SSブログ

なんだかだ一周忌。 [介護・番外編]


父の一周忌が9月初旬にございました。

父の命日月は10月。だけど農家の繁忙期も10月。
田舎のお坊さんの繁忙期は農家のそれに合わせて訪れるのです。

ゴールデンウイークに予約したのにも関わらず既にして満杯の土日が多く

早い話、ここしか開いてなかったのです。いやー。法事の予定は早くに組みましょう。
「早すぎる」ってことはないのですね昨今。(何なら生前予約)ぉぃ

私は葬儀の時と同じ葬祭会社に依頼しました。結果的にこれは正解。
1人であれこれ(一人娘だからね)手配するのはやはり不安が大きいものです。
葬儀会社が絡んでくれればたとえ
田舎だからお寺さんの力が「偉大」でも
相談する先があるということだけでも心強いのですね。

3ヶ月近くチマチマと打ち合わせてここまで来ました~♪

ウチとこは母がかなり健在だもので 近々まで口を挟んできて大変だったのです。(泣)
手を出さない人は口も出さないこと、これがイベントを成功裏に導く大原則ですねっ。

さておき、葬儀屋さんと お寺のお坊さんと その他諸々の人々の示唆あおぎまくって
自分しかディレクターがいないことの理不尽さ?を時折嘆きつつ 当日を迎えました。

最後までスッキリと解決しない「お布施」の問題を抱えながら。
なんなんですかね、「お布施」。 この謎のアイテム。


ワタクシのとこは ワタクシの在住場所が遠方でもあり
一周忌の打ち合わせは先方住職とも行わなければならなくて
お布施の額とか具体的な数字をさぐるのに大変でした。
・・・といいますか、お寺側の立場に立てばこのあたりは
ぼかさなくてはならない数字なワケですから・・・うーん、ワタシが支払ったのは
全国平均 お坊さん1人×田舎だから2倍 というものです。
全国平均が●0,000円なら・・・(これもまちまち)

ヒント1:今回出席するのは方丈さまと 息子さんの2人とのこと。 α坊さん+β坊さん  α>β  
ヒント2:「・・・ワタシ(方丈様)は若の倍額です。」 α=2β 

かなり具体的なヒントをいただきました。  ※●大付属幼稚園入園問題よりは優しい方程式。
そこに
「キリのいい数字でないといけないのだよ」という大叔父のおことば。 α+2βの解の百の位は0 千の位は5の倍数
「割り切れる数字はイケナイのよね」とは 大叔母のおことば。 α+2βの千の位は素数゜

毎度・・・・・・

どないせーーっちゅーねんゴルァ[爆弾][パンチ][むかっ(怒り)]

ワタシが払うつもりだった額は間際で大叔父に「払いすぎ」と諭され

え゛ーー、もうわけわからんけど平均で~~~(泣)

ところが当日フタをあけたら お寺に控えてる坊さんが3人。2人じゃないの??? とビビったら

「あれはウチの三男ですから、お布施は必要ありません」と方丈様が。 
でも
胃が痛~~~い[もうやだ~(悲しい顔)]
お経なんか耳に入る余裕が無いです。 実は読経が始まる寸前、実家のすぐ近所で最近一周忌を
終えたばかりの幼馴染が
「ウチはコレだけ払ったよー」と・・・

ウチで却下した額じゃないかッッッ [がく~(落胆した顔)]

そんなわけで読経~会食が終わるまでなんだかもう 胃が痛みっぱなしでしたです。
やたらと信心マニアだった叔父の話とかされちゃうし
叔父・叔母の十七・二十七回忌も一緒にしましょうって卒塔婆書いてくれてるし
ありがたいやらありがたいやら ・・・・怖いやら。
だってウチは相場しか払いませんよ・然るに相場、ってナンなのーーーーーーーーぉぉぉぉ・・・・・・。。(エコー)


ワタシの小さな心の葛藤なんて誰も知らないだろうな。 イイんだ。終わったことだから。

全て締めて 最後にお供物代金をお寺に収めて来たのですが
お坊様全員お留守で良かった・・・・バチ当たりです。はい。

住職の奥様とチラッとお話したところ、東寺の修行から一時帰宅しているご三男のお話になり

厳しい修行で体力が減るので 一定のサイクルで自寺に一時帰宅? してまた戻るのだとか

その際一時的にせよ食事の内容がよくなるので 
「やせて戻ってきて、急に油分を摂ったりすると、頭の剃り跡にニキビができちゃったりとかけっこう大変なんですよ~アレルギーとか出たり」・・・・会食などに招かれるとなおさらなのだとか。

「ブロのお坊さんになるともう、その辺は平気なんですけどね。・・・剃り跡もキレイでしょ。」
なるほど。今度じっくり見てみようかと。

いやもう、帰りの車中は 呆けました。
大叔父には 「大変だろ。・・・それが法事っちゅーもんだ。」 と


・・・もうアタシん時ゃ 散骨で、いいや。 (そのほうがメーワクか)



nice!(6)  コメント(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 6

コメント 5

ryang

うぅ、おつかれさまでした(> <;
ナゾですよね、こういうことは公にはならなくて
風習とかなんとかもありつつの、金額によって
彷徨うことになっては...。というちょっとした脅しみたいのが
ありつつの...。はぁぁ~~。っていう。

散骨、うちの母も「私は散骨で」と言い続けていますが
言ってるだけで一向にどこの協会にも入っていません。
うちは親にこういうときが来たら、姉とすごく揉めそうで
つらいなぁ~~...
by ryang (2013-09-13 15:06) 

獏

お疲れ様でした(@@;))
我が家は祖父母が長生きしてくれたおかげで
私はまだ当事者にはならずに済んでおりますが。。。しかし!
これまたちょー田舎で周囲は親戚縁者とそれに似たような
また縁があるかないかよくわからんのに
冠婚葬祭にはなぜかいるよなあの人という
過疎地のくせにそういうときだけ騒々しい世界が繰り広げられるのは
周知の事実にして子供の頃から見慣れた風景でして。。。。
オマケに住職は幼なじみときて・・・・ソコは安心感が(爆)
私の夢は骨を宮古島の砂浜に撒いて砂と混ぜてもらうことです。。。
ソレも散骨か。。。(@@;)))

by 獏 (2013-09-13 21:13) 

cassis

●ryang さま ありがとうございます^-^。

次女のお立場で是非データを残してくださいまし。いや・・・
まぁ随分先のことかとも思いますが・・・

日本人は宗教に関して寛大すぎますよね?
規制したら近所の2軒が改宗してて、マジ引きましたw

理由は言わずもがな。一生取立ての憂き目に会いたくない、とw


●獏 さま ありがとうございます^-^。

ワタシなんか住職の奥様が後輩!なハズなんですが
なんでしょうこの肩身の狭いことったら・・・文字通り
現世修行が足りないのかもしれません。

先年あたかもスナック菓子の如くお墓に納骨してきた際には泣けました。
せめて個別包装しようよっ (-_-;)・・・しきたりには勝てない。


by cassis (2013-09-13 23:24) 

にゃん

お布施は あるようで基準がありませんから やっかいですね
 にゃん家では 四十九日法要を最後に あまり 手の込んだ
  もようしはしない! と 決めているようです
   死んだら おしまい! ってわけですね。

by にゃん (2013-09-20 21:14) 

cassis

●にゃん  さま こんにちわ~^-^。

素晴らしい!! にゃん家の家訓?に一票です。
ワタクシどもの実家周囲では七回忌をもってして
「一応の区切り」 となるらしく、・・・それまでは
死んだ人にかしづきつつひたすら年が過ぎるのを待つ日々です。
残された人はくたくたになる頃にようやく年季が明けるという・・・。
ワタシも生きてる人間をまず大事にしたいのです。それあってのご先祖。
(卵が先ですよ、ええ)    ・・・。

ナノニゲンジツハ(´;ω;`)

by cassis (2013-09-21 21:53) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

さかのぼって倉敷。秋とはいえ。 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。