瓢箪禍。 [折々に]
知人が瓢箪の細工をする。
自分で種を蒔き、苗を作り、棚を仕立てて丹精を込めて育てる。
そうしてイイ感じにぶらさがった瓢箪を完熟するまでおいておき(約一ヶ月)、
ココ、と云うタイミングを見計らって収穫する。
そこからがまた大変な作業(らしい)。
表の皮を腐らせるために水を張ったプールに漬けて置く。
夏なので程よくすさまじい異臭がして表の皮が腐る。これをごしごしこすって剥く。
完全に乾くまで乾燥させる。
この工程をお天気を見つつ、行うのだが、臭いと真夏の暑さとの戦いだ、と
例年その苦労話を訊かされるので、
瓢箪=禁忌事項
という図式がアタマに出来上がったワタシです。
知人とは浅からぬお付き合い、なものですから当然のように?
ワタシのうちにもなんやかんやとお嫁にいらした瓢箪が
・・・と 溜まってます。息子のお稽古バッグに下がっているのも 知人の手作り瓢箪。
縁起の好い 『左馬』 の文字を
さらさらさらっ・・・・ と 瓢箪の上に 漆(うるし)で書き付けてくださいました。
(年配の風流人、を想像されるかもしれませんが、知人はワタクシのママ友であり小学男子二児の母、です。)
そこまで手間をかけてようやく出来上がった すなはち素(す)の瓢箪、を
あれやこれや加工して、作品まで仕上げるのが いわゆる瓢箪のお細工。
昨年の暮れにその知人がレンタルブースで行う展示会に出品した。
よそ様が創った物はみな綺麗。
ばしばしフラッシュをたいていたら、知人の師匠 (この方は年配の女性) が
ひょこひょこブースを覗いていたウチのムスコを見つけて手招きをした。
「ぼく、ハイ、これ。」
と、根付に使うんだろう手のひらに乗るミニ瓢箪を渡して「・・・いい子だからボクにあげるね。」
喜んでお稽古バッグにぶら下げていた息子だったが後日、
この瓢箪があえなく割れてしまう、というアクシデントが起こった。
お教室に持参したその日、置いた場所に運悪くお友達が腰を下ろしてしまったのだ。
大変がっかりした息子をみかね、母たるワタシが知人に頼んだところ
快く 先の 『左馬』 の文字を入れたオリジナル瓢箪根付、を作って謹呈してくれた、という経緯だ。
ところで、瓢箪育成の大変さは前出したとおりだが
息子の割れた瓢箪のなかから幾粒かの種がこぼれ落ち
(小さいものは種を抜かずに加工することが多いらしい)
まるで 『 花さかじいさん 』 の如く 割れてしまった瓢箪を嘆いていた息子がその種を
育苗ポットに植えたのである。カラ、カラに乾いた種に
毎日せっせと水をあげる息子。
運がよければ1つくらい芽が出るかも、というワタシと知人の思惑を裏切り
出るわ出るわ。
・・・・・・嬉々とする息子。
で、誰がこれの世話をし 収穫し 加工するか、という話に至っては
知人は意地悪そうに笑い、ワタシは夏を前にして青ざめている。
自分で種を蒔き、苗を作り、棚を仕立てて丹精を込めて育てる。
そうしてイイ感じにぶらさがった瓢箪を完熟するまでおいておき(約一ヶ月)、
ココ、と云うタイミングを見計らって収穫する。
そこからがまた大変な作業(らしい)。
表の皮を腐らせるために水を張ったプールに漬けて置く。
夏なので程よくすさまじい異臭がして表の皮が腐る。これをごしごしこすって剥く。
完全に乾くまで乾燥させる。
この工程をお天気を見つつ、行うのだが、臭いと真夏の暑さとの戦いだ、と
例年その苦労話を訊かされるので、
瓢箪=禁忌事項
という図式がアタマに出来上がったワタシです。
知人とは浅からぬお付き合い、なものですから当然のように?
ワタシのうちにもなんやかんやとお嫁にいらした瓢箪が
・・・と 溜まってます。息子のお稽古バッグに下がっているのも 知人の手作り瓢箪。
縁起の好い 『左馬』 の文字を
さらさらさらっ・・・・ と 瓢箪の上に 漆(うるし)で書き付けてくださいました。
(年配の風流人、を想像されるかもしれませんが、知人はワタクシのママ友であり小学男子二児の母、です。)
そこまで手間をかけてようやく出来上がった すなはち素(す)の瓢箪、を
あれやこれや加工して、作品まで仕上げるのが いわゆる瓢箪のお細工。
昨年の暮れにその知人がレンタルブースで行う展示会に出品した。
よそ様が創った物はみな綺麗。
ばしばしフラッシュをたいていたら、知人の師匠 (この方は年配の女性) が
ひょこひょこブースを覗いていたウチのムスコを見つけて手招きをした。
「ぼく、ハイ、これ。」
と、根付に使うんだろう手のひらに乗るミニ瓢箪を渡して「・・・いい子だからボクにあげるね。」
喜んでお稽古バッグにぶら下げていた息子だったが後日、
この瓢箪があえなく割れてしまう、というアクシデントが起こった。
お教室に持参したその日、置いた場所に運悪くお友達が腰を下ろしてしまったのだ。
大変がっかりした息子をみかね、母たるワタシが知人に頼んだところ
快く 先の 『左馬』 の文字を入れたオリジナル瓢箪根付、を作って謹呈してくれた、という経緯だ。
ところで、瓢箪育成の大変さは前出したとおりだが
息子の割れた瓢箪のなかから幾粒かの種がこぼれ落ち
(小さいものは種を抜かずに加工することが多いらしい)
まるで 『 花さかじいさん 』 の如く 割れてしまった瓢箪を嘆いていた息子がその種を
育苗ポットに植えたのである。カラ、カラに乾いた種に
毎日せっせと水をあげる息子。
運がよければ1つくらい芽が出るかも、というワタシと知人の思惑を裏切り
出るわ出るわ。
・・・・・・嬉々とする息子。
で、誰がこれの世話をし 収穫し 加工するか、という話に至っては
知人は意地悪そうに笑い、ワタシは夏を前にして青ざめている。
私が活動に通う道のフェンスに瓢箪が出来たのを見たことがあります。加工するのはすごく大変!って聞いて知ってたので・・・・
見てるだけで・・・・^^;
こうやって、出来上がりの作品を見ると、やってみたくなるよね〜
とうとう・・・瓢箪に手を出すんですね?
芽が出たから・・・
瓢箪になって来たら、また見せて下さいね〜♪^^
by hatumi30331 (2012-06-08 16:22)
●hatumi30331 さま ありがとうございます^-^。
今年のうちの 『緑のカーテン』 は瓢箪・・・
ぶら下がってる姿はなんか和むんですけど。
・・・
たとえば薄皮一枚、更に剥いで加工するランプとか
ホントに鬼・大変 !
「悪の瓢箪組織」 の 罠にはまったのかも・・・・・ Σ( ̄ロ ̄lll)
by cassis (2012-06-08 21:13)
田舎の家の玄関に
鶴を細工した(8割方、鶴の形に育った瓢箪)瓢箪を
飾っています。
by olegon (2012-06-09 02:02)
●olegon さま ありがとうございます^-^。
「鶴首(つるくび)」 という品種かと。。
知人の口から名前がたまに出ます。スルーしているつもりで
細かい知識が蓄積されていき・・・Σ( ̄ロ ̄lll)コワイッ
難しくてしかも人気の種、らしいです。↑ 写真を撮る機会があれば
是非拝見したく。
by cassis (2012-06-09 09:03)
瓢箪細工 素敵ですね♬
書いておられるような工程を
亡き祖父が施していたのを幼少の頃に
見た記憶があります 相当強烈な臭いだったような・・・
その後は見ていないので
祖父もどこかでヤメテしまったのでしょう
それでも毎年ではなく時々瓢箪を育てていました。。。
今でも瓢箪を見ると優しい祖父の笑顔を思い出すのです(^^)
by rtfk (2012-06-09 09:06)
●rtfk さま ありがとうございます^-^。
今はまだ存在しない孫・ひ孫に 遠い夏
そんな風に思い出してもらうのも 好いですねぇ^-^
その為にもこの夏は・・・
加工技術をモノする絶好の機会、なの・・・かな? ウーン・・・
棚からぶら下がった瓢箪の 力の抜け感は
イイです。総てのカドを取りました、みたいな。
by cassis (2012-06-09 09:56)
カラカラでも立派に発芽するんですね~!!大きくなってほしいですね!
by みぃにゃん (2012-06-09 14:10)
●みぃにゃん さま ありがとうございます^-^。
・・・そう。 カラカラでも発芽する、らしいのです。
あとから問いただした? ら 知人曰く
加工の際に取り出した種、を庭の隅に捨てた(つもりでいた) ら
・・・・・『ムーミン谷』 の ニョロニョロ。(怖)
只、成長率は種類により異なり
ミニ瓢箪はちょっと難易度があるそうなので、腹を決めて育てます。
by cassis (2012-06-09 16:07)