グッピー物語。(2) [グッピーの話]
金魚のことじゃないし。毎度スイマセン。
前回からの続きですわ。
長編スペクタクル大恋愛ロマン。
道ならぬ恋にひた走るプリンス・フルブラックとグッピー叔母♀(豊満)と を前に これはもう お互いを 「隔離」 の道しかないと思い定める飼い主cassisであったが……
とグッピーの恋愛物語を煽ってブログネタにする主婦。
(イイんだワタシだけ愉しければそれで)
=================================================
さて、「コレ以上道ならぬ恋に身をやつさせるわけにはイカン」 と
息子も未だ小学生だというのにいきなりグッピーの仔30数匹の祖母に一夜にして変貌した
ブログ主cassisことワタクシは2匹の強制隔離に乗り出しました。
生まれたばかりのいたいけなグッピー幼児の群れの隣で
いちゃいちゃやってるオス・メス2匹を見せ付けておくのもいかがなものかという教育的配慮の元
(グッピーのか)
色々考えまして
隣の隠居モザイク赤グッピー(♂)が居住するガラス水槽へ コレを機に移ってもらうこととした。
オス同士 無聊をかこつが良い & プリンスにはしばらくの間大人しくしておいてもらうこととする。
その間に産仔直後の豊満メスにはゆっくりと体力回復してもらうのだ。
(次の産仔に備えて というところがまた泣けてくる)
=================================================
そんなわけで 入念な水合わせを行い隣の水槽へお引越のプリンス・フルブラック。
いきなりオス同士ご対面というのもプレッシャーだろうと
お供にちっさい地味グッピー(♂)をつけて 2匹同時にお引越。
半日ぐらい一緒にしておいたら
あちこち探検を始めるなど案外たやすく新しい環境に適応する2匹。
(元いたモザイク老人♂は 戦々恐々だが知ったこっちゃない)
丁度お昼前の買い物の時間だったので
小1時間ほど出かけることにしたcassisだった。
日用品の買い物を済ませ、昼前に自宅に戻ったワタクシ
何気なく水槽を覗いて驚愕"
フルブラックがいない・何処にも居ない!!
慌てて水槽内をくまなく探し回る。
アクセサリー類もすべてどけて、逃げ惑うモザイク(老人)などおかまいなく
そして…
水槽の隅の水草をどけた処に
ぐったりと水槽の底に身を横たえて動かない
プリンス・フルブラックの変わり果てた姿発見!!
やばいやばいやばいっ
いそいですくい上げるも反応無し。 水の動きのままにただようだけ。
死んでるか? 死んでるのかっ????
目を凝らしてよくよく見れば
かすかに前ヒレを震わせて口パクさせてはいるが
もう時間の問題だ…
なんで
買い物に行く前はあんなに元気だったのに
どうしてこんな変わり果てた姿にっ
お供の地味♂以下、元気だというのに解せない…
当時あまりに悲惨な状況に写真を撮ることすら憚られましたので
イラストに起こしてみましたのでご参照下さい。
(テーブルのそこらへんにあった息子の画材を借りました)
…もうこうなった状態から復活したグッピーをかつて見たことが無いので
今更どうしようもないが せめて元の水槽=生まれ故郷に戻して最期を迎えさせてやりたい
と
納得の行かない事態を頭の片隅に無理矢理に押し込んで
僅か数時間前の懐かしい我が家にもどしてやった。
もちろん弱っているので 隔離のために
簡易で作ったペットボトルのICUに入れて である。
とりあえず、瀕死である。ピク、ピクと痙攣状態であるから
どうしようもない。
===================================================
数時間後。
切ないけれど 庭に埋めてあげよう、そう思って水槽を覗くと
プリンス・フルブラック、まだかすかではあるが 息をしている。
廻りを悠々と泳ぐ他のグッピー達に促されたかのように
弱弱しいながらもヒレを動かそうとしている。
そうかそうか
最期の力を振り絞って 仲間の(※主にメスグッピー) ところに行こうとしているんだね……
さらに数時間後。
何度目かの見回りでさらに驚愕。
身体が縦に起き上がり 泳ごうとしている!!
まだ身体は動けないものの とぎれとぎれの(エラ)呼吸の中で
必死に仲間の元に戻ろうとして、ジタバタしている…
泪無しでは語れない、あぁ、思い出しても目頭が熱くなる
もう このままにしておいてあげよう。
このまま朝までそっとしておいてあげよう、せめて
命のともし火の尽きるまで。 (←でもやっぱり☆ミになる前提だったり)
(『ラピュタ』のテーマ~♪)
そして翌朝。
フツーに泳いでやがる
なんだったんだこの展開。
何事もなく泳いで
「エサくれ」 ダンスをしているではないか。
お前
1回死んでたよね?
とにかくこのままペットボトルICUに入れっぱなすわけにも行かず、隣の水槽に戻すのもコレまでの展開を考えれば恐ろしい。
仕方なく
こちらもまた急ごしらえの隔離施設を用意した。
コレ。(※台所用です)
ここでせめて グッピーメス(豊満。)が体力回復するまでのせめて僅かの間
1匹で大人しくしておいてもらおう
ということで、これを同水槽のふちに棒に通して引っ掛け、2度めの強制隔離となった。
慣れれば1匹住まいにはなかなか快適であるらしく
ぐるぐる 丸い器の中を機嫌よく泳いでいる。
ともあれ
色々考えてもサッパリ解らないし 事態も悪いほうには転ばなかったのであるからヨシ、として
釈然としない状況をも丸ごと飲み込むcassis。
(ホントは産仔の世話に忙しくてそれどころじゃない)
そして事件は翌朝起こった。
朝起きて、チーム・産仔(また勝手に) と その仲間達にエサを与えようと
いつものように水槽を覗いたところ
一番最初に目に入る プリンス隔離用容器に
おらんっ
そして いやになじんだ感じのグッピー風景の中に
いつものように
当然のように
しれっと
プリンス・フルブラックがいた、 っていう話。
(そして相変わらず豊満叔母の尻を追いかけている)
………
容器と水面との段差は3センチはあったと思う。
………
妄想した状況をまたまたイラストにしてみましたのでご参照下さい。
コレが後のcassis家歴史に名高い「プリンス・フルブラック死亡詐称及び施設脱走事件」である。
=================================================
え、それからですか?
さすが名門ドイツ貴族の出身 メスグッピー(豊満。)
僅か2日で体力復活
フルブラックの追廻しにも悠然と構えるが如く 泳いでおりましたので
もう諦めの境地。
コレ以上引き裂いたら 我が家唯一の正統派フルブラックが 今度は
飛び降り自殺でもしかねないので
もう放ってあります。
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
前回からの続きですわ。
長編スペクタクル大恋愛ロマン。
(よろしかったりご参照ください。→「グッピー物語(1)」)
道ならぬ恋にひた走るプリンス・フルブラックとグッピー叔母♀(豊満)と を前に これはもう お互いを 「隔離」 の道しかないと思い定める飼い主cassisであったが……
プリンス・フルブラック そしてグッピー叔母(豊満・正面顔)近影。
とグッピーの恋愛物語を煽ってブログネタにする主婦。
(イイんだワタシだけ愉しければそれで)
=================================================
さて、「コレ以上道ならぬ恋に身をやつさせるわけにはイカン」 と
息子も未だ小学生だというのにいきなりグッピーの仔30数匹の祖母に一夜にして変貌した
ブログ主cassisことワタクシは2匹の強制隔離に乗り出しました。
生まれたばかりのいたいけなグッピー幼児の群れの隣で
いちゃいちゃやってるオス・メス2匹を見せ付けておくのもいかがなものかという教育的配慮の元
(グッピーのか)
色々考えまして
隣の隠居モザイク赤グッピー(♂)が居住するガラス水槽へ コレを機に移ってもらうこととした。
隣の水槽のモザイク赤(隠居老人)・近影。
オス同士 無聊をかこつが良い & プリンスにはしばらくの間大人しくしておいてもらうこととする。
その間に産仔直後の豊満メスにはゆっくりと体力回復してもらうのだ。
(次の産仔に備えて というところがまた泣けてくる)
=================================================
そんなわけで 入念な水合わせを行い隣の水槽へお引越のプリンス・フルブラック。
いきなりオス同士ご対面というのもプレッシャーだろうと
お供にちっさい地味グッピー(♂)をつけて 2匹同時にお引越。
半日ぐらい一緒にしておいたら
あちこち探検を始めるなど案外たやすく新しい環境に適応する2匹。
(元いたモザイク老人♂は 戦々恐々だが知ったこっちゃない)
丁度お昼前の買い物の時間だったので
小1時間ほど出かけることにしたcassisだった。
日用品の買い物を済ませ、昼前に自宅に戻ったワタクシ
何気なく水槽を覗いて驚愕"
フルブラックがいない・何処にも居ない!!
慌てて水槽内をくまなく探し回る。
アクセサリー類もすべてどけて、逃げ惑うモザイク(老人)などおかまいなく
そして…
水槽の隅の水草をどけた処に
ぐったりと水槽の底に身を横たえて動かない
プリンス・フルブラックの変わり果てた姿発見!!
やばいやばいやばいっ
いそいですくい上げるも反応無し。 水の動きのままにただようだけ。
死んでるか? 死んでるのかっ????
目を凝らしてよくよく見れば
かすかに前ヒレを震わせて口パクさせてはいるが
もう時間の問題だ…
なんで
買い物に行く前はあんなに元気だったのに
どうしてこんな変わり果てた姿にっ
お供の地味♂以下、元気だというのに解せない…
当時あまりに悲惨な状況に写真を撮ることすら憚られましたので
イラストに起こしてみましたのでご参照下さい。
(テーブルのそこらへんにあった息子の画材を借りました)
(いや、まだ死んでないし。)
…もうこうなった状態から復活したグッピーをかつて見たことが無いので
今更どうしようもないが せめて元の水槽=生まれ故郷に戻して最期を迎えさせてやりたい
と
納得の行かない事態を頭の片隅に無理矢理に押し込んで
僅か数時間前の懐かしい我が家にもどしてやった。
もちろん弱っているので 隔離のために
簡易で作ったペットボトルのICUに入れて である。
とりあえず、瀕死である。ピク、ピクと痙攣状態であるから
どうしようもない。
===================================================
数時間後。
切ないけれど 庭に埋めてあげよう、そう思って水槽を覗くと
プリンス・フルブラック、まだかすかではあるが 息をしている。
廻りを悠々と泳ぐ他のグッピー達に促されたかのように
弱弱しいながらもヒレを動かそうとしている。
そうかそうか
最期の力を振り絞って 仲間の(※主にメスグッピー) ところに行こうとしているんだね……
さらに数時間後。
何度目かの見回りでさらに驚愕。
身体が縦に起き上がり 泳ごうとしている!!
まだ身体は動けないものの とぎれとぎれの(エラ)呼吸の中で
必死に仲間の元に戻ろうとして、ジタバタしている…
泪無しでは語れない、あぁ、思い出しても目頭が熱くなる
もう このままにしておいてあげよう。
このまま朝までそっとしておいてあげよう、せめて
命のともし火の尽きるまで。 (←でもやっぱり☆ミになる前提だったり)
(『ラピュタ』のテーマ~♪)
そして翌朝。
フツーに泳いでやがる
なんだったんだこの展開。
何事もなく泳いで
「エサくれ」 ダンスをしているではないか。
お前
1回死んでたよね?
とにかくこのままペットボトルICUに入れっぱなすわけにも行かず、隣の水槽に戻すのもコレまでの展開を考えれば恐ろしい。
仕方なく
こちらもまた急ごしらえの隔離施設を用意した。
コレ。(※台所用です)
ここでせめて グッピーメス(豊満。)が体力回復するまでのせめて僅かの間
1匹で大人しくしておいてもらおう
ということで、これを同水槽のふちに棒に通して引っ掛け、2度めの強制隔離となった。
慣れれば1匹住まいにはなかなか快適であるらしく
ぐるぐる 丸い器の中を機嫌よく泳いでいる。
ともあれ
色々考えてもサッパリ解らないし 事態も悪いほうには転ばなかったのであるからヨシ、として
釈然としない状況をも丸ごと飲み込むcassis。
(ホントは産仔の世話に忙しくてそれどころじゃない)
そして事件は翌朝起こった。
朝起きて、チーム・産仔(また勝手に) と その仲間達にエサを与えようと
いつものように水槽を覗いたところ
一番最初に目に入る プリンス隔離用容器に
おらんっ
そして いやになじんだ感じのグッピー風景の中に
いつものように
当然のように
しれっと
プリンス・フルブラックがいた、 っていう話。
(そして相変わらず豊満叔母の尻を追いかけている)
………
容器と水面との段差は3センチはあったと思う。
………
妄想した状況をまたまたイラストにしてみましたのでご参照下さい。
コレが後のcassis家歴史に名高い「プリンス・フルブラック死亡詐称及び施設脱走事件」である。
=================================================
え、それからですか?
さすが名門ドイツ貴族の出身 メスグッピー(豊満。)
僅か2日で体力復活
フルブラックの追廻しにも悠然と構えるが如く 泳いでおりましたので
もう諦めの境地。
コレ以上引き裂いたら 我が家唯一の正統派フルブラックが 今度は
飛び降り自殺でもしかねないので
もう放ってあります。
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
今の2匹。時々他所のメスも追いかけているプリンス・フルブラック。
プリンス・フルブラック殿の生命力というか
なんというか・・・尊敬申し上げまする☆
嗚呼 獏にもそんな強い意志と生命力があれば(涙)
しかし観察が実に実に楽しそうですねー♬(^m^)
by 獏 (2014-11-11 16:25)
cassisさん、こんにちは。
癒されますね~。見ていると、時間の経つのを忘れてしまいそう。
グッピーさん、ほんとに豊満だし、ブラック氏は策略的でびっくり。それと、モザイクさんはご隠居さん(笑)
水槽の中にもドラマがあるんですね~。
by 某かんりにん (2014-11-11 23:32)
すごいストーリーですね!
まるでロミオとジュリエット
いや少し違うけど
命がけの恋とはこのことですね!(^o^)
by Chobi.H.YAOITA (2014-11-12 16:09)
お、おぉぉ
フルブラック氏...なかなかやりますなー
本当、ロミオとジュリエットですねぇ。
今回イラストもあって、より一層面白く読ませて頂きました(o^^o)
by ryang (2014-11-12 17:39)
●獏 さま 有り難うございます^-^。
グッピーのように、生きてみませんかっ ⋆*❁*⋆ฺ。*.
…いや、但しコイツラ、生命力の固まりのようでいて
寿命は1年程度しかありません。
…実に実に、一瞬の輝きとでも申しましょうか。
さもないとこんな無謀な仔作りさせられませんが…
●某かんりにん さま 有り難うございます^-^。
水槽の傍らにルーペを常備して覗いていますw
泳いで、エサを探して、また泳いでしてるんですが
よく見ると1匹ずつ違う動きがあるので楽しくてつい
厭きず1時間も2時間も眺めている日々です。
ホント、ドラマがあるんです。
● Chobi.H.YAOITA さま 有り難うございます^-^。
あのコ(フルブラック)は 1匹だけハネて父親の血を濃く受け継いでいるのです。
なので思い入れが強いといいますか早い話
したい放題にさせてる…とか。
動画を良く見ると 他所のメスにもフラフラしてますw
● ryang さま 有り難うございます^-^。
イラストはネームペンの細書きと
100均の色鉛筆(12色)を用いてコピー用紙の裏側に
静謐に描いています。
…
スイマセン… 人が電話の最中に描いたようなイタズラ描きのレベルでした。
(´;ω;`)ウッ
by cassis (2014-11-12 22:14)
恋煩いなんて生易しいものではないようだ。しかしブラック!アンタはえらい!
by さきしなのてるりん (2014-11-13 20:14)
● さきしなのてるりん さま 有り難うございます^-^。
プリンスに成り代わりましてお礼申し上げます。
彼もあと数ヶ月でおじいちゃんなので。
命のともし火をパァァッ と熱く燃やしております。
(えらいって云われた…嬉しい…(´;ω;`)ウッ)
(いや、プリンスが)
by cassis (2014-11-13 22:37)
フルブラック、もしかして演技派??
もうこうなったら、短い春を満喫するがよい!と応援するしかありませんね。
by Chiffon (2014-11-15 22:20)
● Chiffon さま 有り難うございます^-^。
ここまでの一途さを人間の♂(オス)が持てるか…
は置いといて
この情熱の発露はホントに短いですから
飼い主としてはギリギリまで見守りたいですっっっ
応援宜しくですっっっ
(この短い一生をウロ覚えといて下されば本望)
by cassis (2014-11-15 22:40)