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コシヒカリ(2)。 [家呑み・つまみ]

そういうワケで(※前日項参照のこと)

潤沢なコシヒカリを毎夜 しりしり しりしり 研ぎながら

(※ 我が家に限らず 無線米を採用しているおウチならば意外と面倒に感じるのが米研ぎですね)

消費にいそしんでいるワケですが

米の飯、ですものね。
シンプルなおかずが イイんですね。

米と云えば 日本酒の原料じゃないですか。
米のおかず=ポン酒の肴  いやぁ、これ常識でしょう。

居酒屋には子供を連れて行きましょう。
自分は日本酒、そして子供には一膳のご飯。

親子間の会話も食欲・・・・いや、そんなものは弾まなくとも
だまって飯を喰う。

秋は これですよ。

で、旬も終わりかけた茗荷刻んで
味噌と少しの醤油でかき混ぜる
味噌2に対して醤油0.5
かき混ぜやすいようにひと垂らしです。

P1060993.JPG


おだしになるようなものは 入れません。これはそこがイイんです。
茗荷と味噌と醤油。秋ですね。じんわり来ますね。

居酒屋スタイルを貫きたい方には
三枚におろしたイワシを酢で洗ったものを添えるのをおススメします。
・・・止まりませんよ、イイんですか? w

ちびりひとくち。ぐびり日本酒。 ・・・口の中を洗う如く。
シンプルさに泣けませんか?

スーパーの3個入りパックの 茗荷でイイじゃぁないですか
薄切りに刻んであえるだけじゃぁないですか。
でも大人なら味噌にはこだわりましょう

cassis家は 今年の春に仕込んだ自家製味噌が出来上がりましたので
それで作りました。ぐはははははは。
デーモン小暮閣下の如く 咆哮を上げたい気分で頂きます。 ぐふふふふふふふふ。


それから カブの葉が沢山余っていたので
取り外して刻んで じゃこと炒めました。お醤油で。・・・シンプル イズ ベーーストッ!!!
P1060994.JPG



これで白米をおもいっきり蹂躙すべし。いやいや
白米の稚児足る日本酒を 嬲るもよし


チクショー 日本人。だ、ぜ。・・・くぅぅ ”(*>ω<)o"



(そういうのを料理って呼ぶなよ というお叱りは ワタシの如く野暮な野放図には
お時間の無駄ですぉ)




力のいらない つまみがあったらおせぇてください。 




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自家製イカの塩辛。 [家呑み・つまみ]

自家製といっても、ワタクシが作ったものではありません。

先日、ウチの父が先年亡くなった際にお世話になった葬儀社に 出かけてきました。
電話で依頼していた見積もり含め、詳細を打ち合わせるためです。
サービス業は土日・祭日やってくれてるからありがたいなっっっっ
あーありがたいなっっっ。

(市役所・町役場および公共機関に対するイヤミです。・・・もう一声。

サービス業はいいなっっっっっっ)

で、担当の営業さんとあれこれパンフを見ながら打ち合わせていたら
事務所から社長さんがでばってこられて

「やーやー、帰省のついでにあれこれ回れるだけ回ってるね?」

そのとおりです。

「残務処理が多くて」 と へらっとしてると

「そうだねぇ。人が亡くなるってことには慣れてるヒトは居ないからねぇ。」 

・・・現場の人の声は 重みがあるよね。


で、社長が後手からひょいとさしだしたスーパー袋。   

ぉぉおおおっっっそれはっっ ∠( ゚д゚)/


去年のお葬式の時にも 持ってきてくれたのです。以来 ずーっと口中忘れられないお味になっておりました。

塩辛.png

葬儀社の社長ガ自ら作る  お手製・イカの塩辛♪

「自家製だからね、 混ぜ物なし。 美味しいよ」

美味しいですともっ♪

・・・ 「これにはね、欠かせないよねぇ」 v( ̄∇ ̄)ニヤッ

・・・社長のぐい呑みを グイっとやる手つきがもう玄人でクロウトで(笑)


昨年と同じ二壜(ビン)いただきました。
ワタシはこれに柚子(ゆず)を刻んで のせて食べます。
不思議ですね。

自家製塩辛・・・これが
そのまんま あるいはご飯と食べても「ふーん」 となんてこたないのですが
(市販の〇〇屋のイカ塩辛、なぞはご飯のお供に合うように作ってある)

ひとくち・・・日本酒を口に含んでこれ、塩辛をイッてみる。
・・・あぁ、もう絶望的に合ってしまう。 こんなハーモニーで攻められたら

もう他のつまみがいらんくなってしまうやないのぉーーーー(*´Д`)=3

というわけで ワタシ至上近年ないくらいに直接社長を大絶賛し

「これをいただくために・・・ 身内の不幸を待つわけにもいかないし」 v( ̄∇ ̄)v アハアハ



冗談のつもりだったが  気のせいか


ちょっと引かれた気がしました。




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鶏ささみと長芋あえ。 [家呑み・つまみ]

[ひらめき]材料:  長芋 鶏ささ身  キュウリ

P1060056.JPG

居酒屋メニューです。毎度。

だけど 近頃疲れ気味です。 ・・・歳のせいですか。大きなお世話です。

(・・・キレの悪い自分ツッコミです)

こんなとき、なにをするのもめんどくさい。あ、デフォルトですって。 ・・・・・・ソノトオリダネ (`・ω・´)ゞ
台所に立って、今夜のつまみ、と思っても

早い話 手をぬらすのもイヤ。 包丁のお仕事、したくない。

そこで奥様、この万能調理器の登場です[ぴかぴか(新しい)]

slycer.jpg

※画像はイメージです。ウチのはもっと古くて危険な他社メーカー。


・・・いや、実際どちらの家庭にもあるのではないかと思われる

スライサー。

極細千切り、というやつを使う。
時代の遺物なので受け皿すらついていないけれど
これが重宝というか、ボウルに直付けでつかう。

こんなゲンナリ加減な夜には、長芋を食べよう。

長芋・・・・栄養豊富な山の滋味溢れた食物です。とっても野生的。

ちょっと扱いがめんどくさいのがタマに傷といいますか
・・・ワタクシなど生に触ると速攻 手がかぶれるタイプです。
包丁で千切りなんてもってのほか。・・・なので
今回は スライサーで千切りにするのですが

前出しどおり 生を掴むと手がかぶれます。

長めの1本をご購入後、(皮付きのまま よく洗いましょう)

使う分の長さだけ 皮むきで スルスルとやったあと、

向いてない部分を やおら手でわし、と掴んで しゃしゃっと・・あとはスライサーまかせ。
あっと云う間にボウルには 長芋の細千切りの山。


※あとに残った皮付き部分の長芋は・・

翌日でもモウ一品でも構いません。皮付きのまま、一センチ幅くらいに輪切りにして
フライパンで ちょっと多めの油で焼きましょう。
表・裏とキツネ色に色づいたら出来上がり。箸の感触が硬くても、中はぽっくりです。
味付けはご自由ですが 塩をパラリ、で充分美味しいです。肉類の付け合せに最適です。


さて、スライスした長芋の次は 

●都合上二番に登場するメイン?の 鶏ささみ。
これは予め 酒蒸ししておきます。

2~3切れであれば、全体に塩をして日本酒をかけまわして器にラップの上 レンジで2分程度、で
出来上がります。

※但し ワタクシはあまりレンジ調理というものが好きではありませんので
ここだけは・・・時間だけはありますので鍋にお湯を沸かして

簡易蒸し器に深めの皿を載せ、塩をしたささみと日本酒で七分程度(余熱二分程度) で蒸します。

(残った汁は 良い鶏だしがでていますので薄めてスープにどうぞ)


●荒熱が取れたら蒸し汁から出して ささみの繊維にそって 細く裂きます。

・・・ここだけはちょっと自ら手を汚しましょう。貝柱くらいに細かく裂けたら 
食感が随分違います。美味しいです。
すじ、を取り除くのを忘れずに。


●キュウリを一本、長芋同様スライサーで千切りします

そして全部を混ぜ合わせる。


P1060053.JPG

写真はワタクシ 青ジソを入れております。切ってませんよ。 フリーズドライのやつです。

出来上がり。[ぴかぴか(新しい)]


味付けはお好みで。 
ワタクシは しょうゆ味・あるいはポン酢に 練りわさびをチューブ全開にして混ぜ込みます。


元気が欲しい人は生卵を落とすなり

麺つゆをかけまわすと 夏向きのおかずになります。

P1060055.JPG

麺つゆバージョン。


梅干を細かく叩いたものを合わせると さらに夏、という感じがします。

・・・キリッ と冷やした焼酎なぞに 合うのでしょうね。


シンプルならばこそ、味付けにアイデンティティーをフルスロットルで臨みませうね。

(・・・エラソウダッピ。) [モバQ]

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花山葵(はなわさび)で一杯。 [家呑み・つまみ]

高齢。・・・いや 恒例。

「ほんのちょっとだけど、送っといたからね~♪」

上越に在住の親友から 山菜のセットが届く。 もちろん彼女が実家の近辺で
自家採取したものです。
(すごーく見晴らしのよいところにご実家があるのです。お近くのため池には
サンショウウオの白い卵が浮いてるようなところです) オドロイタ

ワタクシの大好きなものをよく知っていてくれて

P1060036.JPG

コゴミ・花山葵・三月菜・ふきのとうなど


残念ながら今年はまだ山ウドは出ていないとのこと。雪が遅くまで降りましたから。
実は山ウドはワタクシの自宅近辺でもちょっと探せば・・・・売ってます(笑) ちとアクは強いケド。 

中でも一番楽しみにしているのは 彼女の実家付近に自生!している

コレ↓↓
P1060037.JPG


通称・『花山葵(はなわさび)』。 

お水の綺麗なところで、下茎ではなく上の葉っぱをのびのび育てた山葵。
・・・早い話が野生化した?山葵。

その昔、山葵の栽培場所から何かの拍子に流れてしまったものが、着いた先の土地で根付いたりすると
野生のもの? としてときどき河原で見かけたりもしますが
対外は半栽培。綺麗な水さえあれば、のびのび育ってたりします。
地下茎を育てたい場合はご存知の通り、大変な人的労力が必要なアレ、です。

まれに春先のみスーパーでご当地ものが売ってたりします。高いです。一束三百円くらいします。


ワタクシ、春先のコレにほんっっっとに 目が無いのです。

1.さっそくヤカンに お湯を沸かします。

※ 注意すること。これをただ鍋でさっと湯がいて・・・・食してもふつーに「菜っ葉のお味」 しかしません。
   風味も何も無いのです。当然辛くもありません。

  
2.花山葵を刻む。適当に。2~3センチで。

3.刻んだものを平たいザルにざっとひろげ (金網のザルでもよろし)

4.上から沸いた湯をかけまわす。←ココ 大事。ざざーーっと二、三べん。

5.ざっざっ、と湯を切ったら、密閉できる(←ハイ、ココも大事) 容器に入れて
 すぐに冷蔵庫へ。

・・・一~二時間後くらいかなぁ、おもむろに容器のふたを取って嗅いでみる。

・・・・・ツーーーーーーーーーン(涙)
山葵系の辛さが好きなヒトはここで思いっきり感涙にむせいで下さい。
よい香りが目にもキます。麗しいことこの上ない。嗅ぐだけで一杯いけそうです。

首尾よくできたな、と確認できたら、今夜のおつまみに・・・あとちっょとのガマン。

(※ここで隠し味に 砂糖をぱらり、とふる説があります。辛味が増す・風味が良くなる等諸説ありますが
ワタクシは特に処置しなくても辛味に影響は無いように思いますが・・・なにせ思いっきりの
天然モノを使用しての感想ですので、スーパーなどでお買い求めのものを使用の際には
試してみるのも一興です。)

お味付けは、あっさりポン酢、しぶく醤油、ちぎった板海苔と合わせる、などお好みで。

P1060041.JPG


さて耐乏の・いや待望の夕食時。

ツーン。さらにまたツーン。 相方と 「グハッ」 とか 「ぅぉぉおおっ」 とか 唸りながら
いただきました。

山葵の辛味成分は揮発性。ワサビチオール(だったかな)。
なので食卓に出す場合、ぎりっぎりまで容器からださないことが肝心です。
さもないと、一時間かそこいらで
 「はて、これはなんのあえものでしたかな?」 ・・・状態になるのでご注意。


食卓には当然、香り成分が放出されまくりただよいまくる。
ただひとり、我が家で 山葵がニガテな息子

「ぁあーーん、目に来るぅ。母ちゃんいい加減でやめてぇぇっ[むかっ(怒り)] 」 と悲鳴を上げておりますが


オンナの業(ごう) を そんなもんで止められるかいっっ てんで

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有り難う友よ。・・・罪だなぁ、春。



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一緒にコゴミのミソマヨネーズあえも作りました。



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アサツキのぬた。 [家呑み・つまみ]

実家に帰省した折、近所のおばちゃんが 「これ、もってけ。」 と

ズボッ

と畑から アサツキを 引っこ抜いてくれたので

もう日本酒好きとしては これなくして 春の酒宴は語れないぞ、ということで。(→アサツキ)


独りで盛り上がる。
実家方面では
畑に(勝手に)自生する ネギ科の野菜。

P1050967.JPG

ノビルほど野生のクセがなく
ネギほど粘りはなく
春に獲れた若いものほど 香りがさわやか
青いものもさることながら
晩春~秋に上部の葉が枯れ 結球したものは
信州蕎麦(そば)の薬味にはかかせないのでございます。

どこでタイミングを計るのか おソラのカミサマ、の ちょっとした ご褒美で
こんなものを 実家の畑の借主が 持参してくださった。

地酒。

P1050988.JPG


「・・・おとーさん(ウチの相方) は 呑むかな??」 と 持参してくださったおじさま。

「いや、・・・ 妻が呑みます。」 と相方。 

はい。ハイハイ。 ワタシが呑みます。ええ、相方は下戸ですが、ワタクシが美味しく頂きますとも ♪ 


てなわけで 酢味噌で 「ぬた」 を作ることに。

アサツキの 根っこの泥を よーく落として

ががががが 、 と包丁で刻んで

味噌を酢に溶かす。少な目が宜しい。アサツキが主役です。

かきまぜてしばらく冷蔵庫に置く。 なじむ。

P1050964.JPG

アサツキのぬた。

これをちびちび舐めつつ、日本酒をいただく。



・・・・・・・・・。

ぴりっとした辛味とさわやかな香り ♪♪

こたえらんねいぃすっ。[わーい(嬉しい顔)]


炊き立てご飯のおかずにこれさえあれば、と ワタクシなどは思うのですが

息子には 「・・・辛ーーーい。」 といまいち不評でしたね。
よかったよかった。



・・・・・・この味が 分るのは 十数年後で ヨロシイ。


ちなみに写真では少なめに写ってますが実際にはレジ袋一杯にいただきまして(アサツキ)
泥つきを半分貸し農園に植えてきましたが 


当分アサツキ臭い 母親で行こうと 思います。 おほほほほほほっ。 



追記:

今頃の奥信州方面にお出かけになられ  もしもアサツキをお求めになる際には
決してスーパーなぞで買ったりなさいませんよう

そこらへんの人家付近の路上で 地元の方を捕まえて

「どっかにアサツキありませんかね? 」 とでも のほほーんと 問い合わせてみましょう。

山ほど持たせられること、必定です。
それくらい、これは畑さえあれば そこいらじゅうに自生しますので。

「生えて、生えてしょーがない」 というのが 地元住民の 言い分です。


(そのくせスーパーの品台にならぶと ロクでもない鮮度のものが 四倍のお値段です。ヤな世の中ですな)


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牛蒡(ゴボウ)。 [家呑み・つまみ]

息子が 父たる旦那との散歩から帰ってきて
おもむろに

「・・・母ちゃん。ゴボウって、イイよね。僕、ゴボウが食べたいんだ。
お料理した ゴ、ボ、ウ、が。」

・・・なにやら散歩の最中にも父親相手に 熱く ゴボウについて
いかに健康に良いか、自分がどれだけ今、ゴボウが食べたいと思っているか
語ったらしい。

「ゴボウと・・・ たとえば、酢とかって 健康によさそうだよね??ね?」

・・・なんでゴボウ、なのかはさておき。

夕食のお買い物に行く前だったから
母の脳内にもしっかりインプット。


そんなわけで ゴボウを。


<ゴボウの酢漬け>

1.ゴボウはなるべく細い(ココ大事)ものを選ぶ。洗ってあればなおよろしい。

2.水道で、こすり洗う。。皮はゴボウの命なので、優しく・・・とか料理本にありますが
 好き勝手。見た目が食欲には一番大事。綺麗にしたいヒトはガンガンこする。 

3.調味液を用意。
 (酢50CCに対して砂糖大1 昆布だし少々) ←  面倒なヒト、好みがあれば寿司酢を利用するのがとて も簡単です。酸っぱいのが嫌いな人は、だし汁に酢を加えながら味を見て
 
4.茹でる。どのくらいかというと、歯ごたえが残る程度。ツケモノっぽいぽりぽり感が残る具合。

5.茹で上がったら3につけて しばらく置く。荒熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。

出来上がり。


P1050847.JPG

七味をパラリ。


さて、仕上がったものを息子に食べさせてみる。

「美味しいけど・・・出来ればもうちょっと柔らかい方が良かったかな。
それと出来れば・・・・もうちょっと酸っぱくなくて、牛肉とか入ってて、甘くて・・・」


息子はうどんやで食べた 「牛ごぼう」  が食べたかったらしいのだ。すまそ。

母がありがたく チューハイのつまみにいただいた。
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イカの塩辛。 [家呑み・つまみ]

「手作りのイカの塩辛」 なるものをいただいた。

一番困るのが、「・・・賞味期限はどのくらいですかねぇ?」 と勇気を奮って訊いたのに
「さぁ、いちお、手作りだから、ねぇ。」 ・・・って。作った本人が明らかに「?」 よく判ってないんじゃないのかと云う場合。・・・ホント困りますね。
でも、食べてみると、これがほんっっっっとに美味しいのです。 キショメッ
余計なものが入っていない味、というのがいかにアミノ酸発酵、を効率的に促すか
大メーカー、以って知るべし。 (だからといって大量生産の効率には必ずしも貢献しませんね)

ところで、色んな諸事情により、
どちらの冷蔵庫にも、一ヶ月以上冷蔵庫でほっといた塩辛、というのはざらにあるのではないか。
(※しかも一度は 開封済み、とか)

諦めきれない何か、がある場合、ヒトとしてまず一番にすべきは野生の勘に頼る、すなはち
「目で見る」・・・ そして「臭いをかぐ」。
目で見て 水が上がってる、とか明らかに異変がある場合は速やかに捨てるべし、です。
(人工的に作られたもので「水が上がっている」ものは大半ヤバい、というのがワタクシ独自の見解ですが、うなづかれる諸氏も少なくないかと。)
肉眼で確かめた時点で異常が認められない場合は臭いを嗅いでみる。あらゆる生き物の基本ですね。
ここで「ヴ・・」 と本能に訴えかける臭いがした場合、明らかにNGですので速やかに処分しましょう。
その臭いも「?」 な場合・・・・
思い切って工夫して食べちゃいましょう。cassis、体を張って実験くん、ですよ。

フライパンにオリーブオイルをひったひたに入れ、ニンニクひとかけも刻んで入れ、
弱火にかけます。

ニンニクから泡が出始めたら、塩辛投入。
じっくり火を入れて炒めます。オリーブオイルで煮るがごとく、です。

やがて塩辛の水分が出て、全体的にもったりした感じになってきます。さらに炒めます。
水分がはっきり分離してきます。
陶器製の容器に移しいれ、しばらく置くと、分離した水分が上に溜まっています。これを捨てます。
すると、容器の中にはペースト状の、あたかもアンチョビ状の何か、が残ります。コレが今回の目玉。

これを、ゆでたジャガイモ、と混ぜるのも美味しいのですが、ワタクシは刻んで茹でた「サトイモ」をつぶし、
これと混ぜこむのが大好きです。
好みでバターも混ぜると・・・・あら不思議。俄然イタリアーーン[るんるん]なお味。口中をナポリの海風が吹き抜けます。(ホントかいな)

これにお醤油をちょっぴりたらすと日本酒がなんぼでも進んで困る、と云う人が居ますが(ワタシだ)
レモン汁をちょ、っと垂らすと驚くなかれ、元は塩辛、のこのおつまが ワインのお供になっちゃう。
(※ワインに生臭モノはキライ、というワタシもこれはイケます)

・・・このレシピ、本当はアンチョビとサトイモ、を使うように元もとは教わったのですが

塩辛+ニンニク+レモン汁=アンチョビ・・・・・

おっと、うっかりまともなレシピ扱いしそうになりましたが、これは賞味期限切れ?疑惑の塩辛。
アンチョビなんかではございませんし、もとより食べれれば御(おん)の字でございますね。

出来上がりはこんな感じ。
P1050706.JPG

ぱらっ、と七味を振りかけて、いただきます。あ、見た目はけっこう厳しいです。

市販の塩辛、で作る場合は極力、消費期限内、で作ることをお勧めします。
けっこう保存には向かない色んなものが混入してるんじゃないかと思いますので。

「・・・賞味期限過ぎてるからねぇ・・・」 とか云って言い訳して
独りで食べる、このバチ当たり、でございます。うふふふふ。


こないだNHKで大王イカ、観ました。・・・興奮しました・・・・。昨年の夏、自然史博物館で全長の模型を見てきたばかりだった自分にとっては、かなりファンタジックな内容&映像でして。・・・
(我が家的にエキサイトしていたのはワタクシ独りでしたが)

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割って・炒る家庭。 [家呑み・つまみ]

夜も更けてくると、息子の付き人兼ワタクシの配偶者でもあり
我が家の主たる扶養者という肩書き沢山の夫が

なにやら台所でごそごそやっている。
やがておもむろに扉がガッと開くと
こんなものを片手にただならぬ様子の旦那が立っている。



horror MIX[どんっ(衝撃)]
↓↓↓



ホラー色に弱い方はご遠慮下さい。・・・




P1050647.JPG

別にホラーでもなんでもないです。




あわやcassis[exclamation×2]

積年の重圧に耐えかねてブチ切れた夫の手にかかる・・・・・?[どんっ(衝撃)]

[夜]


だいじょぶ。ちゃんと優しくしてます(・・・それなりに)。


「食べる~?」

この秋、ワタクシがせっせと拾った銀杏。
(この涙ぐましい顛末を知りたい方は 過去ログ→ココご参照のことですよ)

お正月からごくたまにワタクシがからからと炒って 「あちち、」とか言いながら
もごもごむぐむぐと つまみにしていたのですが
この夫はあるとき突然 天啓を受けたかのごとく 食べ物にハマる時が有り
年明けて 「銀杏、旨いね~♪」 と
数粒ポットから取り出しては 炒り炒りしている。

銀杏はそのまま炒るとはぜてしまってエラいことになるので
(複数の実がタイミングを合わせて同時多発的に爆発する)

あらかじめペンチで殻を割ってからフライパンで乾炒りするのだ。
このペンチで割る、という作業が 繊細でないcassisにはムツカシイんですよ。
・・・たいがい凄惨な事故現場に横たわる無残な銀杏の轢死体、を拝む事になる。

ここのとこのコツ、を旦那様は良く掴んでいるらしく、・・・
パチン、パチン、と小気味よい音に続いて、からから、からからフライパンの音。
やがて

「焼けたよ~ん♪ 食べる?」

もっぱら近頃は食べ役 の息子とワタシの前に運ばれてくる数粒は
程よくヒビが入って剥きやすい。
「あぢっ」 とか 「苦い」 とか云いながら

ほふほふ食べている。


「銀杏て、どのくらい昔から食べられているんだろうねぇ」

植物の中ではかなり原始的な形態を残しているものだそうだから
はるか古代から食べられていただろうか。
やってることはつつましくもいじましいのだが、イメージは壮大だ。

銀杏の歴史、について思いを馳せて見たい方の為に。 たまには文化貢献してみますね。
「生きた化石」


・・・思いを馳せすぎて食べすぎて、 明け方お腹を壊したりしている。

 

自らへの文化貢献度は極めて低いワタクシである。



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落花生。 [家呑み・つまみ]

カテゴライズが結構無理やりだと 自分でも思う。

先日、息子が合宿で千葉に行った。
付き人の旦那に、「お土産を」 と頼んでみた。
・・・

千葉ですからある程度、予想はしていた。というか
個人的にあまりピーナツは体質的にあわないので好きではない。
炒ったピーナツを食すると胸焼けがする。

なのでピーナツなら 「茹でピーナツ」 (美味しいよね)、 あるいは 他のお菓子を・・・。
と あらかじめ 伝えておいたが

こちらサイドで調べて伝えた 帰途のみやげ店、の選択がまずかったらしい。
車で出掛けたからって、『道の駅』は、地域的に

農産物しか置いていないのだ、ということを
極めて近似値的な地方に住んでいながら 何故気づかなかったのだろう。

当然のことながら
農産物しか置いていない『道の駅』で
土産と云えば 「落花生」 しか置いてないのだ。
そんなわけで
旦那が持ち帰ったものは「落花生」。

一見 茹でてある風だったので 「お♪」 
だったのですが、

P1050618.JPG

・・・殻をむいてある、フツーに炒った落花生だったのです。

P1050622.JPG

もしかして、『〇〇剥いちゃいました』 て アレ路線なのか。
この、落花生の殻を剥いたもの(薄皮がそのままなのが地味に疑問) に

パッケージされた みそ がついている。
どうやら、薄皮をむいて、これにつけて食べろ、という趣旨らしい。
さっそく息子と共に試食。

同時発声 : 「しょっぱい[exclamation][たらーっ(汗)]」 「甘い[exclamation][たらーっ(汗)]

えもいわれぬ複雑怪奇な「甘さ」 と「しょっぱさ」 の由来は
味噌に併せられた 蜂蜜 と 醤油  由来らしい。
果敢な息子は二口めに挑戦したが、・・・・ さすがの 「モノを大切に」 がモットーの息子も
手が止まる。
・・・ 
この甘くてしょっぱい つけだれ味噌に まぶして食べるのか、つけながら食べるのかは知らぬ、
だがしかし
これ、美味いの??? どのへん????

今までワタシが抱いていた千葉に対するイメージと落花生に対する認識とお土産に対する既成概念
それら総てがこの地味な一瞬にすべて覆されたといっても過言ではないくらいのショックだ。

・・・
「ご当地」 のなんたるかもしらず安易な気持ちで土産などねだったワタシに対する
天罰だったのかもしれない・と思ってみる。

帰宅した旦那に食味させてみる。

やはり 「他の何処にも応用が利かない[たらーっ(汗)]」 味である、とのこと。

[キスマーク][キスマーク][キスマーク]


エラい息子は、毎食後に数粒 ぽりぽりと食べている。
「ぼくのおつまみ♪」 だそうだ。
だが添付の「みそ」 の話をフると 暗い顔になる。


捨てざるを得なかったモノ、についての深い悔恨の念、がさせるのだと思う。


(余談: 「こんなの写真に撮ってたんだ」 と旦那に言われたが、・・・ホントは゛美味しいレポート゛ を書きたかったんだぃ  きしょめぃっ[バッド(下向き矢印)])



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鯖缶納豆(・・・え゛ーー)。 [家呑み・つまみ]

ご覧のタイトル通り。

材料は以下に。

納豆 1パック
サバ缶(水煮)  一缶
ネギ 適宜
醤油 適宜

1  納豆1パックをかく。
2  ネギを適宜刻む。
3  1と2 を ほぐしたサバ缶と ガーーーッ と混ぜる
4  3に醤油を適宜混ぜて 出来上がり。

・・・写真はありません。というか撮りません。
色合いも 見た目も ナンと云うか 「え゛ーーーっっ」 な感じです。
実家近くの酒飲みのおばちゃんから教わりました。
(・・といいますか、実家の近所のおばちゃん連中は大概酒飲みです。ああ怖や。)

せめて仕上げのネギは上からぱらっ・・・っと
「そんなもんいらん。   がーーっと全部混ぜるのっ、ぜーんぶっっ」

食材も安価なので、興味のある方はお試しを。
味は・・・・

うーーん。どうしても日本酒が欲しくなるお味。[黒ハート]
個人的には納豆の糸、が引かなくなるまで混ぜると舌触りよろしいかと。
そいで

裏技がさらに。
一口すくった このサバ缶納豆に ちょこと ワサビをのせて。

誰にも見られたくない感・大のこの「おつま」ですが
秋の夜長に1人呑み・・・・なーんてときには おススメです。

(だけどねぇ・・・・見た目がねぇ・・・・・[眼鏡])

参考までに調べましたら、
東北地方では 納豆とサバ缶をコラボで利用するのは
かならデフォルトなようでありました。(うどん、など)

生卵を落として 食べたら美味しかろう。と 考えておりましたらやはり
既にポピュラーに食されているようでして
なるほど食味重視の実質主義がここにも生きているなぁ、と・・・

息子と旦那は手も出しません。・・・独り占めできて、幸せです。フン。

それにしても、サバ缶、のあのプルトップ? 方式のアレ、
あの切り口、なんとかならないものでしょうか。
確かに「開け方注意、切り口で手を切らないように」・・・と注意書きがありますけど・・・
主婦ですから、
開けた後の缶、を汚れたままで放置しておくわけには行かないのです。
注意して洗うのですが・・・・スポンジを突っ込んで中まできれいに、と
つい熱を入れてやっているうちに
「いでででっ」[どんっ(衝撃)]

昨日もワタクシ、注意していたにもかかわらず・・・
人差し指に傷テープをまいています。ワタシだけなのでしょうか。毎回毎回・・・[たらーっ(汗)]
随分前からトラウマ、です。

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これは缶きりで開けるやつ。

参考レシピ :

『ひっぱりパスタ』  http://cookpad.com/recipe/993794  ←クックパッドにこんなのが。
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