシは息子や周りを見渡す余裕はあるのでした。
スタッフはステージ準備に走り回っていて、ワリと裏側は閑散としています。
事務机にパイプ椅子。にわか作りのバックヤードは暗くて、パソコン画面だけがブルーライトを放っています。
完全に「羽織のハンガー」になってる子供。
「ああ、可愛いなぁ、相手のコは袴姿がキマってるのにウチのはなんだか『二人羽織』みたいだ」
などと昭和な感慨に浸りつつパイプ椅子をギコギコさせてましたら、
パイプ椅子のひとつ向こう側に すっごくカジュアルに 羽生善治 三冠が腰掛けてました。
低学年子供対戦者のオヤジふたりがアセかきながら書類作成しているその背中で
ひとり対局前のコンセントレーションでしょうか、スーツ姿で静かな様子で座っておられました。
インタビュー原稿に書くことが無くて困り果てて頭搔いてるダンナは 前に突っ伏した途端
まさかの1cm 羽生三冠とのニアミスでした。あーー、もしかして 気がついてないんだろうなぁ・・・
将棋界の神降臨の現場にあって不幸なダンナです。
あまりにも場所が近すぎて、教えることもできません。
この反対側のバックヤードには対戦相手の佐藤康光九段がいるんだろうなぁ。
神降臨の御前にて 子供達はパン一で きゃぁきゃぁ「お召し替え」中です。
同じ対局前でも 子供ってコレだよな、となんか笑いをこらえるのに必死でした。
ちょっと非日常なとこに居ると人って和みますねw
しばらくして羽生三冠はお着替えでしょうか、すっ・・・と 居なくなられました。
やがてスタッフが来て諸注意事項に「対極前のプロ棋士には話しかけたりしないで下さいね。公式戦ですから」
とさりげなく触れてましたが、いやー、話しかけられませんて。とんでもありませんて。
対局前のプロ棋士なんざ滅多に拝めません。し・か・も、です。
神社で手を叩いたら目の前に白い人が降って来たくらいのインパクトですなぁ。
そんなこんなで息子らがステージに上がるまで、親は会場で待ってます。
親専用席というのが設けられていて、有り難いです。
結果・息子が勝ちました。おめっとさん。(・・・またLEGOねだられる・・・)
それにしても羽織袴姿が ヘンだった。もうちょっと肉をつけさせないとイカンと、母親としては
そんなことばっかり考えているんです。
また鼻炎気味の彼は乾燥して鼻が乾くのか、しきりと鼻の下を伸ばす様子が
アルパカみたいでした(泣)
その後は高学年の対局・表彰式と進み
着替えたアルパ・・・息子が戻ってきて
今度は「JT日本シリーズ公式戦」 です。 羽生善治三冠 VS 佐藤康光九段
このためだけに来場した人の列、長し。
先ほどの親優先席が残ってれば・・・・
瞬時にして埋まってました(泣) そーですよね。こっちがメインですね。
http://www.jti.co.jp/knowledge/shogi/professional/2013/2-1kyoku/index.html
↑↑ <将棋日本シリーズ JTプロ公式戦>↑↑
対局は混戦・乱戦模様の長手数222手。
222手は「JTプロ公式戦」の最長手数を更新する新記録だそうです。確かに、長かった。
結果は羽生三冠の勝ちです。
いよいよ来場の皆さんがお帰りになる際、勝者が握手で見送ってくれる、という
当日最後にして最大のイベント ・・・を前にして 息子が
「母ちゃん、ハラ減った～。」
信じらんない。将棋フリークなら、将棋こどもなら、たとえたしなむ程度だとしてもだ
羽生三冠が、将棋界最高にして最後のカリスマが、お見送りで、握手してくれるんだぞ、ｺﾞﾙｧｵﾏｴ
ここで萌えなくてなんのための将棋なんだよぉぉぉぉ
「終わったんだから帰ろうよ。ボク、腹減ったんだ～～」
こともあろうかグズってます。赤ん坊かおまえはっ･･･オーマイガッ![[がく～（落胆した顔）]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/142.gif)
お前それでも正常な将棋男子かぁぁああああああああああああ![[むかっ（怒り）]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/152.gif)
![[どんっ（衝撃）]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/161.gif)
主役は息子。付き人たるダンナは息子に殉じます。こうなるともうこれ以上母も粘れません。すぐそこに、帰りのお客様の列ができ始めてているというのにそれを避けるようにしてさささっ と
いちばんに?会場を後にしたのであります。はい、握手ブースを即席で作っているスタッフの横を逃げるように。
・・・いいさ、心の中でちょっぴり泣いたさ。この息子の母だものね。ﾌｯ
翌日の三保の松原。
降りる寸前まで雨だったけど 息子の「晴れ請い」が効き目を奏して
浜に降り立った途端に晴れた。 Bravo!
海岸と云えば何かを拾う場所、と思っている息子は「鉢巻石」を見つけてご満悦。
おじいちゃんの仏壇に供えるのだそうな。
「石」 なんだけどね。
デパートでお寿司食べて、富士を望むルート経由で(・・・雨で見えないんだけどね) ゆっくり 帰りました。
キレイで美味しいトコでした。静岡。
ロケーションも相変わらず美しいトコでした。
旅館が安くてしかもグレードが高くて羨ましい。
どうでもいいお話を付け足せば
「G県から来ました」というと 将棋大会会場がどよめいたんですが
当地では 静岡から来た、と聞いてもあまり驚きません。
九州・宮城あたりなら ちょっと驚きます。これってこちらがマイナー県だから?
あろうことか「G県? それってどこにあんだっけ」 ・・・マイナー県は辛い。
本州の真ん中ですっっっっ
それから、もひとつどうでもいい話。
羽生三冠が 背中ごしニアミスしていたことをやっぱりダンナは知らなかったです。
「ぐわ～～～。」
・・・
そうだよな。正しい反応。
かなり間近になって聞いた母
夏休み これ・といって旅行だの行事だの無いので同行を決める。
いやもう、不遜であろうとなかろうと 「観光がてら」。
日本人にはいい言葉だなぁぁ
(※この前もこのパターンで岡山に行ってきました)
本当なら例年どおり息子は東京大会にエントリーするはずでしたが
今年はなんと 例の? 小学校の 地域住民の皆様との めっちゃふぁみりあーな
『地域コンサート』と重なり
(※お世話になってる教室主催の子供大会とも重なって昨年大ダメージを受けたが今年は
更に激甚災害となって降って来たワケで)((涙))
苦肉の策で 静岡大会にエントリーしました(泣)
聞いた当初は旦那と息子だけ行かせるつもりだった。・・・日帰りで。 ｹﾞｯ
だけど
「誰かプロ棋士来んの～?」
「羽生三冠と佐藤九段だって。公式戦あるんだよ。」
・・・・・・「行かいでかっ」
はい。母も勝手に同行エントリーと相なった次第です。ほほほ。ミーハー神降臨。
出発前日の天気予報はおりしも全国的に雨･雨･雨。これから出るトコも雨ならいくトコも雨。
早朝というより真夜中出かける、という案は急遽早帰りした旦那様との目論見で撤回。
前日の午後に空いてる宿取って、バタバタバタと支度して
ゲームに興じる息子の尻を叩いて
もんのすごくカジュアルな感じで 静岡に出発～♪ 到着は5時間後の予定でございます・・・
(自家用車移動はこのカジュアルさがよろし。)
仕方のないことですが、首都圏は混みますねぇぇ(*´Д｀)=3
ホンの通りすがりでもover1hour 夕方の通常渋滞にしっかりハマりつつ
東名へ。
19時ごろには静岡は清水ICを降りました。
夕食とって 宿へ。
急遽どこでも、と云うビジネス宿ですが
「あと600円足すと 6畳から8畳へ変更できますよー」という微妙なラインナップあり。
いや、でもいいです。
3人これで十分です。家族風呂でいいです。
ビジネス旅館も大好きなcassisです。ましてや道を挟んだ向かいで割烹料理もやってる宿だし
明日の朝食が楽しみだ～♪
しかも明日の朝もゆっくり朝寝が出来るv(￣∇￣)ﾆﾔｯ
さて一夜明けて
予想通り宿の朝食は美味しかった(´；ω；`)ｳｯ
いつも思う。
我が家の住まうG県も観光立国ならぬ県なのになぁ
なんだいこの差はっっっ
生シラス、今年は獲れないんですってね。･･･知らずに食べても美味しかったす。
安上がり家族はこの朝食にすっかりご満悦で、･･･あ、何しに来たんだ。
目的を忘れてくつろぐ母子。
そうそう、将棋大会。
会場へgoです。
東京大会と比べれば幾分は規模は小さいものの
子供と親御さんの列が 累々と。JTの大会は、やはり大きい。
一昨年からテーブルマーク(もと加ト吉)さんも参入なさって
冷凍食品の試食ブースなぞも提供するようになり、いやぁ 主婦だって色んな意味でワクワクします。
受付を済ませると、とてもカジュアルな感じで
女流の矢内四段や早水三段 そして連盟からは木村八段がニコニコしながら
来場者を出迎えてくれてました。豪華だなぁ。
このたびの解説は矢内女流四段と木村八段ということで、もうそれだけでワクワクします。
個人的にはお2人の解説が大好き。やり取りも楽しいですし、判り易いです。
矢内女流四段と早水女流三段。実物はホントに細くて綺麗よ♪
開会式がはじまると、賓客のエラい人が次々とご挨拶。
どうでもいい話ですが、 開会前のご挨拶と云うだけでもう条件反射的に貧血を起こしたくなってしまう
cassisです。
沢山の子供達は幾度と無く「おはよーーございまーす、ハイ、元気がないみたいだぞ、も～1回!!」
毎回全力でご挨拶させられて、さすがに3回目目には肩で息をしている子供がいたことを
主催者は知ったほうが良い。只でさえ対局前の緊張で張り詰めている子供達の横隔膜を
いたづらに刺激するのは避けませう。いつだって子供は全力投球なのです。
自分の息子はこの辺り最初の試練を口パクで乗り切って欲しい、というPTA総会で
問い詰められそうな不謹慎なことを考えつつ母はだらだら手を叩いておりました。
(ちなみに「拍手は最大七回まで」と教わった世代です)
低学年は190とちょい余りの人数だとか。高学年はその倍以上。
子供の坩堝(るつぼ)です。同時に付き添い者の坩堝でもあります。
でも会場整備が行き届いているので、不自由は感じません。
会場も広々と使っています。動きやすいっていいことです。
スタッフと非常口の確認をしたら、「どぉん」という太鼓の音を合図に予選対局開始です。
3局全勝して通過だって。
あ、母ですか。
時間をつぶすためにあらかじめ持参した文庫本を読みふけっていました。
岩井志摩子の「百物語シリーズ 殺意」 です。
こんな母親です。いや正直言いまして母親たるワタクシですが
息子の対局なんか 予選から見ていたら身が持ちません。
自分の肉の一部が意志を持って動いて喋って飯食ってあろうことか知らない誰かと戦ってるなんて
そんな脳内パニックなスプラッタな光景を平常心で見てられない、というのが母たるワタクシの解釈です。
旦那が結果だけマメに知らせに来るのでそれでよし。
とんとんとんと三勝して、お昼の時間。
時間がタイトなのでコンビニで買ったおにぎりをパクついて午後のトーナメント。ベスト16でのスタートです。
今回も見ません。息子だって負けるトコは母親には見られたくないに違いないと勝手に解釈。
ベスト4です。・・・見ません。
「次、準決勝だって」
見ません。荷物を持っての移動はしんどいです。
「決勝だって。」
ここで移動を強いられます。付き添いの親もバックヤードへ移動です。
JTの大会で楽しみなのがこの決勝の子供たちの戦い。・・・羽織袴なんですね～♪
ステージ裏でパンツ一枚で着替える息子たち。今から対局する相手ももはやお友だち。
楽しそうにおしゃべりしてます。子供っていいよなぁ。
一方対局に当たってプロフィールやらなにやら書かされている双方の父親たち、
慣れない場所でアセアセしながら「おい、ｵﾏｴの身長って、いくつだ?足のサイズなんてオレ知らんぞっ」とか
なんとかやってます。
一方、なんにもすることのないワタクシは息子や周りを見渡す余裕はあるのでした。
スタッフはステージ準備に走り回っていて、ワリと裏側は閑散としています。
事務机にパイプ椅子。にわか作りのバックヤードは暗くて、パソコン画面だけがブルーライトを放っています。
完全に「羽織のハンガー」になってる子供。
「ああ、可愛いなぁ、相手のコは袴姿がキマってるのにウチのはなんだか『二人羽織』みたいだ」
などと昭和な感慨に浸りつつパイプ椅子をギコギコさせてましたら、
パイプ椅子のひとつ向こう側に すっごくカジュアルに 羽生善治 三冠が腰掛けてました。
低学年子供対戦者のオヤジふたりがアセかきながら書類作成しているその背中で
ひとり対局前のコンセントレーションでしょうか、スーツ姿で静かな様子で座っておられました。
インタビュー原稿に書くことが無くて困り果てて頭搔いてるダンナは 前に突っ伏した途端
まさかの1cm 羽生三冠とのニアミスでした。あーー、もしかして 気がついてないんだろうなぁ・・・
将棋界の神降臨の現場にあって不幸なダンナです。
あまりにも場所が近すぎて、教えることもできません。
この反対側のバックヤードには対戦相手の佐藤康光九段がいるんだろうなぁ。
右端のスタッフが心霊写真見たくなってます。
神降臨の御前にて 子供達はパン一で きゃぁきゃぁ「お召し替え」中です。
同じ対局前でも 子供ってコレだよな、となんか笑いをこらえるのに必死でした。
ちょっと非日常なとこに居ると人って和みますねw
しばらくして羽生三冠はお着替えでしょうか、すっ・・・と 居なくなられました。
やがてスタッフが来て諸注意事項に「対極前のプロ棋士には話しかけたりしないで下さいね。公式戦ですから」
とさりげなく触れてましたが、いやー、話しかけられませんて。とんでもありませんて。
対局前のプロ棋士なんざ滅多に拝めません。し・か・も、です。
神社で手を叩いたら目の前に白い人が降って来たくらいのインパクトですなぁ。
そんなこんなで息子らがステージに上がるまで、親は会場で待ってます。
親専用席というのが設けられていて、有り難いです。
木村八段・総評
結果・息子が勝ちました。おめっとさん。(・・・またLEGOねだられる・・・)
それにしても羽織袴姿が ヘンだった。もうちょっと肉をつけさせないとイカンと、母親としては
そんなことばっかり考えているんです。
また鼻炎気味の彼は乾燥して鼻が乾くのか、しきりと鼻の下を伸ばす様子が
アルパカみたいでした(泣)
その後は高学年の対局・表彰式と進み
着替えたアルパ・・・息子が戻ってきて
今度は「JT日本シリーズ公式戦」 です。 羽生善治三冠 VS 佐藤康光九段
このためだけに来場した人の列、長し。
先ほどの親優先席が残ってれば・・・・
瞬時にして埋まってました(泣) そーですよね。こっちがメインですね。
http://www.jti.co.jp/knowledge/shogi/professional/2013/2-1kyoku/index.html
↑↑ <将棋日本シリーズ JTプロ公式戦>↑↑
対局は混戦・乱戦模様の長手数222手。
222手は「JTプロ公式戦」の最長手数を更新する新記録だそうです。確かに、長かった。
結果は羽生三冠の勝ちです。
いよいよ来場の皆さんがお帰りになる際、勝者が握手で見送ってくれる、という
当日最後にして最大のイベント ・・・を前にして 息子が
「母ちゃん、ハラ減った～。」
信じらんない。将棋フリークなら、将棋こどもなら、たとえたしなむ程度だとしてもだ
羽生三冠が、将棋界最高にして最後のカリスマが、お見送りで、握手してくれるんだぞ、ｺﾞﾙｧｵﾏｴ
ここで萌えなくてなんのための将棋なんだよぉぉぉぉ
「終わったんだから帰ろうよ。ボク、腹減ったんだ～～」
こともあろうかグズってます。赤ん坊かおまえはっ･･･オーマイガッ
お前それでも正常な将棋男子かぁぁああああああああああああ
主役は息子。付き人たるダンナは息子に殉じます。こうなるともうこれ以上母も粘れません。すぐそこに、帰りのお客様の列ができ始めてているというのにそれを避けるようにしてさささっ と
いちばんに?会場を後にしたのであります。はい、握手ブースを即席で作っているスタッフの横を逃げるように。
・・・いいさ、心の中でちょっぴり泣いたさ。この息子の母だものね。ﾌｯ
翌日の三保の松原。
降りる寸前まで雨だったけど 息子の「晴れ請い」が効き目を奏して
浜に降り立った途端に晴れた。 Bravo!
海岸と云えば何かを拾う場所、と思っている息子は「鉢巻石」を見つけてご満悦。
おじいちゃんの仏壇に供えるのだそうな。
「石」 なんだけどね。
デパートでお寿司食べて、富士を望むルート経由で(・・・雨で見えないんだけどね) ゆっくり 帰りました。
キレイで美味しいトコでした。静岡。
ロケーションも相変わらず美しいトコでした。
旅館が安くてしかもグレードが高くて羨ましい。
どうでもいいお話を付け足せば
「G県から来ました」というと 将棋大会会場がどよめいたんですが
当地では 静岡から来た、と聞いてもあまり驚きません。
九州・宮城あたりなら ちょっと驚きます。これってこちらがマイナー県だから?
あろうことか「G県? それってどこにあんだっけ」 ・・・マイナー県は辛い。
本州の真ん中ですっっっっ
それから、もひとつどうでもいい話。
羽生三冠が 背中ごしニアミスしていたことをやっぱりダンナは知らなかったです。
「ぐわ～～～。」
・・・
そうだよな。正しい反応。
脱出ｹﾞｰﾑ
JT将棋ですね☆
優勝！！誠に御目出度う御座います☆☆☆
我が息子たちも張り切って参加していましたが
結局最後まで壇上に上がることはなく・・・・（＾m＾）☆
ご子息の将来が楽しみです☆
ところで私のG県は「なまず料理」のイメージなんですが・・・・（＠＠；）））
by 獏 (2013-09-04 06:37)
アルパカ君すごーい｡♥｡･ﾟ♡ﾟ･｡♥｡･ﾟ♡ﾟ･｡♥｡オメデトー
最近おはなしする機会がなくて残念です
白雪姫のコスプレぜひぜひ見に来てくださいね＾。＾
不穏な空模様の関東平野＠竜巻＠来ないといいですね
by マカロン (2013-09-04 23:41)
●獏 さま ありがとうございます^-^。
ありがとございます。精進せい、と息子には言っときます。
「なまず｣料理･･･偶然今朝の新聞の地方版に載ってました。
町おこし、の起爆剤にするんだとか(え゛ーーっ)
ちなみにものごっつごく一部地域、で食しているようで
ワタシの済む地域、では食べたくともそこいらヘンの食事処では
提供してない食材のようです。
「なまずバーガー」・・・ですって。ふは。
●マカロン さま ありがとうございます^-^。
夏休みはピグ自粛、せざるを得ない状況でしたぁ。
昨日、久しぶりにマカさんの庭に行って、「なんてキレイ～♪」
とうっとり・・・寝てるマカさんの庭を自由闊歩w
竜巻怖いよ～。隣県から迫られてるような。そっち雨、大丈夫??
by cassis (2013-09-05 00:01)
あら(´･∀･`)寝てました～？それは残念、、、、
次回は殴るなり蹴るなりして起こしてくださいませ(# ﾟДﾟ)／>
by マカロン (2013-09-05 00:31)
おめでとうございます(^^♪
すごいですね～、スランプを乗り越えて
成長ですね(^^
by ryang (2013-09-06 01:09)
●マカロン さま ありがとうございます^-^v。
そういうことが出来る仕様だと面白いのですがw
お月見の時期になったら部屋の模様替えもしたいなぁ・・・♪
●ryang さま ありがとうございます^-^v。
母も成長したいです。･･･この先ハードルばかりが並んでいるのは
息子かそれともワタシの人生か。
ままよ 越えられないなら踏み倒すまで。
by cassis (2013-09-06 09:41)
お久しぶりにのぞいてみたら・・・。
静岡県へようこそ！
そして優勝おめでとう！
一周忌もお疲れさまでした…。
いやいや、はかま姿似合う！素敵ですよ～♪
by 娘。 (2013-09-16 15:55)
●娘。さま おひさ～ヽ(´・о･)ﾉ
有り難うございます～。色んな意味で、とりあえず終わりました～。
台風はどうでしたか? 静岡は結構TVに映ってたので･･･
そちらはお変わりないですか? 貴女もお元気ですか?
今年の秋こそ? お互い食欲で行きましょうねっ
(あ、アタシだけか)
by cassis (2013-09-17 21:47)