お盆帰省。(2) [遠距離介護]
入院中の父は、ワタシたちに
「どうして 約束の日に来なかったのか」 と立腹の様子。
・・・・・・
続けて もごもご口を動かしながら
「どうして土曜日に来なかったか、言い訳を言って見ろ」 と いう(らしい)言葉が聴こえる。
父がこんな風に一人娘のワタシに向かって居丈高になることは、かつて記憶に無い。
「じいちゃん、この前、今日(13日)に 来るよ、って、 云ったじゃない・・・。」
忘れちゃった? ・・・ しばらく呆然としたあと、しきりに首をひねる様子の父。
ケアマネ曰く
「・・こんな風に、はっきりボケたかそうでないかわからない状態だと、介護認定は難しいのよね。」
アナタ、さらっと云いますね・・毎度のことながら。
とにかく、この状態で退院できるかどうかも問題だけど、・・つぶやきながらケアマネは父の耳元で
「・・おじいちゃん、歩ける? 」
聞きながら布団をめくって父の足を見る。
腫れている。
「・・・あぁ・・病院はちっともリハビリをしてくれていないのね。」
「病院と云うところはね、」 と ケアマネはワタシに向き直り
「・・・病気が治ったあとのことまでは考えてくれないのよ。・・・そうなのよ・・・」。
このケアマネとのやり取りはNGだらけ・・・だけど、でも、
このヒトだってちゃんと自らの仕事に向き合って、葛藤している、・・・そう思った。
「とにかく、3日がめど。9月3日。ソコを予定しましょう。お母様のほうも、同じ日に今のステイ先から
元のこちらにスイッチできるように・・・」
父の介護認定が降りるのが八月末。それまでは総て予定でしかないのだが
それでもケアマネは具体的な日程と活動をスケジューリングしなくてはならないし
ワタシたちもそれに向かって走るが・・・確定は出来ないから、
なにもかもが 『根回し』 からスタートする『綱渡り』だ。
もし、介護認定が予定通りおりなかったら・・・・
「とにかくやるしかないわね。」 とケアマネ。
否が応でも、一緒にタイトロープを渡るしかないのだ。このヒトと。
腹をくくるしかない。
「・・・はい。・・どうかお願いします。」
一蓮托生。
ケアマネ、どうあれ離さないわよ。
わらでも泥縄(どろなわ)でも、 アタシには掴むしかないんだから。
「どうして 約束の日に来なかったのか」 と立腹の様子。
・・・・・・
続けて もごもご口を動かしながら
「どうして土曜日に来なかったか、言い訳を言って見ろ」 と いう(らしい)言葉が聴こえる。
父がこんな風に一人娘のワタシに向かって居丈高になることは、かつて記憶に無い。
「じいちゃん、この前、今日(13日)に 来るよ、って、 云ったじゃない・・・。」
忘れちゃった? ・・・ しばらく呆然としたあと、しきりに首をひねる様子の父。
ケアマネ曰く
「・・こんな風に、はっきりボケたかそうでないかわからない状態だと、介護認定は難しいのよね。」
アナタ、さらっと云いますね・・毎度のことながら。
とにかく、この状態で退院できるかどうかも問題だけど、・・つぶやきながらケアマネは父の耳元で
「・・おじいちゃん、歩ける? 」
聞きながら布団をめくって父の足を見る。
腫れている。
「・・・あぁ・・病院はちっともリハビリをしてくれていないのね。」
「病院と云うところはね、」 と ケアマネはワタシに向き直り
「・・・病気が治ったあとのことまでは考えてくれないのよ。・・・そうなのよ・・・」。
このケアマネとのやり取りはNGだらけ・・・だけど、でも、
このヒトだってちゃんと自らの仕事に向き合って、葛藤している、・・・そう思った。
「とにかく、3日がめど。9月3日。ソコを予定しましょう。お母様のほうも、同じ日に今のステイ先から
元のこちらにスイッチできるように・・・」
父の介護認定が降りるのが八月末。それまでは総て予定でしかないのだが
それでもケアマネは具体的な日程と活動をスケジューリングしなくてはならないし
ワタシたちもそれに向かって走るが・・・確定は出来ないから、
なにもかもが 『根回し』 からスタートする『綱渡り』だ。
もし、介護認定が予定通りおりなかったら・・・・
「とにかくやるしかないわね。」 とケアマネ。
否が応でも、一緒にタイトロープを渡るしかないのだ。このヒトと。
腹をくくるしかない。
「・・・はい。・・どうかお願いします。」
一蓮托生。
ケアマネ、どうあれ離さないわよ。
わらでも泥縄(どろなわ)でも、 アタシには掴むしかないんだから。
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