日食の朝。

金冠日食にそこまで沸かなかった。

そんな自分のすんでいる場所
前の夜から　当日は曇り　という予報だったので
学校で観測会が行われる予定の息子などは多少凹みはしたが、
遠足の前の晩ほどの意気込みは無かったのか、てるてる坊主を作成することはなかった。

当日の朝。ピーカンである。

近所の同級生の女の子たちが、予定の時間より４０分も早く迎えに来た息子は泡を食って着替える。

(小学生女子、はその間我が家の庭に入り、そこからリビングを覗き見て手を振る、という行動に出たので、まだパジャマ姿のままでいたウチの旦那様は、為すすべなくヘラヘラと手を振り返していた。)

ちなみに事前にさんざん「直接太陽を目で見たら、タイヘンナことになるよ。」と
脅しつけていたためか、
息子は朝のゴミ出しの手伝い時から両手でひさしを作って顔をガードしながら歩くなど、
大変な怯えよう、である。太古の人々の信仰心を髣髴(ほうふつ)とさせる小学男子。

息子を送り出した後、いつもより30分出社時刻を遅らせた旦那様と、二階で観測会。

(旦那は日食のために遅刻したのではなく、もともと用務員並みに出社の早いヒトだ)

日食はかかさず見ている(成り行き上)し、毎回さしたる感動も無いワタシだが・・・

それでも太陽と月が重なってリングになる瞬間、は

「・・ぉおーーーーー。」

と　いわせる何かがあります。



・・・でもやっぱりしばらく見ていると飽きる。

ｽｲﾏｾﾝ、空にロマンを感じる人々には申し訳ないのですが、

原始の女性を体現しているのか思考は常に「水平方向の外側」　へと向かい、

「空なんか眺めてる暇があったら目の前の為すべきことをしろ」。
とワタシの中の自分。
「垂直方向の外側」　にはあまり興味が沸かないのか・・・。


そのあと旦那様を送り出すので玄関二出た際、教えられて気が付きましたが
木漏れ日が、日食のかたち。

　　

なんだか可愛らしく、
嬉しくなって思わずカメラに収めてしまった。

それにしても
ピーク時のあの異様な静けさと暗さ。
太陽が欠ける原理を学んでいる現代人でさえふと、神秘を通り越し、不安な心持ちにかられます。
少し、肌寒いように感じたのですが、実際１℃ほど気温は太陽のフル稼働?時よりも
低くなっていたようです。

これを太古の空から眺めた人々の畏(おそ)れや　以て知るべし。

コメント 5

きれいに撮れたね！
木漏れ日に写るの・・・撮り忘れ・・・・
すごく残念！＾＾

私は・・・自然の素晴らしさに感動してました！＾＾
by hatumi30331 (2012-05-22 15:16) 

不覚ながら寝ておりました・・・みんなに呆れられます（涙）

by rtfk (2012-05-22 17:25) 

●hatumi30331　さま　ご訪問有り難うございます^-^。

お写真綺麗でしたよーーー♪
いつも感動。
あんなに美しく撮る技術を知りたい・・・。


●rtfk さま　ご訪問有り難うございます^-^。

いや、次の北海道に照準を合わせている・・・のですよね??
きっと、ね??


by cassis (2012-05-23 11:03) 

きれい◎
ステキな写真を見せてくれてありがとう
by マカロン (2012-05-23 13:24) 

●マカロン　さま　ご訪問有り難うございます^-^。

◎(にじゅうまる) もろたー。
わーーーーい　ヾ( ´ー｀)ﾉ
by cassis (2012-05-23 15:58)