SSブログ

真冬の小松菜は美味です。 [ウチの畑]

寒いです。

コタツに足を突っ込んで、家族全員あたかも両生類の如く動きません。
旦那さまもワタシも息子も、出たら最後、ついでに「・・・アレ持ってきて」と、頼み事を怒涛のように言いつけられるのを恐れているのです。家全体が冷蔵庫。一歩コタツをでたら、
『cassis家 不思議のダンジョン』です。唯一のセーブ場所であるコタツを離れたら、冬場は悲しいエンディングあるのみ、です。

でも今日こそは行かねばならない場所。我が家の菜園。
ここ二週間ほどほったらかしてある小松菜や水菜、ミニ大根の様子を見に行かなくては。

菜園:それまで耕作放棄地だった区画を町が買い上げて、整理して今年から一般に5年の期限付きで超格安で貸し出すというあっさりとしながらうまみの濃いプロジェクト。

 去年の春先に町で借り手の募集を出したのを広報で知り、予約受付の当日朝、申し込みの電話をしました。
電話に出た町の担当職員の開口一発、
「今、外に希望の方が列を成して朝から並んでいる」とのこと。担当者の慌てふためく切迫振りが電話を通して伝わります。

・・・えーー・・・だって、電話申し込み可・って書いてあったじゃん・・・・並ぶといえば秋葉の電化製品先着何名様、しかしらないワタシはのんきにそんなことを思っていましたら、
「・・・とりあえず、とーりーあえず、こちらからかけなおします。今は受付に見えている方々の対応でせいいっぱいで・・・」あまりの慣れない事態にパニクっている担当者様。それはそうだ。この方は家電量販店の売り場のヒトではない。
駄目だな、と思いました。こんなにも本気で菜園を欲しがっているライバルがほかにいるとは。ワタシなど、ちょっとやってみる?なノリで家族に了解を求め、いちおー九時から受付開始だから、ぴったりに電話してみるねーー・・など・と。甘かった、と思いました。
「はいはい、解りました。」
・・・かかってきたら、残念ながら今回は・・・、だろうなと思ってました。

かかってきたのが二時間後。残念でしたが今回は、
「大勢の並んだ方の半分には、あきらめてもらう形になりました」と、担当者。そーでしょう、そーでしょう、とアタシ。
「ですので今回は・・・」やっぱ駄目だよなぁ、と心で電話を切りかけたら
「お電話をいただいた二軒の方の分のみ、区画を二つ、お残ししております。」

・・・・聞くと本日受付の時間に電話があったのは、アタシを含めて二件だけ、一応電話受付可、と広報に載せた以上、受け付けないわけにはいかないから、というのが理由のようです。
担当支所の開始前に並んでいた沢山の方々、スミマセン。のんきにかっさらっていきます。

・・・その二ヵ月後に、例の震災があり、畑を争ったであろう幾多のライバルたちは露地栽培の危険性が流布してかその鳴りをひそめ、たいへんのんきでラブリーな菜園生活、となったわけですが。・・・

冬の小松菜は寒いほど美味しい。これを立証するために作った畝で種まき(ついでに水菜と大根も)。
そしてついに実証段階に来たこの時期、今年最大の寒波が居座ってるというワケで。
頭痛がする、という旦那をコタツに置き去りにして、息子と二人、畑へ。
小松菜は小さくうずくまるように生えています。根っこにはさみを入れると、つ、土が凍ってる[もうやだ~(悲しい顔)]
寒い、ハンパじゃない。頬オが松ぼっくりのようにささくれ立っていく様子がまぶたの裏に鮮明な画像を浮かばせます。ヤバい。母さん、HPがヒトケタです。
予定の半分の収穫で、逃げるようにして家に帰る。

P1030585-1.JPG

夕食に、お鍋にして放り込みました。小松菜と水菜。ベースは白菜。
メインを野菜にしたかったので、あとは少量の豚バラと餃子。
味付けは水と日本酒、市販のサカナだし少量に昆布茶少量。
煮あがったらポン酢でいただきました。

勇気を出して寒空に挑むに値する味、です♪
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。