ジャ〇・ゾンビ① (真夜中の挽歌)

過去ログ。

『・・・単に母親がケチ、なんだと思います。あんまり父親のものを買っている姿、
見たこと無いしなぁ・・・

(あー、でもウチも似たようなものか・・・。)

××××

当日。』　 (『父・退院』　 より)


さて、×××とは　父退院・前日の夜にワタシに訪れた恐怖のステージのお話。

(ところで、お食事中の方・スプラッタ系列がニガテの方。

ここで何事も無かったかのようにページ移動をしましょう。

こんなところを読み飛ばしてしまったところで
アナタの人生に何の変化も訪れません。
こんなに日付の遅れたページをあえて開いている、
というご自身の今後の身の振り方について
ここいらでいっぺん振り返ってみるのも良いかもしれません。)

・・・さておき。


想像してみたことは無いですか?

家に１人っきりでいる週末の夜。・・・


他の家族は皆んな楽しいパーティーに出かけてしまった。
１人置いてきぼり。誰もいない家のリビングは静まり返っている・・・

アメリカン・パーティーホラーの世界。

『１３日の金曜日』だったら、ホッケーマスクをかぶったグロテスクな殺人鬼が窓の外に・・・・・
風呂に入れば湯船から悪魔のように爪の長い不気味な帽子男がざばーーーーっと。・・・・

それよりなにより怖いのは、
ふと見ると窓の外には無数の　「生きている死体」。

一斉にこちらめがけてやってくる・・・・
あるいは地下室にあるいわくありげな軍部マークの樽の中から
躍り出る黒い、真っ黒いタール漬けの腐乱死体・・・・・

死体なのに生きている!!

この不条理がティーンエイジゃーの頃、映画なぞ見ている生意気なワタシの
猟奇心にものすごくドギツい色を落としたのでありました。
地下室、物置、暗い場所、といえば

「生きた死体が躍り上がってくる場所」　だったのです。

さて、かくいうこの　父退院・前日の夜も、
家に１人っきりという状況が生じておりまして・・・。
大人に成った今では、後から何かしらヒトでないものが襲ってくる・・・などという
妄想をタクマしくすることも無く

現実と格闘しながらひたすらタンスをひっくり返しつつ
父の支度に余念の無いワタクシでありましたが

ふと・・・あること、に思い至り・・・。

実はかねてよりこの夏、実家の居間のサッシ、お風呂場の窓ガラス等に

小さくて飛ぶ虫

の出現する率が異常に高いこと、に気づいておりました。
あちこち原因をさぐるも、

せいぜい「コバエが取れる〇〇」　とか台所においてみたり
旦那発案の『ハエ獲り紙』、を居間にぶら下げてみたり　

(夏の風情ですなぁ)

気休めみたいなこと一通りをしてみたけれども　一向に虫の屍骸の数は減らず、
シャワー室に入るたび、窓一面張り付いた無数の虫の屍骸を
シャワーで洗い落とす、というユウウツな作業に従事しておったわけですが

この夜ふと、

虫の屍骸のある位置、をルート別にたどってみる、と云う作業を・・・
よせばいいのに、結構忙しいのに、何を思ったか風呂場の窓から検証し始めたワタシ。

そして

やはりある一箇所から　虫は各場所に拡散している、
という紛れも無い事実にたどり着いたのです。
でも・・・
そこは以前にも見た場所。

廊下のはずれの物置部屋。
扉の前には空の段ボール箱が複数積まれているが
部屋の中にはおよそそれと思われる有機物もなく、
虫の発生の元、になるものは存在しなかった。
・・・・
収穫空しく、再び扉を閉め、「あー、やっぱり違うじゃん。」と物置のドアを閉め
何気にドアの横に積まれた段ボール箱、に注目してみる。
ハッキリ言って邪魔なんだから、畳んで片付けてしまえ・・・・
箱は三段、一番上を持ち上げてみる。空箱だから当然スカッと持ち上が・・・・
ったのだが　なんなの　底が抜けてる・・・・・って

底にあったものが、そっくり二段目の箱の植えにどさどさと落ち、
瞬間

わ゛ーーーーーん　という振動音に似た何かの音が・・・・

いったいcassisの目前で何が起こったのか?　

つづく。

コメント 2

ドキドキ…
by ryang (2012-09-25 02:54) 

●ryang　さま

ふふふ・・・・。
盛り上げるだけ盛り上げといて・・・・と。　
by cassis (2012-09-25 09:44)