SSブログ

避難先確保狂走曲。 [遠距離介護]

今日現在、父は当分の間入院生活。
どのくらいの間かは判らず。

当初、「一週間くらいかかるかしらね」、というケアマネの見越しの元、
母のショートステイは4日間確保されていた。

そして一週間以上は確実にかかる、という入院2日目の見越しで、ショートステイも一週間の延長。

「どうやらそこまでは部屋の確保ができそうです。」
以後は他のヒトのショートステイのキャンセル待ち、という状態だった・・・

「こうなったらいよいよ自宅での生活は諦めて・・・どこか良い場所を・・。」

ほんのちょっと前、ケアマネ曰く、「お金さえ出せればいくらでもあるのよ。」  (←ハッキリイウヒトダヨナァ・・・)

この際受け入れてくれる施設なら・・・。両親が納得してくれさえすれば・・・・。

何もかもtが甘かった。
実際には、出せるお金・条件 云々ではなく、入所できる場所、自体が無いのです。

病床の父に話して、入所先を (この先の生活含め)  検討していく、ということで
納得してもらい
実際にグループホーム、特老、デイケアを回るも
既にして何十人ものヒトがそれぞれの施設にふたまた・みまたの希望を出して待ち、の状態。
気の遠くなるほど待って、空いた場所にそれっと飛び込む形らしい。
選べるような余裕などなし。
眩暈がするワタクシ。

父が入院した病院に併設された特老は
(母も今お世話になっているし、町の中心地であるし、本来ならココが一番良い条件なのでしょう)

要介護度3 にして 四年待ち  !!!

・・・・ えーーっと・・・ 待ってる間に・・・・・ [たらーっ(汗)]

それでも、希望を出し続ければ半年に一遍だか、の審査が行われ、徐々に緊急性の高いヒト順に?
入所の許可が下りる場合がある・・・・って、
利用を続ければポイントが増えていって・・・って

なんなの その・・・あいまいな規定っ! なんなのそのポイントって、スーパーのカード?????[exclamation]

<母をどうする>

母のショートステイはあと何日可能か、特老の受付でチェックしてもらう。
本来ケアマネに確認すべき事柄なのだと思うがあいにく、

ケアマネ、本日休暇。

「お母さまは・・・あさってまでは確保できていますが、その後はまだ空きがありません。
一度退所していただいて家に帰っていただいて・・・・。」

∠( ゚д゚)/ 「え」 アタクシどもは明日、自宅に戻らなくてはならないのですが。

「困りましたねえ」

前日ケアマネに、「緊急事態があったら事務所付けで連絡を下さい」、と云われていたので
その旨、受付に告げる。
ケアマネの携帯に連絡を取ってくれる旨確認して施設を後にする。

さて困った。ワタシ達はどうすべき?
・・・とりあえず、今後のことも考えて、今、父や母のようなヒトが入所できる施設の状況を調査しなくては。
情報が少しでも欲しい。
この期に及んで遅きに失するのだろうが。・・・何か、せねば。
今後のことを・・・。
いやいや、その前に、あさってからの母のことはどうするのだ。
・・・ケアマネからの連絡を待つしかないか。

暗澹たる思いのまま、旦那様・息子を伴って施設廻り。
ホームケアハウス。 待ち。
老人保健施設。待ち。とにかく待ち。
とりあえずの母のステイが出来るかどうか・・・それも空き待ち。
夕方になりタイムアウト。とりあえず入所の申し込み用紙をもらう。

外は大雨。車を待つ中、息子の頭に雨が降りかかる様子をふと、不憫だなぁ、と思う。
息子も一日中ワタシ達と一緒に動いている。疲れてたり、おなかを減らしたり。

結局この日、ケアマネからの連絡は無かった。


<多機能居宅介護施設>

「〇子ちゃん(ワタシのこと)、〇〇園が別の場所に新しい施設を作ってね、そこがまだ空いてるって話を
〇さんから聞いたのよ、さっそく連絡を入れなさい!」


・・・その朝、私たちは真新しい施設の応接間に腰掛けて居た。

収穫無く実家に帰ったワタシたちに、近所のMさんが連絡をくれた。それで藁にもすがる思いで
連絡を取ったところ、あらためて今日の朝、来るように云われたのだ。

四年待ち、だという特老の系列で、今年新たに出来た施設。
特老の機能も持ち合わせているが、
多機能居宅、という介護の新しいシステム、を取り入れているようだ。

しかし我々利用サイドからは何が特老で、何がデイホームで何が多機能なのか さーーっっぱりだ。

その真新しい施設に行ってみる。これまでの経緯をお話しする。
やはり特老部分は何十人待ち、なのだそう。(それでも四年待ち、よりはましか。)

そして今、ショートステイ部分において、ベッドに空き、はあるそうで、七月の中ば程度までなら

「ステイは可能です。」

とにかく時間が要る。ワタシたちが考えるための時間、が。
早速契約の運び。
このとき、施設側の所長さんが、母のケアマネと連絡を取ってくれて・・・

「では、お母様のケアマネと連絡が取れましたので、一時間半後に契約の手続きにいらして下さい。」

∠( ゚д゚)/ 「え」  ケアマネ、居たの???

一時間半後

ケアマネ、来る。何故このような事態になっているのかケアマネ自体理解できておらず
怪訝そうな表情。

「連絡をくれればよかったのに・・・・」 上目遣いでワタシを見る。

・・・・・・・・「しましたって!!!!!」[むかっ(怒り)][パンチ]

どうやら行き違っていたらしい。・・・・・・・間の悪い時には間の悪いことしか起きないのか。

とにもかくにもこうなっては、だ。ケアマネも父の現状を知らない。雑駁(ざっぱく)に説明し、
母のステイ先確保の為に動いた結果であることも説明。

現状の認識について、各人のズレが大きいことで混乱が生じているのかもしれない。
ワタシの気持ちとしては、父が、燃え尽きる寸前まで誰も気がつけなかったことを思えば
全面的にケアマネの判断にゆだねる、という気持ちには今、なれなかった、というしか無い。
それにしても同じ施設が母体であるのに関わらず、

「こちらの施設にお願いする、となると、ケアマネは変わります。それと今まで利用していた
デイも利用できなくなります。ヘルパーもです。全部新たにこちらのサービスを利用することになりますが」

「・・・それでもいいんですか?」

いいか悪いか、この状況で身内に何が判断できるというのだろうか。
今や、母こそが介護難民の身の上となったのだ。

「(それしかないんだし) ・・・当面こちらに、お任せします。」

新たなケアマネとの引継ぎ、その後のケアの計画については 「相談しながら」
行ってくれるそうだ。
当面数日単位ではあるが猶予はできた。

「おなかが空いた」と いう息子と、遅い昼食を取り、その後実家の近所の家を廻り
状況説明と今後家を空けることで生じる不都合についてお詫び。
ひたすらお詫び。

その後親戚の家に向かい、状況説明
(※ここには、母親が「余計な心配をかけるのはイヤだ」という理由でギリギリまで説明していなかった)

今後のことについても相談。父のことも、緊急連絡先、をお願いし、引き受けていただく。
次回の父の診察についても、付き添い、先生の説明を聞いてくださること快諾してくださった。

今日できることは・・やりきった・・・わけもないか。

なんだかボロボロな両親・自分達だ。
心身ともにボロボロ、とかいうつもりは無い。
そんなことを考えられるのはずっと後のことなのだろう。

今はやっていることそのものがボロボロ。
つまり、先に先にと動こうとしても

ボロ、が出まくる。立ちふさがるのは大きな、大きな『介護』、という名の福祉の壁。
わからないことが多すぎる。そして事態は一分だって待ってくれない。

今回感じた大きな矛盾がある。

いざコトが起こって、老いた父母の行く先を探しても 現実どこにもない。
では、元気なうちに探したらどうなのよ。

今現在、元気なヒトは後回しってこと?
審査されて、「緊急性がある」 ヒトが先・・・って そういうことじゃない?

あらかじめ・・・何が出来るの?

あぁー・・・・そうそう、とりあえず
予め、通帳と印鑑の場所くらい、聞いて置いた方が良かったです。
ウチの母は、家のこと総て父にまかせっきりで現金が何処から出てくるのかすら
知りませんでした。
家捜しで半日以上費やすハメに。
そうして父はあまりの衰弱ぶりで、入院後すぐは事態を把握できていませんでした。
そして今も、半分くらいは把握できていないようで・・・。

この後、父の介護認定を取り直す予定。

トラブりませんように。




nice!(3)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 3

コメント 4

rtfk

お疲れ様でした。。。。
としか申し上げられません。。。
我が家も私の両親、家内の両親 共に健在ですが
健康なわけではなく日々病院通い、薬局通いです。。。
しかしまだ両方の老夫婦はかろうじて二人暮しできているので
いいのですが数年先には確実に同様の状況になると思われます。。。
その時に・・・ならないとわからないのでしょうね。。。

by rtfk (2012-07-13 16:52) 

cassis

●rtfk さま。ありがとうございます^-^。

暗い、つまらない話題ばかりで、コメントをいただくのすら心苦しい、
と思う反面、心強いとも思います。
両親のことは、こうなって初めて
ずっと危ういつり橋を渡っていたのだなぁ、と気づかされました。
だからといって、予め何が出来た、ということも無いのでしょうね。
あまさずドキュメントを取りますから、もしも、
同じ轍(わだち)を踏むことがあった時にでも、片隅
参考にしていただけたら、と。・・・

そうそう、
'80年代、楽しんでます♪ F.コリンズ 好きでしたぁ♪
(あの曲当時女子大生)
by cassis (2012-07-13 23:22) 

マカロン

久しくお目にかかれないと思ったら
大変な毎日を送られていて、、、本当にお疲れ様
ご自分の体を壊さないよう気をつけて下さいね
当事者になってみないとわからない事
納得できない事がたくさんありますが
どんなにキツイ日々も、いつかは笑い話にできる才能が
cassisさんには絶対あります
またバカ話して大笑いしようね^0^
その日までファイト!!
by マカロン (2012-07-15 01:43) 

cassis

●マカロン さま。ありがとうございます^-^。

ホントですね。
なんやかや、笑ってお話できる日を支えにw
マカさんがそう云うのだからきっと大丈夫、って気がする^-^v
色んなお話出来そうですよね。
だけど呑み会になったら愚痴のシャワーを
浴びせちゃうかもだぁ~^_^;


by cassis (2012-07-15 14:24) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

畑。~望郷編~実家で独り・の夜。 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。