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ジャ〇・ゾンビ① (真夜中の挽歌) [介護・番外編]

過去ログ。

『・・・単に母親がケチ、なんだと思います。あんまり父親のものを買っている姿、
見たこと無いしなぁ・・・

(あー、でもウチも似たようなものか・・・。)

××××

当日。』  (『父・退院』  より)


さて、×××とは 父退院・前日の夜にワタシに訪れた恐怖のステージのお話。

(ところで、お食事中の方・スプラッタ系列がニガテの方。

ここで何事も無かったかのようにページ移動をしましょう。

こんなところを読み飛ばしてしまったところで
アナタの人生に何の変化も訪れません。
こんなに日付の遅れたページをあえて開いている、
というご自身の今後の身の振り方について
ここいらでいっぺん振り返ってみるのも良いかもしれません。)

・・・さておき。


想像してみたことは無いですか?

家に1人っきりでいる週末の夜。・・・


他の家族は皆んな楽しいパーティーに出かけてしまった。
1人置いてきぼり。誰もいない家のリビングは静まり返っている・・・

アメリカン・パーティーホラーの世界。


100177.jpg

『13日の金曜日』だったら、ホッケーマスクをかぶったグロテスクな殺人鬼が窓の外に・・・・・
風呂に入れば湯船から悪魔のように爪の長い不気味な帽子男がざばーーーーっと。・・・・

それよりなにより怖いのは、
ふと見ると窓の外には無数の 「生きている死体」。

一斉にこちらめがけてやってくる・・・・
あるいは地下室にあるいわくありげな軍部マークの樽の中から
躍り出る黒い、真っ黒いタール漬けの腐乱死体・・・・・

死体なのに生きている!!

この不条理がティーンエイジゃーの頃、映画なぞ見ている生意気なワタシの
猟奇心にものすごくドギツい色を落としたのでありました。
地下室、物置、暗い場所、といえば

「生きた死体が躍り上がってくる場所」 だったのです。

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『 RIVER』。 [介護・番外編]



・・・・・(1曲、お付き合いの程を )(笑)


実家付近を車で流している。
町全体が 段丘に乗っかっている。

早い話

『・・・町の段々畑や~』 (BY 彦麻呂) 


矢のように飛び回り あれこれと 「すべきこと」を 
淡々とこなしているつもりなんですけど

上手くやれた、やれない
そんなことを抜きに どこか身内に流れる
「切なさ」 が いつも ある。

『故郷』 に還った誰しもが感じていることなんじゃないかな、と思う。


ふと、あるとき。

あるいは 常に。
身内を切り裂くように。


あるいは
気づかないくらい、微(かすか) に。



過日、出席出来なかった葬儀のあった家に
届くはずの無い、回覧板、が実家に来ていたのを
黙って廻した。


長男が 洗濯物を干していたので
声をかけてみた。
「こんにちわ。・・・お母さんにお線香、あげていい?」


「やぁ、どうぞ^-^」



長男と次男と2人きりで暮らす、散らかった部屋に
2人の母親の 遺影が 置かれていた。


「・・・俺ら、呼ばれたとき、間に合わない、って看護師さんに云われたんだよ。・・・ 
もう、この電話も遅すぎたくらいかも、ってね。
でもね。」

弟が


「・・・おふくろ、頑張ってね、十分だけ、頑張ってね。・・・
俺等が着いて十分後に、亡くなって。」




あぁー、 アタシさ、ここに出入りするの、三十年ぶり、なんだよね(笑)



「あぁ、そんなになるんだっけねぇ(笑)」



色んな場所で、不平等な時間が流れて
もしかしたらアタシも、自分以外を総て、疎んじた時間があったかもしれなくて。
・・・


「今日は、アリガトねぇ。来てくれて。お参りしてくれて。」



そうか。
実家に来て
ストレートにシンプルに「ありがとう」 って聴いたのは初めてだったから。 ・・・



車で流している。
パノラマ中に広がった
河川のロケーションに


視線は あそこで泳いだり
とうろこしを齧(かじ) っている 女の子が 自分だって

こんなに長い間 経って 思い出すんだ。



せせこましかったり
切なかったり


綺麗な部分だけ掬いとって
眺めてみたりしている。
つなげる予定の無い、ビーズが 大っきらいな故郷、を覆う。


それでも


誰しもが手のひらに握っている 故郷の 川の風景を
アタシも こんな風にして


持っている。




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あちら、とこちら、の都合。(2) [介護・番外編]

プライベートお休みのはずが、つまんない契約やらなにやらの事柄に疲弊しつつ
息子が何気なくつぶやいた
「あせんなくていいよ。」 に気を取り直し・・・・・・。

実家の近所に住むTさん宅へ伺う。
Tさんの娘と孫一行が夏休みを利用して遊びに来ていて、子供達へのご褒美として
ホイップ利用し放題・デコレーション用飾りも利用し放題
(これは正直サービスとしてはお得に過ぎるくらい。クラフトショップ主催のこの手の体験講座では
参加した人は既知だと思うけれど、使ってもいいビーズやデコラティブの数には非常にみみっちい
制限があるのです・・・。)

・・・という、
ワタシ的には、パフェのストラップのホイップとデコ盛り放題、だけでも感動モノだったのに
(しかも無料、ですよ)
それ以外に色々な基礎素材・土台も使い放題・盛り放題、だなんて

乙女心が爆発ですわ♪
P1040588.jpgP1040592.jpg

こうして息子と、お孫さんたち(といっても皆うちの息子よりおっきい学年なのだが) と
先生・Tさんの乙女と雄一匹のチームは
夢のように楽しいデコラティブ満載のひと時を過ごしたのだ。

後顧に一抹の憂いはあったが。

当日
ウチの大変遠縁に当たる実家の近所の家、でお葬式があり
黒服のご近所、がちらほら、すれ違ってはいた。
そこの本家からお葬式のあることは前もって聞いてはいた、が
参加を要求されてはいなかったため、あえてスルーしていた。

午前中でTさん宅は早々ににアウトし、自宅の戸締りと畑の収穫を済ませ
息子とともに遅い昼食へ出かけようとしていたその時
向かいの、「畑管理」 ご夫妻が 簡素に行われたお葬式から帰ったところに鉢合わせた。
ご夫妻曰く

「・・。この時間に居るのなら何故、参加しなかったか。お宅は遠くはあるけど本家のスジ、だろう」と。

怒気も荒くまくしたてる。

ちょっと待ってくださる?

確かに副・喪主のご長男からは連絡をいただいてはいたけれど
それはウチの母親に「参加すべき近所の要員を確認したいから、施設に訪ねていってもいいか」と
許可を取る旨の連絡だったこと。招かれたご近所は輪番制の決まりの元名前が挙がっていること。
そもそもワタシがこの土地に住んでいないこと。

それらを踏まえたうえでの長男の配慮なはず。

聞く耳を持ってくれず

「これだから今どきの若い者はダメさ。」
「本家の長男がだいたいダメさ。」
・・・・・・。

あんた等は 姻戚関係、血の一滴も、無いだろぉぉぉ!!!!

よしんば、それを当家の長男からあたしが言われるなら判る。謝りもするし言い訳もする。
・・アタシが参加しないことで

あんた等夫婦に迷惑かけたか、と云いたいのだ。

「べき・論」をふりかざす貴方達夫婦と
ワタシはこれっぽっちも 繋がっていないのだ。

息子が怯えるので、とにかく納得がいかないながら頭を下げたが
正直 
「なんでやねぇぇん!!!」 の 突っ込みが頭の中に入りまくる。

この向かいのご夫妻は
ワタシがさんざ探しまくったシルバー人材利用の請求書、を
勝手にウチのポストからチョイスして、保管してくださっていたのだ。
「お宅のお父さん(父のこと)に 、額面を確認してから」 ワタシに渡そうと思っていた、と。

・・・いやだから、そこはワタシに、でしょうがっっ(怒)

「ねぇねぇ、いっそこちらに帰ってきたら。〇〇ちゃん(アタシのこと)。田舎はいいわよぉ。」

0.1ナノ たりとも思わないよ。
こんなところに帰って来たくは無い。
若い人は、皆んなここから 出て行けばいい。
僅かな土地としがらみにコケのようにしがみついて、隣人の悪口をわめきたてながら
この人々はいったい幸せなのか。

単純な疑問が雲のように湧き上がるのを抑え、急ぎ息子と車に乗り込んだ。
これ以上大人の醜いお話 を息子に聞かせたくは無かったから。

息子よ、大人になったとき
故郷、にしがみつくな。からめとられるな。

そういうものは
自分で見つけるものだって・・・母はそう思う。
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あちら、とこちら、の都合。(1) [介護・番外編]

父の肺炎、と母の連泊、の綱渡り状態が続くこと二週間。

カレンダーは既に八月へ。
もともと「七月一杯はなんとか・・」 という予定で契約を入れていた母のステイ先。
ここのとこ、毎週末、顔を出すのも気まずい状態が続いている。

そんな中、実家の近所のTさんが、夏休み手作り教室 『ホイップデコ・アート』の
体験講座を、先生を呼んで開いてくれることとなり
完全なプライベートでワタシと息子を呼んで下さった。
用事が無いのにわざわざ実家まで・・・・とも思ったが 一方
実家に行く= ジジババ関連、で、良い思い出が1つもできない息子に対しての申し訳なさもあり
(息子も参加したい、と強く希望したため)
喜んで参加することにした。
完全なプライベート体制をしいたつもり。実家の誰にも今回の期間だけは知らせずに・・・。

フッ・・・ 甘いな。( 天の声 )

帰還予定前日のこと。

現在お世話になっている施設のRケアマネより連絡有り。

「印鑑の必要な書類があるのですが、近日こちらにいらっしゃる予定はありますか?」
・・あ、はい。・・・明日、行きます・・・。

その約五分後、
二週間連絡の無かったKケアマネから電話有り。
「お父さんのことについて打ち合わせできる時間とか、ある?」

・・・あ、はい・・・明日、そちらに行く予定があるので・・・。
今をときめく人気者のようではないか。フッ・・・

ねぇ。

・・・みえてるの????  

プライベートはたちまちパブリックとなり
ワタシは予定より一時間早起きして(・・息子に五時半に起こしてもらいました)
一路・実家へ。

父親の病室に行くとケアマネが来て

「・・・お母さまの退所の都合は、あちらのケアマネに相談しなくてはいけないわね。
・・・アナタから現状を説明した上で、お願いするしかないわ。事情を含んだ上で
あちらに陳情するのは家族しか居ないのだから。」

作戦参謀なの??

「・・これというのも、アナタがこちらにお母さんを移し替えたから、よ。仕方ないんだけど。
アタシはイヤだったんだけど。」

まだそれ 云うの????

その足で母のステイ先へ。
こちらのRマネにご挨拶を済ませ、どっから話したもんか、とあぐねていると
「・・お母様のステイ日程なら、八月一杯は押さえてありますけど・・・アハッ。・・・

あっ・・・云ってませんでしたっけ・・???」

漫画なら四コマ目でワタシがずっこけているところだ。

「なにかあったら呼んでください。」 と云っていたKケアマネを呼びつけたワタシ。
呼びつけましたとも。
利用者の娘であるワタシも利用者である母も
この新/旧 ケアマネ2人が揃ったところを見たことが無く
ましてや引継ぎをしている様子を見たことも無い。
2人がどんな話を私の前でするのか興味もあるところです。

少しして Kケアマネがやってきたが
待っていたRケアマネとワタシのところにはこないで 直接母のところへ行く。
どうしてなんでしょう。引き継ぎません。
三人でぶっちゃけた方が判りやすいお話、とか無いですか?

Rケアマネ曰く
「・・まぁ、お父様の事情と退院日程をさぐりながら、つど応変にやっていきましょう。」
かなり見かねてくれている様だ。
「何か変化があったら、・・・僕にも連絡を下さい。」

・・やっぱりKケアマネとは接点がないのか。この人たちが属しているのは
同じ町の同じ施設母体ではないのか。

個室ではケアマネが母親に噛んで含めるように話して聞かせている。
「そんな一度にいろいろなことを云われても、ワタシだって考えられないよ。」
「今考えないでいつ考えるの??」
クリーンヒットだなぁ・・・アタシの母親だから見ててもなんとも思わない (←これも問題だな) けど、
他のご老人が言われてるのを聞いたならキツイって思うよなぁ。・・・

Kケアマネが退室した後

「どうしてああいう言い方しか出来ないのだろうねぇ。あの人は」
閉まったドアに向かってぽそっという母。

まさにそれ。・・・よくぞ申してくれました。初めて気が合ったわねお母様。

自身の仕事の流れを限られた中でスムーズにするには
ましてやトリアージされることも無く持ち込まれる案件を次々と抱えていては
或る程度業務をコントロールしていくことは必要でしょう。
だけど、目の前に居るのは人、であって業務ではない。
自身の都合で割り振りされていいはずがなく、彼等には人としての「意思」が、あるハズ。
「要望」だってあるし 「希望」 もあるハズ。

「そんなこと言ってる場合じゃないのよ」 とは

サービスを提供する側が 口に出してよい言葉じゃ、ないのでは。
「ご本人と家族の意向」 を確認しながら
自らの都合で 変更を迫れば
それは「サービスの提供」、ではなく 「管理」、だ。
「管理」せざるを得ない現状があるなら

・・・・・・
せめて上手に嘘をついてあげて。
相手を喜ばせてあげて。
だって、あなたの生活の糧(かて)、じゃないの。
お金が服着て、そこにいるのでしょう。

行政はもうちょっと、サービス業のなんたるかを職員に勉強させたほうがいい。

町の繁栄は住民の満足度に拠るのと違う?
お年寄りになったらこんな目にあう故郷に

若い世代の誰が 戻って来たいと思う?
少なくともアタシはゴメンだわ。

・・・・・・


出来上がった書類のコピーを手に、施設を出る頃

「あせんなくて、いいよ。」

息子が何を思ったか、つぶやいたのです。






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Kちゃんズ。 [介護・番外編]

母親を一時的にデイに連泊で預かってもらうことになった日、
後を追いかけて施設に着いたワタシに

「Kさんを知ってますよね?小学校の同級生で・・・。ここの職員で。・・会いたがっていたんですよ。」

「今朝は夜勤明けで自宅に戻ってしまいましたが。」
と 職員の若い女性。

おぉぉ、Kちゃん。
小・中学と同級生で、ワタシと同じ一人娘で、ワタシと同じ水泳が大好きで・・・

ワタシと少しだけ違ったのは
彼女はちょっと標準より体重があって(当時)
小学生にしてヒザの故障でしょっちゅう病院に通っていた。
中学に入ってすぐ
そんなことを理由にからかわれたりした時期もあったらしい。

ワタシは彼女と中学生になっても休日は一緒にでかけたり、遊んだりした。
もちろん学校で一緒にいることは無かったのだ。クラスも違うし、部活も
グループも全く違う。

正直に言えば、 当時も今も 状況は変わらないということ
つまり いじめの標的になっていた女子と 
パブリックに仲が良い、と思われるのは マズいというアタシ側の都合だ
聖人ではなくて スマソ。

隠れてこそこそ、Kちゃんと遊んでいたのだ。・・・
実は結構 そういう事情を抱えた友達が多く
当時から ワタシは偽善者だったのかもしれないし そうでなかったかもしれないし
そこんとこはよくワカラナイのだがさておき


最後にあったのは、おしゃべりしたのはいつだったかな、とか当時の思い出に浸っていると母親が

「Kちゃん夜勤明けでさっきまで待っていたんだけど、入れ違いになってしまったねぇ。」

メロドラマではないので、二度ほどすれ違った後、あっさり会えた。

「おお! 〇十年ぶり!」

当時の半分くらいの体格まで絞った
(まさに絞った、という表現がふさわしい)
引き締まったカラダになったKちゃんはニカッと 笑うと ワタシと息子の顔を見て、

「うちのもまだ小さいんだよ♪」 と携帯電話で写真を見せてくれた。
「んーー・・そっくりじゃん。」とアタシ。 
「え、そぉぉ??」 とKちゃん。

「養子なんだけどね、似てるかなぁ??」 と 嬉しそう。

子宮筋腫の手術をした後、しかるべきところで縁組をしたのだそうな。

「アタシも一人っ子だからさぁ、父親が突然亡くなった時点で、介護の職に就くことに決めたんよ。
今はアタシが成年後見人になってるよ。・・こんなアタシんとこにも来てくれるお婿さんが居てさぁ。
で、コイツが(お子さん)来て、賑やかにやってるんだぁ」 と カラカラ 笑う。

「・・・色々、あったんだねぇ。・・・」

ふと、今と 〇十年前がシンクロして
アタシは今、この人には「かなわないなーー」 という思いを抱くことを知っていて
彼女を当時 好きだったのではないか、と思ったりしていた。
恥ずかしい自分。立派なKちゃん。
 

Kちゃんはその後も母親がそこにいる間、いろいろこまごまと行き届いたお世話をしてくれた。
(母親、談)
だが前出の記事どおり、母親が別の施設に移らざるを得ないことになった。

母親は 「Kちゃんがいないとこに移るのは ・・・ イヤだねぇ。」
ごめん、イヤ、ったって しょうがないんだもん。・・・・

新しい施設の所長さんを前に、総ての契約を終え、ケアマネとの打ち合わせも済み、
腰をあげかけたアタシの元へ、何処かで見た気のする顔が ニカッと笑って

「よっ、久しぶり♪」

アナタは・・・えーーっと・・・・  (さすがにすぐには出てこなかったです。色々慌てていたりしたもので)

「K美ちゃん、ここの担当なんだ。」 と先に口を開いたのは同席していたKケアマネ (ああややこしい)。

思い出した。中学校の時の同級生、K美ちゃんだ。

しかし、こんなに職員数の限られた場所で・・・・
(そこは職員が少ない人数でトータルなサービスを行うところ、がウリのところだった)

激・狭すぎる地域社会。


K美ちゃん曰く 「話はKちゃんから聞いてるよ。」

なんと返してよいのやら。
ただへらへら笑っていたように今は思う。

こうして今、母親を施設に預け、週に一度のペースで様子を見に行くが

ぶっちゃけ同級生、が担当者、というのは
過渡期を過ぎれば ラク、なんですが

哀しいかな、向こうはタメ口で話してくれるのに ワタシがいまだに敬語で話してる。
ヒクツだ。

何故なのかは自分でも、いまだにわからないでいる。



char13.jpg

よく見ておくのだな。実戦というのは、ドラマのように格好の良いものではない


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実家で独り・の夜。 [介護・番外編]

父や母、をそれぞれ、病院や施設、に送り出すと独り、実家に残されたのはワタシ。
(自宅には息子と旦那が残されているが)

あまりに慌ただしい周りの状況からも、さすが夕刻には解放される。
夜の早い田舎ならではのタイムラグが、救い。

あぁ・・・、たった一人で実家の夜を過ごすのは、何時(いつ)以来なのだろう。
思い起こしてみると

一度目は
母親の 乳癌の手術で帰省したとき。

二度目は
母親の 子宮がんの手術で帰省したとき。

三度目のは
父親の 脳梗塞の・・・・

・・・やァめた。

なんとなく ムカッ  ときてる自分。
ちェッ。・・・

ワタシが「必要」なんじゃない。

「近所の手前、一人娘が 『家の大事』に帰ってこなくてどうする。」
・・・母の声・父の声そして 近所の声。

この年齢で 誰に対して舌打ちをすれば良いのか判らないケド
「ちぇっ」 と 云ってみる

シャワーを浴び、コンビニで買ったカップ麺にお湯を注す。
久しぶりに、自分の為だけの食事。
栄養のこととかバランスとか、何にも考えないw

台所を使うと生ゴミが出てしまうから
向かいの家にゴミの処理を頼んでいる都合上、これ以上のゴミを増やすわけには行かないから
最低限で済ませるように。

まぁ、ラーメンなら何でも好きなんだけどね。


この生活感の危うさ。フラフラした感じ。
覚えがある。

ホンの瞬間だけれど、立ち居地を見失ってる自分。
それを俯瞰で見ている自分。

大人になっても、こんなだな。
変わらないんだ。

父親の荷物と母親の荷物を前に
誰も何んにも咎(とが)めない今、この瞬間こそ


来し方行く末を考えるべきなのに



唐突に 遠い学生時代を思い出した。
深夜ラジオに夢中だった中学生の頃。

・・・
ワタシ自身を考える以外に一切の

責任を負わなかった 時代。
そのこと自体に 漠然とした不安を覚えた頃。



ラジオから聞こえた曲に 遠い何処かの灯りを見ながら
窓に突っ伏して ずっと ごく近い未来のことを思っていた。



NHK FM 『サウンドストリート』 甲斐 よしひろ の水曜日の回 だったかなぁ。
この曲を始めて聞いたのは。


明日の学校の授業のこととか、放課後の過ごし方、とか
そんなことを考えながら エアチェック(死語w) してた頃。
取りあえずの心配は 進学のこと、だったけど。

五年後に手に入れた中古のストラト は 

あれから又  誰かの手に渡っただろうか。



独りの夜。

現実に侵食されるほど
不思議と



心は遠くに 出かけていく。







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