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『カ●オ』 かアンタは。 [介護施設]

先日、不意の弔事が生じて実家に帰省した際、


当の先方に伺う前に母親の施設に立ち寄ったのは
「自分も幾ばくかの香典を渡したい、」 という母親の意を汲むためだった。



そして取り急ぎ預かるものを預かって出立しようという私達に
何でか

「帰りはココ(施設)には 寄らなくてイイからね。」 

と。



へぇぇ、天候の急変を気遣ってか
珍しいこと言い出したよ。



などと、愚夫に言いながら
母親も殊勝なことを云ってくださるようになった、と瞬時感慨にふけるワタシだった。



あれから三週間ばかりして 母親の施設からある日電話があった。
部屋付きのご担当の女性からである。


ケアプランの確認だ、何だ、と書類上のお話が一通り住んだ後、

「ところで…近日、 コチラにおいでの日はありますか? …天候が、雪がアレでアレなもんですから
…アレですけど」

(※概略:この冬は積雪量が多いので帰省も儘ならないとは存じますが、の意)
(若いお嬢さんのトークの感じを壊さない程度に)


[クリスマス]



訊けばどうも母親の


施設の食事のボイコット
(※ 自身に糖尿・腎臓の持病があることについて、何度担当者が説明しても
自らの計算だと「カロリーオーバー」となる食事を勝手に残す)

部屋で隠れてミカンなどの果物を制限を越えて摂る
(※ 果物は身体に良いので制限しなくとも良い、という思い込みを捨てられない)




等の行為について、業を煮やした施設担当者及び施設長が


「ご家族とご本人を交えて相談したい」


…フルった 「三者面談」 のお誘い、である。




はぁー、この間 寄ったんですけどー。…



[ひらめき]


はぁーー…ん。


前回 「帰りは寄らなくていいから。真っ直ぐ帰りな」 の意味が判った。



国民的アニメの登場人物 (ときたま 姑息でズルくて底の浅いことをする昭和の少年)  かっっ


kat.jpg





然るに
ご家族の人をいくら呼んだって 顔突き合わせて お説教したって、だ

この年齢の人を反省とか 矯正に導けるもんじゃない ってことは


もうとうに (イヤってほど) 身に沁みた ワタクシです。
人の脳内には 岩より固い 「実人生」 が構築されている。

(まぁ、大部分は記憶とその怪しいコピー、に過ぎないもの。)





けれど 母よ。



ココをもしも 「出て行ってください。」 となったとき


「次はココがイイ。」 って云えるほどの選択肢は 無いんだってこと


イヤがおうでも  そういう現実も身に迫っているのですがね。



まぁ アレだ。

このヒトは


「眠れないほど心配」 するのは得意だが


「困る」ことは苦手ならしく  「困ってる」 姿を見た試しもない。
ずーーっと


「困る」のは 主に父の仕事で
そして今や ワタシの仕事になっている。


ものっっっっっすっっっっごく


理不尽。 [ちっ(怒った顔)]






「4月に伺います。」 って担当には話した。


つまんないスケジューリングを座標軸にポイントしてしまうと
そこまでの日程のアレコレがなんかこう、ケチがついた感じだぃ。
ちぇ



と思う一方
ワタシに叱られるのがイヤ、と思う母というのが 新鮮ではあります。
「ひよってる」母。 「ごまかす」母。




だからって かけらも可愛く無い。





郷里で独り暮らしを余儀なくされるハズの母が


介護施設で若いスタッフと看護士に ガッチリスクラムを組まれ
お世話をされているという行幸は有り難いと ホントに思う。


まぁ たまにこうやって 「成績表」 を渡されるとこがなんともだけど







ワタシも行く道、なんだろな。 (苦笑)






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コメント 4

ryang

三者面談、お母様には気が重い話なわけですねぇ。
あ、もちろんcassisさんの立場だってそうですけど^^;
お元気な証拠ですね。って言ってしまって
良いのだろうか(*_*)
by ryang (2015-01-25 18:28) 

cassis

●ryang さま 有り難うございます^-^。

云ってしまって良いです(笑)
お元気、ですわー^^;

それにしても、こーやって「扱いにくい」案件?
…もとい 対象者については施設側も
結構露骨に「お家の人を呼びますよ?」 と来るわけですが
そこから後、問題の本質は棚上げになっちゃうこと多し。
家族の方も結構お手上げです。(苦笑)

by cassis (2015-01-25 19:44) 

Chobi.H.YAOITA

食べ物問題は難しいですねえ(^^;)
うちの祖母もいろいろ聞かない人でしたが
食べ物は特に聞かなくて
病院にタラコを持ってこさせて食べてました
(北海道出身なのでソウルフードだったようです)

看護婦さんが見とがめて
「あらっ、そんな塩分強いもの、長生きでき…」
と言いかけて
「うーん、もういっかー」(苦笑)

当時百歳超えていたので
そういう期間が終わったというか
ある意味、自主性が尊重されていました(^^;)
by Chobi.H.YAOITA (2015-01-27 13:33) 

cassis

●Chobi.H.YAOITAさま 有り難うございます^-^。

ウチの母親も今年の春に90歳になります。
近隣でも長生きの大穴馬と呼ばれています
(ステージの高い癌を2発も患ったのですが)
まさかとは思いますがワタシのほうが健康不安を
覚えております^^;
母親とワタシ、このデキ・レースだけは
トン死は赦されません。

奇しくもウチの母親のソウルフードも「タラコ」ですよ
紅いカオした罪な奴。忘れじの近海モノ。

by cassis (2015-01-27 21:24) 

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